岩田書院から刊行された『論集戦国大名と国衆』の第17巻は『安芸毛利氏』をテーマにされています。以下、目次を掲載―
◎村井良介編著『安芸毛利氏』(『論集戦国大名と国衆』第17巻)
『毛利氏の研究』(『戦国大名論集』第14巻、吉川弘文館)刊行後の、1980年代以降に発表された安芸毛利氏に関する重要な論文13編を再録し、編者による研究動向を整理した総論を付す。
- (目次)
- 村井良介「総論 安芸毛利氏をめぐる研究について」(新稿)
- 松浦義則「戦国期毛利氏『家中』の成立」(『史学研究五十周年記念論叢 日本編』所収)
- 松浦義則「国人領主毛利氏の給所宛行状の成立」(『芸備地方史研究』129)
- 和田秀作「毛利氏の領国支配機構と大内氏旧臣大庭賢兼」(『山口県地方史研究』64)
- 木村信幸「戦国大名毛利氏の知行宛行とその実態」(『史学研究』174)
- 柴原直樹「毛利氏の備後国進出と国人領主」(『史学研究』203)
- 菊池浩幸「戦国期『家中』の歴史的性格―毛利氏を事例に―」(『歴史学研究』748)
- 今岡典和「戦国期の地域権力と官途―毛利氏を素材として―」(『古代・中世の政治と文化』所収)
- 馬部隆弘「城郭支配政策からみた戦国期毛利氏の権力構造」(『新視点 中世城郭研究論集』所収)
- 長谷川博史「毛利氏の出雲国支配と富田城主」(『科研報告集 戦国期大名毛利氏の地域支配に関する研究』所収)
- 山本浩樹「戦国大名毛利氏とその戦争」(『織豊期研究』2)
- 菊池浩幸「戦国大名毛利氏と兵糧―戦国大名領国の財政構造の特質―」(『一橋論叢』123-6)
- 長谷川博史「戦国大名毛利氏の徳政―天正七年出雲国一国徳政令を中心として―」(『史学研究』183)
- 上田祐子「戦国大名と村落社会―周防国山代地方の地侍を中心として―」(『山口県史研究』4)
この記事へのコメント