(トピックス)奈良の都にペルシア人の役人がいた!―「破斯」木簡に記載
◇国際的知識で登用か
奈良市佐紀町の平城宮跡で出土した8世紀中頃の木簡に、古代ペルシアを意味する「破斯(はし)(Bōsī)」という名字を持つ役人の名前が書かれていた事が奈良文化財研究所の調査で判りました。
同研究所によると、木簡は昭和41年(1966)8月に、平城宮跡・東南隅の築地塀の「雨落ち溝」で出土されたもので、長さ268㎜、幅32㎜。発掘当時は文字が薄く肉眼では一部が判読できずにいたが、今年8月に赤外線撮影をしたところ、文字を判読できたようです。
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