いざ出かけてみると、眼前にはそびえ立った天守閣の姿。
その場所に近づくにつれ、城下町の街並みを観ては「この城の縄張りはこうなんだな!」って考える。
また、立派な石垣や土塁の数々、中には自然の河川を有効利用したお堀も面白い―
そんな楽しさが味わえる“お城巡り”がブームだとか―
財団法人日本城郭協会が選定した「日本100名城」に則り、選定された全国の城郭を巡る『「日本100名城」選定記念スタンプラリー』という企画もあるそうです。
さて、1月からNHK教育テレビで始まる趣味講座において、趣味工房シリーズ・直伝<和>の極意「体感・実感!にっぽんの名城」(全12回)と題したシリーズが放送されます。
講師として千田嘉博・奈良大学文学部文化財学科教授を迎え、“歴ドル”の美甘子さんが生徒として教わります。
その概要は以下の通り―
【NHK趣味講座 趣味工房シリーズ・直伝<和>の極意「体感・実感! にっぽんの名城」】
○毎週木曜日午後10時~10時25分(再放送は翌週の木曜日午後1時05分~1時30分)
- 第1回 世界遺産の華麗な技と美 姫路城 【城歩きの道具】
=1月6日/再:1月13日 - 第2回 「日本最強?」のひみつ 熊本城(1) 【天守を撮る】
=1月13日/再:1月20日 - 第3回 「日本最強?」のひみつ 熊本城(2) 【
櫓 ・堀を撮る】
=1月20日/再:1月27日 - 第4回 天下人家康の「究極の城」 名古屋城 【絵図を読む】
=1月27日/再:2月3日 - 第5回 天下無双の「
要塞 」 大坂城(1) 【歴史資料を読み解く(1)】
=2月3日/再:2月10日 - 第6回 天下無双の「
要塞 」 大坂城(2) 【歴史資料を読み解く(2)】
=2月10日/再:2月17日 - 第7回 独眼竜政宗の「野望の跡」 仙台城 【政宗像を撮る】
=2月17日/再:2月24日 - 第8回 真田一族ここにあり 上田城&松代城(1) 【模型をつくる(1)】
=2月24日/再:3月3日 - 第9回 真田一族ここにあり 上田城&松代城(2) 【模型をつくる(2)】
=3月3日/再:3月10日 - 第10回 浅井三姉妹のふるさと 小谷城 【山城歩きの装備】
=3月10日/再:3月17日⇒再放送決定!4月9日(土)午後3:00~3:24(教育テレビ)にて… - 第11回 「縄張り図」を読む
鹿背山城
=3月17日/再:3月24日⇒再放送決定!4月9日(土)午後3:24~3:48(教育テレビ)にて… - 第12回 「縄張り図」をかいてみよう!
=3月24日/3月29日(火)午前10時30分~55分⇒再放送決定!4月9日(土)午後3:48~4:12(教育テレビ)にて…
この番組のテキスト本には、特別付録として上田城の組み立てペーパ-クラフトが巻末に付いています。興味ある方は是非!
“お城巡り”、最近殆んどやってません!(笑)
初めて“お城巡り”をやったのは、もう何年前になるのかな?父と一緒に安土城築城400年まつりってのに行った安土山ですね。現在の様に発掘や整備もされていない完璧な登山ルートって感じでしたが、今思えば“原風景”に何パーセントか近かった光景ですよね。(史学科在学中、ゼミで朝倉氏の一乗谷の話題になった時、先生が“文字に書いてある内容だけではなく、現場の地形や情景、気候・風土も考察して論じるべき”と仰ったので、友人たちと連休を利用して一乗谷遺跡まで出向いた事を想い出します!)
その時、安土山の麓周辺では「楽市・楽座」に引っかけて、露店などが出回ってましたが、陶器茶碗を売っておられたご主人が見世物として、陶器で作った安土城天主閣の模型を展示されていて、撮影の許可を頂いた上で写真におさめました。
昨今、歴女ブームとかの悪影響もそうだけど、観光産業の目玉として城下町を大々的に宣伝して観光客を呼ぼうとする余り、昔の風景に何パーセントか近かった“原風景”が破壊されつつあります。
そうした観光公害に晒されている城下町の存在を見るにつけ、今想い返すとまだ手付かずな時代が一番良き時代だったのかもしれませんね!
講師である千田先生は奈良大学文学部文化財学科の教授でいらっしゃいますね。私事ですが、約25年前に奈良大学の文化財学科目指して受験の日々を送っていました。当時の定員25人枠に対し、1次試験および2次試験の受験者数2000人、つまり80倍の難関という具合でしたもんね。まぁ、結果として違う学校の史学科に合格でき、歴史研究のイロハを習う事になりますが、懐かしさが溢れてきます!!(笑)
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