(書斎の窓)平井上総編著『長宗我部元親』(『シリーズ・織豊大名の研究』第1巻)
戎光祥出版から刊行された『シリーズ・織豊大名の研究』の第1巻は『長宗我部元親』をテーマにされています。以下、目次を掲載―
◎平井上総編著『長宗我部元親』(『シリーズ・織豊大名の研究』第1巻)
長宗我部氏権力や夫人の出自をはじめとする元親周辺の問題、土佐国の諸領主たちの動向など、入手困難な重要論文14本が収録されています。
(目次)
総 論 長宗我部元親の四国侵攻と外交関係(平井上総)
第1部 権力論
Ⅰ 永禄末期における長宗我部氏の権力構造―『一宮再興人夫割帳』の分析を中心に―(市村高男)
Ⅱ 織豊期長宗我部氏の一側面―土佐一条家との関係(御所体制)をめぐって―(秋澤繁)
Ⅲ 湯築城跡出土の瓦について(中野良一)
Ⅳ 伊予国における長宗我部氏系築城技術の導入について―愛媛県東部の事例を中心に―(日和佐宣正)
第2部 元親の周辺
Ⅰ 長宗我部元親夫人の出自について(朝倉慶景)
Ⅱ 豊臣期土佐における女性の知行―『長宗我部地検帳』を中心に―(吉村佐織)
第3部 土佐国の領主たち
Ⅰ 戦国末期の国人本山茂辰とその家族たち(朝倉慶景)
Ⅱ 中世四国における西遷武士団のその後―土佐国久礼城主佐竹氏を中心にして―(市村高男)
第4部 史料論
Ⅰ 土佐に於ける禅僧余談(関田駒吉)
Ⅱ 仁如集堯と長宗我部國親(関田駒吉)
Ⅲ 土佐史界の開拓者谷秦山(関田駒吉)
Ⅳ 長宗我部元親発給文書に関する若干の考察―永禄期~天正後期を中心にして―(野本亮)
Ⅴ 長宗我部元親の右筆とその周辺(野本亮)
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