「南町奉行事件帖 怒れ!求馬」

「南町奉行事件帖 怒れ!求馬」

現在、時代劇専門チャンネル「南町奉行事件帖 怒れ!求馬」が放送中です。

「水戸黄門」の現シリーズで助さんこと、佐々木助三郎を演じておられる原田龍二さんの初主演作でもありますね。放送されたのは、平成9年(1997)11月~10年(1998)2月の1クール全13話でした。以降、「南町奉行事件帖 怒れ!求馬Ⅱ」(全17話)「大江戸を駈ける!」(全15話)と、2作品が続きました。

主な配役として…

・根岸求馬=原田龍二さん
・北町同心、姉崎真吾=田中健さん
・求馬の母、巴絵=野川由美子さん
・求馬の兄、北町与力 榮太郎=岡野進一郎さん

・求馬の乳母、 蕎麦屋「千鳥」の女将、お松=沢田亜矢子さん
・お松の娘、お花=竹本聡子さん

・岡っ引き、お京=宮内知美さん
・岡っ引き、為吉=湯原昌幸さん

・北町同心、花井市之進=森宮隆さん
・花井市之進の母、咲絵=伊藤榮子さん

・芸者、豆千代=野村真美さん

・求馬の祖父、江戸町奉行(南町)根岸肥前守鎮衛=故田村高廣氏
・大田蜀山人=植木等さん 
・田安幽斉(徳川田安斉匡)=森繁久彌さん

◇各話データ

「南町奉行事件帖 怒れ!求馬」(全13話)
  1 両国橋に駒が飛ぶ
  2 大奥に駒が飛ぶ
  3 歌麿美人画の謎
  4 密命帯びた男の剣
  5 騙されつづけた女
  6 消えた女囚
  7 濡れ衣晴らす乳兄弟
  8 罪を償うお役者小僧
  9 親子引き裂く贋小判
 10 お見合い誘拐事件
 11 肥前守暗殺!
 12 消えた死体
 13 求馬危うし!

「南町奉行事件帖 怒れ!求馬Ⅱ」(全17話)
  1 消えた美女二人
  2 泣きぼくろの女
  3 おれは用心棒
  4 女将と泥棒・味な対決
  5 父親はだれ?
  6 生き返った幽霊
  7 友を斬る!
  8 変装大作戦
  9 噂の女
 10 江戸から米が消えた!
 11 お見合いにご用心!
 12 料理切手は悪の味
 13 孫の駆け落ち
 14 妹は可愛い小悪魔
 15 疑惑の炎
 16 鯛だけが知っていた
 17 すべてを賭けて守るもの

「大江戸を駈ける!」(全15話)
  1 隠密同心誕生!
  2 殺された純情
  3 明日なき暴走
  4 師走の目撃者
  5 身勝手な欲望
  6 狙われた休日
  7 瞳に映る真の情
  8 人質は花嫁
  9 秘剣!闇の太刀
 10 陽のあたる場所
 11 炎に仕組まれた罠
 12 島破りの二千両
 13 はめられた名奉行
 14 危険な好奇心
 15 正義の剣よ永遠に

この作品の主題歌でBEGINが唄う「愛が走る」も結構好きでした。現在でもカラオケで唄ったりしてます!


ただ、最後のシリーズとなった「大江戸を駈ける!」は個人的には秀作とは思えないほどの駄作でしたね。(こういうところが、東映時代劇の企画のなさ、なんでしょうね。路線変更しなければ、「江戸を斬る」のように8部あたりまで続いてた気がするのですが…)

― ◇ ◇ ◇ ―

この作品に登場する根岸肥前守鎮衛やすもりは、佐渡奉行や勘定奉行、江戸町奉行(南町)を歴任した下級幕吏です。

元々は150俵蔵米取りの下級御家人である安生太左衛門定洪の三男でしたが、同じく150俵取りの下級御家人・根岸家の当主、衛規の末期養子(実は父の定洪が根岸家の御家人株を買収した…)として、22歳の時に根岸家の家督を相続します。

養子に入ったときの知行が150俵。佐渡奉行になり200俵、勘定奉行になり500石、江戸町奉行(南町)となって、死ぬ直前に1000石となって、旗本格で生涯を終えています。

根岸鎮衛の有名な話として、その著書である『耳袋(耳嚢)』が挙げられます。これは、鎮衛が佐渡奉行在任中から亡くなる直前までおよそ30年以上に亘って書き溜めた世間話の随筆集です。全10巻1000編もの膨大な量に及びます。

この「南町奉行捕物帖 怒れ!求馬」でも事件解決の締めとして鎮衛役の故田村高廣氏が事のてん末を書き留める形でエピソードを終わらせていますしね。

根岸鎮衛は個人的には、平岩弓枝さんの著書『はやぶさ新八御用帳』シリーズでしか知りませんでした。その昔、単発のドラマもので『はやぶさ新八御用帳 大奥の恋人』(平成2年=1990)が放送された際も、確か根岸鎮衛役を故田村高廣氏が演じられました。(『御宿かわせみ』での神林通之進役といい、平岩弓枝さんの作品には欠かせない役者さんだったんですよね!)

また、主人公の根岸求馬は、根岸鎮衛の孫として設定されていますが、彼は架空の人物です。ただ、求馬の兄である榮太郎、後の根岸衛奮は、幕末期に新潟奉行・奈良奉行・外国奉行・勘定奉行・大目付・勘定奉行・江戸町奉行(南町)・講武所奉行並・関東郡代・一橋家家老…など幕府の要職を歴任した人物でもあります。

この根岸衛奮は開幕期から幕末期に至る幕府諸役人の任免記録を記した『柳営補任』の編者なのでそうですよ!(←大変、お世話になってます、ハイ!笑)

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