(書斎の窓)現代語訳『吾妻鏡』
鎌倉時代の最も基本的な歴史書といわれる『吾妻鏡』の現代語訳版が吉川弘文館から刊行されました。
『吾妻鏡』とは、治承4年(1180)の以仁王の挙兵から文永3年(1266)の宗尊親王の帰洛までを編年体で書かれたものです。
『新訂増補国史大系』本を底本にした全16巻で構成されます。以下、各巻の構成を羅列―
○第1巻「頼朝の挙兵」:治承4年(1180)4月~寿永元年(1182)
治承4年(1180)以仁王の平家追討令旨に応じ東国各地に源氏が蜂起する。伊豆の流人..