幕末~明治にかけて活躍した旧幕臣、勝海舟のブロンズ座像がこの程完成。霊山歴史館(京都市東山区)で報道向けに公開されました。
このブロンズ座像は、彫刻家の江里敏明さんが同館の依頼を受けて、約10か月かけて制作されました。
高さ44cm、重さ約50kg、羽織袴で右手に扇子を持ち、左手を袴に隠した姿は、明治元年(1868)3月、江戸高輪の薩摩藩邸で西郷隆盛と江戸城無血開城に向けて直談判する45歳の姿を表現し、口を真一文字に結んだ緊迫感溢れる表情に仕上げられています。
江里さんは「剣客としての身のこなしや風格、表情に苦労した」とふり返られ、同館の木村幸比古学芸課長は「江戸城開城は勝にとっても苦渋の選択だったのが表情から伝わってくるようだ」と話されています。
23日から同館で開かれる特別展「龍馬と大政奉還」(~11月24日)で一般公開されます。
同館には他にも江里さん作の坂本龍馬像やや土方歳三像も展示されていますよ。
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