イギリスのチャールズ皇太子(Charles,the Prince of Wales)は、将来、国王に即位する際に、名前を「チャールズ(Charles)」ではなく「ジョージ(George)」に変更することを希望しているのだそうです。
「チャールズ」という国王は不吉って事?―
ちなみに、このまま皇太子が王位を継承するとチャールズ3世となるわけですが、「チャールズ」を冠した先代のうち、チャールズ1世は清教徒(ピューリタン)革命でオリヴァー・クロムウェル(Oliver,Cromwell)によって処刑されるというイギリス王室で唯一の国王なんですよね。
チャールズ2世は共和派の中の王党派の支持によって王政復古を果たしますが、旧教支持派で、イギリス国教会と対立。しかも、オランダとの間で英蘭戦争が起こり、財政は常に火の車状態となり、ついには軍事費以外の国庫支出の一時停止(=事実上の財政破綻)を宣言して国内経済を大混乱に陥らせました。
このように王室の歴史の中で「チャールズ」を名乗った国王が不運な生涯を送った例が多く、チャールズ皇太子としては忌み嫌ったのでしょうね。
では、何故「ジョージ」なのかというと、
チャールズ皇太子のフルネームは「チャールズ・フィリップ・アーサー・ジョージ」(Charles Philip Arthur George)。
「ジョージ」は国民から最も親しまれた国王の1人とされる祖父のジョージ6世に敬意を表したもので、皇太子は、それを引き継ぐジョージ7世を熱望しているようです。
過去にもイギリス国王が改名した例はあって、ヨーク公アルバートが即位してジョージ6世と名乗ったというのが一番近いところ―
ちなみにこのジョージ6世が前述したように現国王エリザベス2世の父であり、チャールズ皇太子の祖父にあたる人物です。
改名については、即位後に開かれる枢密院で、新国王がどう名乗るかを決めることに決まっていて、決定に際し議会や首相の同意は必要ないという事です。
この記事へのトラックバック

この記事へのコメント