
懐かしい番組を再び観る事ができます。
それは「天皇の料理番」という作品で、昭和55年(1980)10月から翌56年(1981)3月まで全19話がTBS系列で放送された作品です。
宮内省大膳職主厨司長(総料理長の事、現在では宮内庁管理部大膳課主厨長をさす)を務めた秋山徳蔵氏の青年期から主厨司長になるまでを描いた作品となっています。
※(参照)秋山徳蔵氏の略歴
明治21年(1888)、福井県南条郡武生町(現・越前市)で料理屋を営む高森家の二男として生まれ、明治37年(1904)、華族会館料理部に就職。以降、同38年(1905)、精養軒料理部に就職、同40年(1907)、三田東洋軒料理部に就職などを経て、同42年(1909)、本格的な西洋料理修行のため渡欧。まず、ベルリンのホテルアドロン料理部へ就職。翌43年(1910)、パリに渡航し、在仏日本大使館付きの安達峰一郎参事官の推薦で、ホテルマゼスチィック料理部、次いで同45年(1912)にはレストランカッフェドパリ料理部に就職。帰国後、大正2年(1913)東京倶楽部料理部長に就職。同年6月、『仏蘭西料理全書』を刊行。同年7月、秋山俊子と結婚し、秋山篤蔵と名乗る。同年10月、宮内省大膳寮に就職。同年12月、厨司長に就任。同6年(1917)、宮内省大膳寮主厨司長となって以降、大正、昭和の2代にわたって天皇家の食事、両天皇即位御大礼の賜宴、宮中の調理を総括。昭和47年(1972)に辞任するまで、「天皇の料理番」と通称された。同48年(1973)、正四位、勲三等瑞宝章授賞。翌49年(1974)没、享年86歳。
(あらすじ)
明治36年(1903)、場所は福井県南条郡武生町(現・越前市)。旧家の次男坊として生まれた少年・秋山篤蔵(堺正章さん)は10歳の時に禅寺に入門していました。
或る日、禅寺の和尚の御供として鯖江の連隊(→鯖江だから陸軍歩兵第36連隊ですよね?)へ出かけた時の事。将校の集会場辺りから漂う香ばしい匂いが篤蔵の鼻先をとらえました。
今まで嗅いだ事もない素晴らしい匂いの元を料理担当の田辺伍長(目黒祐樹さん)に訊ねる篤蔵。それは「カツレツ」という西洋料理だったのでした。篤蔵は一口御馳走になり、余りの美味しさに驚きの声をあげる。そして、この出来事以来、篤蔵の西洋料理への憧れが大きくなっていきます…
東京へ出て、料理の勉強をしたいと願う篤蔵ですが、両親はそれを許しません。その上、トシ子(檀ふみさん)と否応なく見合いをさせられ、強引に祝言を挙げさせられてしまいます。所帯を持った>篤蔵は、初めは大人しかったものの、その胸の内には「東京に出て、一流の料理人になる」という夢が膨らみ続けるのです。
そして
東京に上京した篤蔵は、西洋料理の道を
本場フランスに渡った篤蔵ですが、最初は見習いからスタートし、その腕をどんどん蓄えて伸し上がり、やがてシェフにまで上り詰めます。
そんな折、天皇ために料理を作らないかと日本大使館から誘われた篤蔵は、フランスでの修行を終え、宮内省内での料理人としての人生が始まります。
そして、60年余りもの長きにわたり皇室の、いや天皇のために料理を作り続けていった…
ってな感じ!
(主な出演者)
- 秋山篤蔵…堺正章さん
- 篤蔵の妻、トシ子…檀ふみさん
- 高村新太郎…鹿賀丈史さん
- 新太郎の妻、フランソワーズ…セーラさん
- 山本辰吉…明石家さんまさん
- 辰吉の先妻、キミ子…田中裕子さん
- 辰吉の後妻、みつ…朝加真由美さん
- 篤蔵の父、周蔵…織本順吉さん
- 篤蔵の母、お初…三條美紀さん
- 篤蔵の兄、周一郎…近藤正臣さん
- キミ子の父、松五郎…高城淳一さん
- キミ子の母、あき…野村昭子さん
- 新太郎の父、久次郎…小池栄さん
- 新太郎の母、さよ…久松夕子さん
- 田辺伍長…目黒祐樹さん
- 倉橋八千代…山口いづみさん
- トシ子の再婚相手、坂口勝五郎…山田パンダさん
- 仙之助…穂積隆信さん
- 梅…服部まこさん
- 桐塚弁護士…柳生博さん
- 華族会館グラン・シェフ(総料理長)、宇佐美…財津一郎さん
- 華族会館シェフ、荒木…志賀勝さん
- 在仏日本大使館参事官、安達峰一郎…平幹二郎さん
- 在仏日本大使館事務官…東野英心さん
- 精養軒シェフ、前田…木村元さん
- 宮内省事務官、浅井…佐原健二さん
- 宮内省大膳寮大膳頭、福羽逸人…鈴木瑞穂さん
- 宮内省侍従、松平慶民…久米明さん
- 宮内省事務次官…滝田裕介さん
- 池田菊苗…穂高稔さん
- 昭和天皇…中村芝雀さん
- 語り…渥美清さん
- カツレツと二百三高地
- 夜汽車とコック帽
- じゃがいもと別離
- スープと紙風船
- オムレツと堪忍袋
- アイスフライと誘惑
- 爆弾とスペシャル・ディナー
- おかゆとジゴマ
- 熱い涙と大福餅
- フランスパンと娼婦
- 恋とゲテモノ料理
- 水飴とかけがえのない女
- すっぽんスープと短刀
- 紅マスと砲弾
- おでんと帰らざる時
- シャンパンと関東大震災
- ザリガニと天皇の料理番
- 蛙のフライと見果てぬ夢
- カツレツとパリ祭(完)
実に懐かしい!ほぼ30年ぶりですしね…
実は、初めて鹿賀丈史さんという俳優さんの存在を知ったのがこの作品でした。
また、志賀勝さんの役どころは、料理の種類こそ違え、「前略おふくろ様」を想い出してしまっちゃいますよ(笑)
ドラマの見処としては、西洋料理のシェフを志す篤蔵の奮闘ぶり、そしてそれを見守る妻・トシ子との夫婦愛を軸に、様々な人々との出会いや別れに注目ですよ!
そうそう、番組のEDテーマだった堺正章さんが唄う「遥かなるレディー・リー」も良い曲です。たまにカラオケで唄ったりするんですよ!
CSのTBSチャンネルにて、あの再び感動を味わいたいと思います。



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