「ぶらり信兵衛―道場破り―」

burari_shinbee.jpg

CSの時代劇専門チャンネルで放送中の「ぶらり信兵衛―道場破り―」のお話です―

山本周五郎氏の短編『人情裏長屋』を基本ベースとして、他の短編なども上手く脚色したドラマです。

“ほんわか“だったり、“ほのぼの”だったり、“しみじみ”とさせられる…派手なチャンバラや殺伐とした場面はほとんど描かれていない、人情時代劇の"代表作"って感じかな!

昭和48年(1973)10月~翌49年(1974)9月の4クール(全50話)で放送されました。

主人公は江戸の裏長屋(十六だな)に暮らす浪人・松村信兵衛で、情に厚く長屋の人々から慕われているが、腰に差している刀は竹光(本物は質屋に預けている…)で、あまりにお人好しなところが頼りなく思われることもしばしば…

だが、いつもは平和な長屋に事件が起きると、困った人を見ると放っておけない性格で、人知れず立ち上がり、皆に内緒で道場破りをして人助けの金を工面する―といった信兵衛なのでした!

この信兵衛、実は神道無念流の奥伝を究めた剣の達人であったんですね。毎回行われる、道場破りでの手合いのシーンも見ものです(笑)

道場破りといっても、道場主(師範)に勝って金を巻き上げるってのではなく、わざと負けて道場主(師範)の面子を保ってやる事で、金を工面してもらうんですね。


OPの主題歌からしてこんな感じ―
♪信兵衛さんの長屋は 十六けん
 鶴と二人でブラブラ
 向こう三軒両隣 サテ
 こふねちゃんだよ 左褄ひだりづま

 重助じいさん 夜泣きそば
 ア おぶんは十八 孫娘
 十手じって 片手に 以三は子守で
 駕籠は金太と銀太でね

 平七おあきに首ったけ
 乙吉 おまさは子沢山
 酒は源次と竜二でネ チョイト
 おきみちゃんアラいらっしゃい♪
タイトルは「信兵衛長屋」と言って、ボニー・ジャックスさんが唄ってはります。ある意味、主な登場人物の紹介SONGですね!(笑)

では、主な登場人物を「信兵衛長屋」の登場順で―

(主な配役)
  • 松村信兵衛…高橋英樹さん
  • 十六店に住む浪人。長屋では剣術の出来ない“先生”として通っている。しかし、実際は神道無念流の奥伝を取った程の腕で、「取手とって呉兵衛くれべえ」という偽名を使って道場破りをして金を稼ぎ、貧しい人たちの世話をしている。

    信兵衛が道場破りをするときの口上がこれ!
    拙者これまで各地を遍歴し、念流一刀流梶派新蔭無念流鹿島神流、あらゆる師範と 試合を致し、いまだかつて敗北した(負けた)ことのない修行者でござる、(何某)殿の御高名を聞き及び、ぜひともお手合わせを願いたく参上つかまつった、取手呉兵衛と申す、宜しく お取次ぎのほど

    ―てな感じ!
  • 沖石鶴之助…上屋健一さん
  • 沖石主殿とのも(村井邦夫さん)の子。信兵衛が預かっている。
  • こふね…浜木綿子さん
  • 深川の芸者(左褄とは芸者を意味するんですね)。おきみの姉。信兵衛に惚れている。信兵衛の道場破りを唯一知っている。

    ※「左褄」とは?
    裾の長い着物の両端の部分を褄といいます。芸者さんたちは、そういう着物を着た時、必ず左手で褄を持ち上げて歩くことから、「左褄」=芸者の意と捉えるのだそうです。
  • 重助…大宮敏充さん/藤原釜足さん
  • 信兵衛の隣の住人。夜鷹そば屋を営んでいる。
  • おぶん…武原英子さん/葉山葉子さん
  • 重助の孫娘。信兵衛の身の回りの世話をする。ちょっとした妄想癖あり!(笑)…原作では、ラストで館林様(綱吉)に仕官した信兵衛にプロポーズされ、晴れてハッピーエンドなんだけどね。
  • 針屋の以三…深江章喜さん
  • 岡っ引き。女房に逃げられ、赤ん坊と二人暮しをしている。
  • 金太…柳沢真一さん
  • 駕籠かき。銀太と同じ部屋に住む
  • 銀太…渡辺篤史さん
  • 駕籠かき。金太の相棒。
  • 平七…木田三千雄さん
  • 十六店の差配。気が弱い!
  • おあき…新山真弓
  • 平七の、歳の離れた恋女房
  • 乙吉…小島三児
  • 大工。おまさの夫。
  • おまさ…有崎由見子
  • 乙吉の女房。8人の子の母でもある
  • 源次…東京二
  • 十六店の住人たちの溜り場である「丸源」の主人
  • 竜二…東京太
  • 「丸源」の使用人
  • おきみ…紅景子
  • 「丸源」の看板娘。こふねの妹。噂話が好き!
(各話タイトル)
  1. 人情裏長屋(原作『人情裏長屋』)
  2. さむらいの子(原作『人情裏長屋』)
  3. 大当り千両長屋(原作『壱両千両』)
  4. かあちゃん頑張れ(原作『かあちゃん』)
  5. 奇妙な仇討ち(原作『ひとごろし』)
  6. 危うし!ねずみ小僧(原作『宵闇の義賊』)
  7. 大砲がやってきた!(原作『万太郎船』)
  8. 二十三人の裸侍(原作『鍔鳴り平四郎』)
  9. 九年目の浮気(原作『並木河岸』)
  10. 居候が恋をした(原作『扇野』)
  11. 立退き大作戦
  12. 金太の嫁さん(原作『釣忍』)
  13. はきだめの鶴坊(原作『長屋天一坊』)
  14. 迷刀関の孫六
  15. 泣くな又平(原作『貧窮問答』)
  16. 大騒ぎ芝居見物(原作『枡落し』)
  17. やきいもや(落語『紺屋高尾』『唐茄子屋』)
  18. おぶん可愛いや孫娘
  19. 乞食はつらいよ(原作『よじょう』)
  20. 石になった道場主
  21. 追って沙汰する
  22. ちちんぷいぷい(原作『なんの花か薫る』)
  23. 意地豆腐(原作『こんち午の日』)
  24. 片想いみれん橋
  25. 妻と呼びたい(原作『野分』)
  26. 悪い道場良い道場
  27. まごころ(原作『ちゃん』)
  28. 鶴が泣くとき酒が降る(落語『二十四孝』)
  29. ともしび(原作『凍てのあと』)
  30. あるとき払い(原作『裏の木戸は開いている』)
  31. もらい水
  32. おりんと村次(原作『ほたる放生』)
  33. ころび茶碗
  34. むかしも今も(原作『むかしも今も』)
  35. 平七おあきに首ったけ
  36. ふり袖娘剣法(原作『藤次郎の恋』)
  37. 通しゃんせ(原作『将監さまの細みち』)
  38. ガマの油(落語『長屋の花見』『仇討屋(高田馬場)』『ガマの油』)
  39. かんにん袋(原作『評釈堪忍記』)
  40. めぐりあい
  41. とまれ銀太
  42. わらじ(原作『武家草鞋』)
  43. 侍だましい(原作『末っ子』)
  44. うちへおいで
  45. 植木屋辰造
  46. 鍔鳴り浪人(原作『鍔鳴り平四郎』)
  47. 当らぬも八卦
  48. 五分の虫(原作『足軽奉公』『足軽槍一筋』)
  49. いもうと(原作『あんちゃん』)
  50. 十六店は異常なし
― ◇ ◇ ◇ ―

久し振りの視聴です。民放(“関テレ”だったか、KBS京都だったか?)で視聴して以来ですね。その時は、全話視聴していた訳ではなかったので、“おぶん”や“重助”が途中で代わってたのに気付きませんでした。(でも、“おぶん”のイメージは武原英子さんです!)

信兵衛役の高橋英樹さん、この役は舞台やテレビで再演されておられますね。一番のハマり役といってよいかもしれませんね!

"「ぶらり信兵衛―道場破り―」"へのコメントを書く

お名前:[必須入力]
メールアドレス:
ホームページアドレス:
コメント:[必須入力]

※ブログオーナーが承認したコメントのみ表示されます。