戎光祥出版から刊行された『シリーズ・中世関東武士の研究』の第13巻は『房総里見氏』をテーマにされています。以下、目次を掲載―
◎滝川恒昭編著『房総里見氏』(『シリーズ・中世関東武士の研究』第13巻)
里見氏の安房入部の過程、天文年間の内訌の位置付け、関東足利氏との関係、本拠稲村城・館山城の問題など、必読論文21本が収録されています。
(目次)
総 論 房総里見氏論(滝川恒明)
第1部 里見義実と前期里見氏
Ⅰ 中世城館跡の調査と保存・活用―里見氏稲村城を中心に―(峰岸純夫)
Ⅱ 美濃里見氏小考(滝川恒昭)
Ⅲ 里見義実の安房入部(長塚孝)
Ⅳ 里見義通義豊義堯世次及事実の弁誤(重野安繹)
Ⅴ 里見義豊の政治的地位(黒田基樹)
Ⅵ 鎌倉府重臣里見刑部少輔の動向(須藤聡)
第2部 天文の内乱と稲村城
Ⅰ 天文二・三年の安房里見家内訌について―研究史の整理と問題点―(岡田晃司)
Ⅱ 房総里見氏の歴史過程における天文の内訌の位置付け―関係史料の紹介をかねて―(滝川恒昭)
Ⅲ 房総里見氏の歴史における稲村城(滝川恒昭)
第3部 後期里見氏と関東足利氏
Ⅰ 小弓公方足利義明―房総を舞台に活躍した関東足利氏の一族―(佐藤博信)
Ⅱ 里見氏と岡本城(滝川恒昭)
Ⅲ 喜連川頼氏の寄寓に就て(大野太平)
Ⅳ 豊臣期における喜連川氏の動向(斉藤司)
第4部 近世大名里見氏とその終焉
Ⅰ 館山城についての一考察(川名登)
Ⅱ 館山町成立の契機について(岡田晃司)
Ⅲ 中世・近世移行期の房総(山田邦明)
Ⅳ 里見氏にあてた家康の起請文(滝川恒昭)
Ⅴ 鳥取県東伯郡北条町北尾の八幡神社に伝わる里見忠義寄進棟札について(島津晴久・岡田晃司)
第5部 里見氏の諸資料について
Ⅰ 南房州見学の記(土曜会)
Ⅱ 里見家永正元亀年中書札留抜書(内閣文庫蔵)(佐藤博信)
Ⅲ 里見義堯と〝おびんづるさま〟(早川正司)
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