宮帯出版社から刊行された『大坂の陣 豊臣方人物事典』は、大坂冬の陣・夏の陣で大坂城に群集した家臣、古参・新参の諸士、女房たち1113人を史料に基づき収録した、豊臣方では初の人物事典で、北川央・大阪城天守閣館長の監修の下、史料に基づき一人ひとりの人物が詳述されています。
◎『大坂の陣 豊臣方人物事典』
以下、目次を掲載―
- 秀吉没後の豊臣家と大坂の陣(北川央)
- 大坂城中の五人衆
- 大坂の陣 豊臣方人物
- 大坂の陣 豊臣方人物(女房衆)
- 巻末付録/付録(下記参照)
- 大坂冬の陣・夏の陣で豊臣方に加勢した家臣、古参・新参の諸士、女房たち1000名以上を収録した初の人物事典。
- 本書に収録した人物の記述はすべて史料に基づくもので、その出典がもれなく明記されている。
- 開きやすさと堅牢性を兼ね備えた製本方法を採用。当該ページを開いたままにしておける。
- 付録も充実!
- 「豊臣秀頼御上洛之次第」に記載された豊臣家の家臣団のリスト(翻刻)
- 「慶長十六年禁裏普請帳」における「大坂衆」
- 大坂七組
- 大坂籠城中の軍職等
- 大坂籠城諸士・女房らの相関図
- 重要文化財『大坂夏の陣図屏風』(右隻・第3~4扇、大阪城天守閣蔵)のカラー拡大図(A2サイズ相当)
待ちに待った!書籍が刊行されましたね。思えば、私が最初に卒論のテーマにと考えたのが「大坂衆」でしたが、資料収集に関して歴史知識がまだ乏しかったので、諦めたんですよね。
しかも、平成5年(1993)に大阪城天守閣にて催された「豊臣秀頼展」生誕400年記念特別展で展示されていた山口県文書館所蔵『豊臣秀頼御上洛之次第』が翻刻されている点も大注目ですよ。
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