高島屋は、天保2年(1831)正月10日、京都・烏丸高辻(京都市下京区烏丸通高辻下ル)に古着・木綿商「たかしまや」を開いてから今年で創業195年に及ぶ歩みを、創業史料や美術品、呉服、広告宣伝物など多彩な資料によってたどるシリーズ企画の第Ⅰ期目にあたる展覧会を開催中です。
創業から大正5年(1916)12月1日にそれまで東京府東京市京橋区西紺屋町(東京都中央区日本橋)にあった東京店(のち日本橋店)を京橋区南伝馬町(東京都中央区日本橋)に新築移転する頃までが取り上げられています。
展示では、初代である飯田新七の肖像や創業家に伝わる古文書、商い初めからの取引を記録した帳簿などを公開するほか、新選組に関連する新発見資料も紹介されています。
― ◇ ◇ ◇ ―注目は、─
新選組の隊旗は「高島屋でこしらえた」―と故子母澤寛氏がその著書『新選組遺聞』で紹介したエピソードですね。
このときの帳簿による(「くわしき事ハ誂帳ニあり」、実際には「誂帳」は所在不明らしい…)と、高島屋からの商品代金約6両(「六両壱歩壱朱」)の請求に対し、新選組(「シンセくみ」)からは5両の支払い(「五両受取」)はあったが、残り分である1両1歩1朱については未払い(「金壱両壱歩一朱不足」)な状況で、納めた品物の詳細も不明なようです。
高島屋史料館(大阪市浪速区日本橋)企画展示室で、企画展「タカシマヤ クロニクル 百・華・繚・乱 第Ⅰ期:百の時代」が開催中。3月30日まで。入館料は無料。
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