NHK大河ドラマ「天地人」

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平成21年(2009)のNHK大河ドラマとして戦国大名・上杉景勝の家臣、直江兼続の生涯を描いた「天地人」(全47話)が放送されました。

原作は『新潟日報』で平成16年(2004)1月から同17年(2005)4月にかけて連載された火坂雅志さんの同名小説です。

戦国から江戸時代にいたる動乱の時期に上杉謙信亡きあとの上杉家を支え抜」き、「天下を取るよりも『義』を取ることが重要と説いた謙信との出会いや、跡継ぎの上杉景勝への忠義、年上の妻への愛情を通して、混乱した世の中で大切な人のために強く生き抜く姿を描」いた作品となっています。

― ◇ ◇ ◇ ―

番組タイトルである「天地人」は、江戸時代中期頃に書かれた『北越軍談』の付録であった「謙信公語類」の中に記載された

輝虎(=謙信)公の曰く。天の時、地の利に叶い、人の和ともに整いたる大将というは、和漢両朝上古にだも聞こえず。いわんや、末代なお有るべしと覚えず。もっとも、この三事整うにおいては、弓矢も起こるべからず、敵対する者もなし。
から採られています。要約すると、
謙信公が仰るのには、天の巡り合わせが良く、地勢の有利さに恵まれ、家臣や領民が良くまとまっている大将(指導者)というものは、日本や中国の歴史上、あるいは神話の時代にさかのぼっても存在したという話は聞いたことがない。ましてや、将来も登場するとは思えない。最も、この3つの条件が揃っているのであれば、戦争が起こる事もないだろうし、その大将に敵対するような人物も現れないだろう。
という感じ―つまり、物事を成すためには「天・地・人」の条件が揃わなければならない―と悟っているんですね。

この謙信のことばは中国の古典である『孟子』の「公孫丑」に記載された

天の時は地の利に如かず、地の利は人の和に如かず
を引用したようですね。すなわち、

物事を成就させるためには“天の時、地の利、人の和”の3つの要素が大切である
という教えからきた言葉のようですね。

個人的に注目するポイントとしては、妻・お船の方との夫婦仲の良さでしょうか。兼続は生涯側室を1人も持たなかったようですし…

そして、「愛」という字を前立にあしらった兜を被っていた点もピックアップされることでしょう!

「愛」の字には「愛染明王」または「愛宕権現」に由来していると云われています。

主な配役は次の通り―

・樋口与六、のち直江兼続…妻夫木聡さん

・直江景綱の娘、兼続の従姉、のち兼続の妻 お船…常盤貴子さん

・真田幸村の姉、女忍び 初音…長澤まさみさん

・兼続の父 樋口惣右衛門…高嶋政伸さん

・兼続の母、直江景綱の妹 お藤…田中美佐子さん

・兼続の弟、のち小国重頼の養子 樋口与七(後の大国実頼)…小泉孝太郎さん

・越後上杉氏の当主 長尾喜平次(上杉景勝)…北村一輝さん

・北条氏康の七男、関東管領上杉家の当主 上杉景虎…玉山鉄二さん

・景勝の妹、景虎の妻 華姫…相武紗季さん

・景勝の妻、武田信玄の六女 菊姫…比嘉愛未さん

・謙信の実姉、景勝・華姫の母 仙桃院…高島礼子さん

・上杉景勝の家臣、兼続の小姓仲間 泉沢久秀…東幹久さん

・直江信綱…山下真司さん

・甘粕景継…パパイヤ鈴木さん

・柿崎晴家…角田信朗さん

・安部政吉…葛山信吾さん

・上杉謙信(輝虎)…阿部寛さん

・織田信長…吉川晃司さん

・豊臣秀吉…笹野高史さん

・徳川家康…松方弘樹さん

・明智光秀…鶴見辰吾さん

・前田利家…宇津井健さん

・毛利輝元…中尾彬さん

・伊達政宗…松田龍平さん

・石田三成…小栗旬さん

・福島正則…石原良純さん

・真田幸村…城田優さん

・小早川秀秋…上地雄輔さん

・北政所・寧々…富司純子さん

・淀殿…深田恭子さん

めご姫…杏さん

・千利休の娘・お涼…木村佳乃さん

各話タイトルは、
  1. 五歳の家臣

  2. 泣き虫、与六

  3. 殿の初恋

  4. 年上の女(ひと)

  5. 信長は鬼か

  6. いざ、初陣

  7. 母の願い

  8. 謙信の遺言

  9. 謙信死す

  10. 二人の養子

  11. 御館の乱

  12. 命がけの使者

  13. 潜入!武田の陣

  14. 黄金の盟約

  15. 御館落城

  16. 信玄の娘

  17. 直江兼続誕生

  18. 義の戦士たち

  19. 本能寺の変

  20. 秀吉の罠

  21. 三成の涙

  22. 真田幸村参上

  23. 愛の兜

  24. 戸惑いの上洛

  25. 天下人の誘惑

  26. 関白を叱る

  27. 与六と与七

  28. 北の独眼竜

  29. 天下統一

  30. 女たちの上洛

  31. 愛の花戦

  32. 世継ぎの運命(さだめ)

  33. 五人の兼続

  34. さらば、越後

  35. 家康の陰謀

  36. 史上最大の密約

  37. 家康への挑戦状

  38. ふたつの関ヶ原

  39. 三成の遺言

  40. 上杉転落

  41. 上杉の生きる道

  42. 将軍誕生

  43. 実頼追放

  44. 哀しみの花嫁

  45. 大坂の陣へ

  46. 大坂城炎上

  47. 愛を掲げよ

― ◇ ◇ ◇ ―

※(参照)「上杉景虎と関東管領職―御館の乱を背景にして」→
※(参照)「天地人 直江兼続 生誕の地 新潟県南魚沼市」(南魚沼市観光協会のサイトより)→


posted by 御堂 at 02:25 | Comment(2) | TrackBack(1) | 歴史:ドラマ

「花の乱」


時代劇専門チャンネルNHK大河ドラマ「花の乱」がスタートしました。この「花の乱」は平成6年(1994)4月から12月に放送された作品です。

室町時代中期、室町幕府第8代将軍・足利義政の正室、日野富子の生涯を通して同時代を描いた作品です。

NHK大河ドラマで、室町時代を描いた作品としては「太平記」(平成3年=1991)が鎌倉幕府末期から足利義満誕生までを、「毛利元就」(平成9年=1997)が足利義尹(義稙)を要して入洛する大内義興政弘の子)辺りから描かれているので、この「花の乱」がその間を埋める作品と考えてよいでしょう。

室町時代を描く作品はなかなか少なく、僕の仲間内でもこの辺りが放送されるとなると、喜び勇んで注目してた作品です。

時代背景的には、東山文化のあたりですね。京都の時代祭でも「室町時代行列」が新しく設けられるようですが、京都への貢献度大!とすれば、北山文化とこの東山文化が一番認められるところ…どーやら、六角征伐に向かう9代将軍・足利義尚の煌びやかな行軍の様子が「室町時代行列」に採用される見込みなのですが―(一方で、室町幕府の開設者である足利尊氏を!という声も他県から聞こえるようですが、京都人にとってみれば足利尊氏は戦乱を京都にもたらしめた張本人であっても、京都の文化に貢献した人物とはいえないですよね!それならば、寧ろ東山文化を華開かせた足利義政をこそ注目すべきだと感じます。彼が造った東山山荘〔のちの慈照寺銀閣など〕は日本間の始まりとして建築史では捉えているし、庶民文化の発祥点としても着眼するべき人物なはず!日本人って、歴史を政治史的観点で視る傾向があります。そうじゃなく、文化でもって後世の私たちに影響をもたらした人物こそ一番注目を置く必要があると思うんですけどね…)

【主な出演者】
・伊吹椿、のち日野富子=村嶋亜矢香さん→松たか子さん→三田佳子さん
…松たか子さん、大河デビュー作ですね!
・足利義成(のち義政)=西谷卓統さん→市川新之助(7代目、現市川海老蔵=11代目=)さん→市川團十郎(12代目)さん
・義政、富子の子、足利義尚=高田遼太さん→井上孝幸さん→松岡昌宏さん(TOKIO)
…松岡昌宏さんもこれが大河デビューですね!!
・足利義教=小林勝也さん
・義教室、義政母、日野重子=京マチ子さん
・僧義尋(還俗して、足利義視)=佐野史郎さん
・義視室、日野松子=久我陽子さん
・義視の子、足利義材(のち義稙)=根岸健太さん→大島一貴さん→大沢たかおさん
・僧清晃、足利義遐(のち義澄)=羽江幹朗さん

・椿、富子の母、日野苗子=平淑恵さん
・日野勝光=草刈正雄さん
…ここから、草刈正雄さん、悪役づいてマス(笑)
・日野有光=夏八木勲さん

・日野富子、椿(富子)の妹、のち一休宗純の愛人、森侍者しんじしゃ=大野麻耶さん→檀ふみさん
・椿の実父、酒呑童子=松本幸四郎(9代目)さん

・室町幕府管領、応仁・文明の乱の際、東軍総大将、細川勝元=野村萬斎さん
・勝元の子、明応の政変でクーデターを起こす、細川政元=立川大和さん→今井雅之さん
・室町幕府侍所所司、応仁・文明の乱の際、西軍総大将、山名持豊(宗全)=萬屋錦之介さん
…萬屋錦之介さんの遺作となってしましましたね。
・室町幕府管領、山城国・河内国守護、畠山政長=赤羽秀之さん
・河内国守護、畠山義就=永澤俊矢さん
・山城国守護、伊勢貞親=北村総一朗さん
・山城国守護、貞親の子、伊勢貞宗=長森雅人さん
・室町幕府政所執事代、蜷川親元=伊東達広さん
…アニメ「一休さん」の蜷川新右衛門のモデルである蜷川親当の子
・京都所司代、多賀高忠=草薙良一さん

・播磨守護、嘉吉の乱で義教を弑す、赤松満祐=喜多九州男さん
・最初の戦国大名、越前守護、朝倉孝景=林邦史朗さん
・周防・長門守護、大内政弘=藤岡弘さん
・近江国守護、六角高頼=山本龍二さん

・伏見宮系、後花園天皇=大出俊さん
・後花園天皇の東宮、後土御門天皇=川野太郎さん
・摂政・関白、義尚の教育係、一条兼良=内藤武敏さん

・後小松天皇の庶宮、臨済宗大徳寺派の僧、一休宗純=奥田瑛二さん

・山城国椿の庄の国人、伊吹三郎信綱=黒田勇樹さん→役所広司さん
・三郎の父、伊吹十郎太=勝野洋さん
・最初の足軽大将、骨皮道賢=ルー大柴さん
・細川家被官、讃岐国守護代、安富元綱=谷川竜さん
・山城国狛野荘の国人、狛秀盛=鳥木元博さん

・義政の側室、大館佐子、のち蛍火=鶴田真由さん
・義政の乳母、大館満冬の女、今参いままいり局=かたせ梨乃さん

【作品データ】
・第1話  「室町夢幻」
・第2話  「火の橋水の橋」
・第3話  「月と銅銭」
・第4話  「夢草紙」
・第5話  「富子姫変化」
・第6話  「徳政一揆」
・第7話  「女合戦」
・第8話  「飢餓地獄」
・第9話  「米狂言」
・第10話 「将軍の母」
・第11話 「逢魔が時」
・第12話 「地獄門」
・第13話 「和子誕生」
・第14話 「宗全謀反」
・第15話 「文正の変」
・第16話 「富子対義政」
・第17話 「応仁元年」
・第18話 「室町第包囲」
・第19話 「東軍西軍」
・第20話 「戦雲の都」
・第21話 「火の舞」
・第22話 「鬼面」
・第23話 「密命」
・第24話 「修羅の華」
・第25話 「宗全切腹」
・第26話 「勝元暗殺」
・第27話 「花の御所炎上」
・第28話 「銭の種」
・第29話 「椿の庄」
・第30話 「悪女」
・第31話 「恋情」
・第32話 「狂雲の子」
・第33話 「銀色の夢」
・第34話 「山城国一揆」
・第35話 「露の命」
・第36話 「大文字」
・第37話 「風花」(完)

僕個人が思う、この作品でのポイントは、

・京都(しかも、南山城)が舞台であること
日野有光後南朝遺臣たちによる「禁闕の変」を描いていること
応仁・文明の乱を描いていること
山城国一揆を描いていること
戦国時代のスタートライン(=明応の政変)を描いていること

に集約されるでしょう。番組的には番組平均視聴率14・1%と低迷したようですが、僕は視聴率が低いほど、“ホンモノ”志向(=研究者向き)と思っているし、人物相関関係も複雑だと言われていましたが、僕はそういう作品ほど、むしろ簡単で易し過ぎる―ので、もう一癖も二癖もひねっても良かったのに!と感じています。

面白いのは、時代考証が今谷明先生、風俗考証が二木謙一先生である事も特筆すべき点ですね。

また音楽は三枝成彰さんが担当されておられます。「太平記」でも担当されておられたのですが、耳に心地良いメロディが作品を映えさせてくれます。

この作品の思いとしては、京都が舞台とはいっても、椿の庄に代表されるように、南山城(久世郡・綴喜郡・相楽郡)という地域の地方史を描いた作品として優れたものと理解しています。

さて、伊吹三郎椿(日野富子)の育った椿の庄は一体どの辺りなんだろう?って頭をよぎります。(もちろん、物語では架空上の設定ですが…)

確か番組中の地図による説明では木津川を挟んで木津城の上(=北)に位置していたと思います。

そーなると考えられるのが、上狛環濠集落を拠点とする狛氏か、椿井城を拠点とする椿井氏って事になると思います。しかし、上狛環濠集落を収めていた狛山城守秀盛は登場しているので、ならば三郎のモデルは椿井氏なのかな?とも考えました…

僕の結論としては、没落の感じが狛氏のそれと似ているようですが、まぁ両方が合わさった感じ?として方が良さそうですね。

ただ前述した狛山城守秀盛の長子に三郎左衛門尉という人物がいたりしますが、この人物をイメージしておきましょう!

室町時代を含め中世という時期を観るポイントは、感性豊かになること!―例えば、「武田信玄」(昭和63年=1988)を観る場合でも、“山の神、水の神”という民俗学的視点で観ると、とてもわかりやすかったのですが、この「花の乱」でいえば、金閣のような見せ掛けの華やかさを美しいと思うか、銀閣竜安寺のような禅寺の風情こそ美しいと思うか、で作品を観る眼が異なると思いますよ!!


 

posted by 御堂 at 00:08 | Comment(5) | TrackBack(0) | 歴史:ドラマ

「南町奉行事件帖 怒れ!求馬」

「南町奉行事件帖 怒れ!求馬」

現在、時代劇専門チャンネル「南町奉行事件帖 怒れ!求馬」が放送中です。

「水戸黄門」の現シリーズで助さんこと、佐々木助三郎を演じておられる原田龍二さんの初主演作でもありますね。放送されたのは、平成9年(1997)11月〜10年(1998)2月の1クール全13話でした。以降、「南町奉行事件帖 怒れ!求馬U」(全17話)「大江戸を駈ける!」(全15話)と、2作品が続きました。

主な配役として…

・根岸求馬=原田龍二さん
・北町同心、姉崎真吾=田中健さん
・求馬の母、巴絵=野川由美子さん
・求馬の兄、北町与力 榮太郎=岡野進一郎さん

・求馬の乳母、 蕎麦屋「千鳥」の女将、お松=沢田亜矢子さん
・お松の娘、お花=竹本聡子さん

・岡っ引き、お京=宮内知美さん
・岡っ引き、為吉=湯原昌幸さん

・北町同心、花井市之進=森宮隆さん
・花井市之進の母、咲絵=伊藤榮子さん

・芸者、豆千代=野村真美さん

・求馬の祖父、江戸町奉行(南町)根岸肥前守鎮衛=故田村高廣氏
・大田蜀山人=植木等さん 
・田安幽斉(徳川田安斉匡)=森繁久彌さん

◇各話データ

「南町奉行事件帖 怒れ!求馬」(全13話)
  1 両国橋に駒が飛ぶ
  2 大奥に駒が飛ぶ
  3 歌麿美人画の謎
  4 密命帯びた男の剣
  5 騙されつづけた女
  6 消えた女囚
  7 濡れ衣晴らす乳兄弟
  8 罪を償うお役者小僧
  9 親子引き裂く贋小判
 10 お見合い誘拐事件
 11 肥前守暗殺!
 12 消えた死体
 13 求馬危うし!

「南町奉行事件帖 怒れ!求馬U」(全17話)
  1 消えた美女二人
  2 泣きぼくろの女
  3 おれは用心棒
  4 女将と泥棒・味な対決
  5 父親はだれ?
  6 生き返った幽霊
  7 友を斬る!
  8 変装大作戦
  9 噂の女
 10 江戸から米が消えた!
 11 お見合いにご用心!
 12 料理切手は悪の味
 13 孫の駆け落ち
 14 妹は可愛い小悪魔
 15 疑惑の炎
 16 鯛だけが知っていた
 17 すべてを賭けて守るもの

「大江戸を駈ける!」(全15話)
  1 隠密同心誕生!
  2 殺された純情
  3 明日なき暴走
  4 師走の目撃者
  5 身勝手な欲望
  6 狙われた休日
  7 瞳に映る真の情
  8 人質は花嫁
  9 秘剣!闇の太刀
 10 陽のあたる場所
 11 炎に仕組まれた罠
 12 島破りの二千両
 13 はめられた名奉行
 14 危険な好奇心
 15 正義の剣よ永遠に

この作品の主題歌でBEGINが唄う「愛が走る」も結構好きでした。現在でもカラオケで唄ったりして…(笑)


ただ、最後のシリーズとなった「大江戸を駈ける!」は個人的には秀作とは思えませんでした(路線変更しなければ、「江戸を斬る」のように8部あたりまで続いてた気がするのですが…)

― ◇ ◇ ◇ ―

この作品に登場する根岸肥前守鎮衛やすもりは、佐渡奉行や勘定奉行、江戸町奉行(南町)を歴任した下級幕吏です。

元々は150俵蔵米取りの下級御家人である安生太左衛門定洪の三男でしたが、同じく150俵取りの下級御家人・根岸家の当主、衛規の末期養子(実は父の定洪が根岸家の御家人株を買収した…)として、22歳の時に根岸家の家督を相続します。

養子に入ったときの知行が150俵。佐渡奉行になり200俵、勘定奉行になり500石、江戸町奉行(南町)となって、死ぬ直前に1000石となって、旗本格で生涯を終えています。

根岸鎮衛の有名な話として、その著書である『耳袋(耳嚢)』が挙げられます。これは、鎮衛が佐渡奉行在任中から亡くなる直前までおよそ30年以上に亘って書き溜めた世間話の随筆集です。全10巻1000編もの膨大な量に及びます。

この「南町奉行捕物帖 怒れ!求馬」でも事件解決の締めとして鎮衛役の故田村高廣氏が事のてん末を書き留める形でエピソードを終わらせていますしね。

根岸鎮衛は個人的には、平岩弓枝さんの著書『はやぶさ新八御用帳』シリーズでしか知りませんでした。その昔、単発のドラマもので『はやぶさ新八御用帳 大奥の恋人』(平成2年=1990)が放送された際も、確か根岸鎮衛役を故田村高廣氏が演じられました。(『御宿かわせみ』での神林通之進役といい、平岩弓枝さんの作品には欠かせない役者さんだったんですよね!)

また、主人公の根岸求馬は、根岸鎮衛の孫として設定されていますが、彼は架空の人物です。ただ、求馬の兄である榮太郎、後の根岸衛奮は、幕末期に新潟奉行・奈良奉行・外国奉行・勘定奉行・大目付・勘定奉行・江戸町奉行(南町)・講武所奉行並・関東郡代・一橋家家老…など幕府の要職を歴任した人物でもあります。

この根岸衛奮は開幕期から幕末期に至る幕府諸役人の任免記録を記した『柳営補任』の編者なのでそうですよ!(←大変、お世話になってます、ハイ!笑)


posted by 御堂 at 02:55 | Comment(2) | TrackBack(0) | 歴史:ドラマ

時代劇モノ、大ピンチ!

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テレビ朝日系列番組から時代劇がレギュラーでなくなる!…との情報をキャッチしました。

テレビ朝日といえば、「遠山の金さん」「暴れん坊将軍」「三匹が斬る!」などの人気シリーズを生み出してきましたが、現在放送中の「遠山の金さん」も数字(=視聴率)が芳しくないのがその理由だとか―

現在放送中の「遠山の金さん」が3月で終了(1クール)した後は、9月末までに連続時代劇をもう2作品放送し、それ以降については2時間枠の大型時代劇スペシャルものだけを取り扱っていくのだそうです。

うぅーん、これで地上波での時代劇はNHKの木曜時代劇枠とTBS系列の「水戸黄門」とテレビ東京系列の「逃亡者おりん」だけになっちゃうのかな?地上波では昔の時代劇の再放送でさえ皆無ですしね!

年末から年始にかけて、時代劇モノのドラマが増えてなぁーと思ってた矢先に、こういう展開ですか…何か寂しいな!

「時代劇」も一種の文化、古典文学であり、古典芸能だと思っているのですが、現状では目先の事に捉われて先行きを全く考えていないのが実情でしょうかね。

現在時代劇に携わる役者やスタッフが年齢を重ねていくにのに反比例して、時代劇を担う人材が育っていないのも現実です。

映像で自己解釈的に憶える技術や知識と、現場で直接身体に沁み込ませて覚える経験とでは、完成された時、出来栄えが全く違う作品となって観えるもんです。

視聴者の側に立って、そういうモノを観せられた時の苦痛といったら…

最近、地上波で時代劇を観ない時は、ほとんど時代劇専門チャンネル東映チャンネル日本映画専門チャンネルを中心に生活が動いているのですが、これも時代の流れってヤツなんでしょうね…

※しかし、「逃亡者おりん」って結構、善戦してる感じですよね。やはり、「大江戸捜査網」の如く、東京12チャンネルからの伝統でしょうかね!


  

posted by 御堂 at 19:02 | Comment(4) | TrackBack(0) | 歴史:ドラマ

NHK水曜時代劇「武蔵坊弁慶」

「武蔵坊弁慶」

現在、「武蔵坊弁慶」時代劇専門チャンネルで放送中です。僕としては、本編放送当時(昭和61年=1986)、NHK総合での再放送、ホームドラマチャンネルでの再放送に続く視聴になりますが…

当時は、大河ドラマが近代三部作である、「山河燃ゆ」(昭和59年=1984→平成18年=2006年、ファミリー劇場で再放送された)、「春の波濤」(同60年=1985→平成19年〜20年=2007〜08年、ホームドラマチャンネルで再放送された)、「いのち」(同61年=1986→平成18〜19年=2006〜07年、ホームドラマチャンネルで再放送された)の時期であったため、代わりに水曜時代劇(NHK大阪放送の制作担当)枠で「宮本武蔵」(昭和59年=1984=4月〜12月)、「真田太平記」(同60年=1985=1月〜同61年=1986=3月)と同様、“裏大河”と呼ばれた作品です。

ストーリー展開としては、武蔵坊弁慶が、比叡山を追放されて書写山円教寺に入るところから、奥州衣川で生涯を閉じるところまでを描いています。

原作は富田常雄氏で、五条大橋での牛若丸との出会い、安宅の関での大活躍、そして平泉での立往生まで、歴史的エピソードがふんだんに盛り込まれた傑作と思います。

弁慶を演じたのは、2代目中村吉右衛門さん。

ちょうど歌舞伎での十八番も弁慶でらっしゃるので、勧進帳や舟弁慶など、処処に歌舞伎役者ならではの迫力を魅せてくれます。

僕としては、“弁慶ものの最高傑作”と言っても過言じゃないかも!(ただ、大河ドラマ「源義経」の総集編を観た際、緒形拳さん演じる弁慶の立ち往生シーンには背中がぞぉっとする凄みを感じましたが…)

さらには、OPテーマを芥川也寸志氏が担当されておられたのも、この作品が印象深いものになっている一因かもしれません。芥川也寸志氏といえば、大河ドラマ「赤穂浪士」での、あの有名なOPテーマを作曲された方ですが、そのニュアンスが感じとれるんですよね。

(主な配役)
  • 武蔵坊弁慶=中村吉右衛門さん


  • 牛若→遮那王→源義経=川野太郎さん

  • 伊勢三郎=ジョニー大倉さん

  • 常陸坊海尊=岩下浩さん

  • 佐藤継信=真夏竜さん

  • 佐藤忠信=中村浩太郎(現 中村扇雀)さん

  • 片岡経春=村田雄浩さん

  • 片岡為春=布勢博さん

  • 行方六郎=門田俊一さん

  • 熊野喜三太=中村吉三郎さん

  • 亀井六郎=作田寿久さん

  • 鷲尾三郎=狭間鉄さん


  • 弁慶の妻・玉虫=荻野目慶子さん

  • 弁慶の娘・小玉虫=戸垣恵理子さん→高橋かおりさん

  • 弁慶の母・桃の前=長岡輝子さん


  • 義経の母・常盤御前=藤村志保さん

  • 義経の妻・静御前=麻生祐未さん

  • 義経の妻・若の前(京姫)=山咲千里さん


  • 片岡経春の妻・澄=伊東景衣子さん


  • 播磨の傀儡くぐつ・太平=高品格さん

  • 太平の娘・ほくろ=岡安由美子さん

  • 徳=加藤茶さん

  • 千歳=新井春美さん

  • 頑入=磯村憲二さん


  • 建礼門院右京太夫=真野あずささん


  • 平清盛=芦田伸介さん

  • 平知盛=隆大介さん

  • 平資盛=堤大二郎さん

  • 平維盛=吉田次昭さん

  • 平宗盛=長塚京三さん

  • 平教経=高杉亘さん


  • 藤原秀衡=萬屋錦之介さん

  • 藤原泰衡=津嘉山正種さん

  • 藤原忠衡=坂東正之助(現 河原崎権十郎)さん

  • 金売り吉次=寺尾聰さん


  • 八条女院=光本幸子さん


  • 源頼政=久米明さん


  • 富樫家経=児玉清さん


  • 木曽義仲=佐藤浩市さん

  • 巴御前=大地真央さん


  • 新宮十郎義盛(行家)=新克利さん


  • 源頼朝=菅原文太さん

  • 北条時政=内藤武敏さん

  • 北条政子=神崎愛さん

  • 梶原景時=石田弦太郎さん

  • 土肥実平=金内吉男さん


  • 土佐坊昌俊=渡辺哲さん

  • 後藤新兵衛=平泉成さん
(各話タイトル)
  1. 恋の荒法師

  2. 驕る平家

  3. 春宵五条大橋

  4. 鞍馬の稚児

  5. 常磐と静

  6. 愛憎乱舞

  7. 奥州下り

  8. 北方の王者

  9. 鬼若子守歌

  10. 泣きぼくろ

  11. 源氏揃え

  12. 黄瀬川の対面

  13. 異母兄弟

  14. 峠の軍使

  15. 木曽颪

  16. 旭日落日

  17. 一の谷鵯越え

  18. 屋島の灯

  19. 壇の浦

  20. さらば討て

  21. 腰越状

  22. 行方も知らず

  23. 堀河夜討

  24. 吉野の灯

  25. 地の潜む

  26. 跡ぞ恋しき

  27. 叡山脱出

  28. 荒ぶる海へ

  29. 安宅の関

  30. 平泉の春

  31. 衣川前夜

  32. 衣川立往生
この作品は、じっくりと観ていたこともあって、弁慶以外でも特に印象深いキャスティングがあります。

一番強烈だったのは、奥御館・藤原秀衡を演じられた萬屋錦之介さんでしょうね。渡瀬恒彦さん(「炎立つ」)、高橋英樹さん(「義経」)とは全く異彩を放つオーラを感じました。

そして、もう1人は、旭将軍・木曽義仲を演じた佐藤浩市さんですね。後年、同じような性格の役として、源義家(「炎立つ」)も演じられましたが、まさに「この人しかいない」、そんなイメージに魅せられました。

OPの音楽も秀逸でしたね!作曲が芥川也寸志先生(芥川龍之介の次男)で代表作として語り継がれているのがNHK大河ドラマ・赤穂浪士のテーマ音楽なのですが、やはりメロディラインは似るものですね。

閑話休題―聴き比べてみて下さい!





さてさて、最終回のラストシーン、もちろん弁慶の立ち往生シーンですが、モチロン観応えばっちり!です。

義経夫妻が籠もる高館の前で義経が北方に遁れるを守ろうと(弁慶は義経に北へ逃れてくれ、と申し立て、その時間稼ぎをしていますが、義経は炎に包まれる中で自害しようとしています…)、平泉方の手勢を相対しているのですが、身体中に矢が突き刺さる中、ギョロリと睨みつける形相の弁慶、怯えて攻撃できずにいる平泉方の手勢…やがてシーンと静まり返るなかで、弁慶の息遣いが聞こえるのです。

まるで、“立ち往生”という殺陣シーンを観ているかのような感じ…

そんな中、息遣いが段々と小さくなっていって〜エンドロール…

さらに、今際のきわに「ととさまー」と叫んだ小玉虫の声が届いたよね?と思わせる弁慶の表情も好きです!

こういう作品は何度観返しても良いもんですよね!


posted by 御堂 at 05:00 | Comment(0) | TrackBack(0) | 歴史:ドラマ

風車の弥七、復活!

2代目「風車の弥七」

4月からスタートする「水戸黄門」第37部において「風車の弥七」が復活するそうです。

「風車の弥七」といえば、赤い風車形の手裏剣がトレードマークで、「あくどい商人から金を盗み、貧しい人々に配る元忍者」という設定で、役どころを故中谷一郎氏(平成16年=2004=4月、他界)が演じられ、徳川光圀役の俳優さんが代替わりする中、中谷氏が昭和44年(1969)8月の第1部スタート時から平成11年(1999)まで1人で演じてこられました。

中谷氏が弥七役を引き受けたのは、俳優座の大先輩である、初代黄門様の故東野英治郎氏からの誘いがあったのがきっかけで、東野氏が光圀役を引退する際に、弥七役も降板しようとしたところ、番組プロデューサーによって、「降りるなら番組自体を終わらせる」と強引に引き止められたエピソードがあるほどに、「水戸黄門」には欠かせない存在になっていました。

たしかに…

黄門様一行がピンチになると、風車を悪人に投げつけて物陰から登場し、悪人たちと大立ち回りを演じて、一行を救う―

という定番のパターンが懐かしいですよね。

そして、今回新しく2代目の弥七を演じるのは、内藤剛志さんだそうです。初登場の回は6月18日の放送分で第11話「母と娘つないだ風車−青森−」からになります。

さて、どんな“弥七”を演じてくれるのか、楽しみですね!

― ◇ ◇ ◇ ―

この「風車の弥七」は、実在のモデルがいて、常陸国松之草村(現茨城県常陸大宮市松之草)出身だった松之草村小八兵衛という人物なのだそうです。

小八兵衛は優れた忍者で、光圀のために尽力したと石川久徴が著した『桃蹊雑話』に書かれています。

それに拠れば、小八兵衛は元は盗賊の頭領でした。捕縛されますが、光圀によって助命となったので、その恩に報いようと、隠密として陰の立場から光圀を護り支えたり、巡検使のような役割で水戸藩領内の治安の維持と藩政の安泰のため、全力の限りを尽くしたのだそうです。

その風車の弥七(=松之草村小八兵衛)の墓が常陸大宮市にあります。墓標に刻まれた没年は「元禄十一年戌寅五月二日歿」(1698年)とあります。→こちらを参照

ちなみに、その墓の傍らには、小八兵衛の女房「お新」の墓もあるんですよ!


     

posted by 御堂 at 02:34 | Comment(0) | TrackBack(0) | 歴史:ドラマ

NHKスペシャル大河「坂の上の雲」

再来年、平成21年(2009)年の秋から3年にわたって司馬遼太郎氏原作のNHKスペシャル大河『坂の上の雲』(全13回・各話約90分)が放送されます。主なキャスティングは以下のとおり―

  • 秋山好古=阿部寛さん

  • 好古の弟、真之=本木雅弘さん


  • 正岡子規=香川照之さん

  • 子規の妹、律=菅野美穂さん


  • 夏目漱石=小澤征悦さん


  • 好古・真之の父、久敬=伊東四郎さん

  • 好古・真之の母、貞=竹下景子さん


  • 子規、律の母、八重=原田美枝子さん


  • 好古の妻、多美=松たか子さん

  • 真之の妻、季子=石原さとみさん


  • 広瀬武夫=藤本隆宏さん

  • 有馬良橘=加藤雅也さん

  • 川上操六=國村隼さん

  • 長岡外史=的場浩司さん


  • 日高壮之丞=中尾彬さん

  • 島村速雄=舘ひろしさん

  • 加藤友三郎=草刈正雄さん

  • 八代六郎=片岡鶴太郎さん


  • 小村寿太郎=竹中直人さん

  • 陸奥宗光=大杉漣さん

  • 金子堅太郎=緒形幹太さん

  • 栗野慎一郎=利重剛さん


  • 明石元二郎=塚本晋也さん


  • 山本権兵衛=石坂浩二さん

  • 東郷平八郎=渡哲也さん

  • 大山巌=米倉斉加年さん

  • 児玉源太郎=高橋英樹さん


  • 乃木希典=柄本明さん

  • 希典の妻、静子=真野響子さん


  • 伊地知幸介=村田雄浩さん

  • 高橋是清=西田敏行さん

  • 森鴎外=榎木孝明さん

  • 陸羯南=佐野史郎さん


  • 丁汝昌=徐文彬さん

  • 李鴻章=任大恵さん

  • 袁世凱=薛勇さん

  • 袁克定=ジャッキー・ウーさん


  • アリアズナ・ウラジーミロヴナ・コヴァリスカヤ=マリーナ・アレクサンドロワさん

  • ボリス・ビルキツキー=アルチョム・グルゴリエフさん

  • ニコライ2世(ニコライ・アレクサンドロヴィッチ・ロマノフ)=ティモフィー・ヒョードロフさん

  • アレクサンドラ・フョードロヴナ=ナターリア・ヴェンチローワさん


  • エヴゲーニイ・イヴァーノヴィチ・アレクセーエフ(ロシア極東総督)=ゲンナジー・ヴェンゲロフさん

  • セルゲイ・ウィッテ=ヴァレリー・バリノフさん


  • ベゾブラゾフ=アンドレイ・メジュリスさん

  • ステパン・オーシポヴィチ・マカロフ(ロシア太平洋艦隊司令長官)=ヴァレーリー・ジャコフさん

  • アレクセイ・ニコラエヴィッチ・クロパトキン(ロシア満州軍総司令官)=セルゲイ・パールシンさん


  • 桂太郎=綾田俊樹さん

  • 松方正義=大林丈史さん

  • 井上馨=大和田伸也さん


  • 伊藤博文=加藤剛さん

  • 山縣有朋=江守徹さん


  • 明治天皇=尾上菊之助さん
の皆さんが競演されます。また、放送ラインナップ(予定)は以下のとおり、

◇第1部
  1. 少年の国

  2. 青雲

  3. 国家鳴動

  4. 日清開戦

  5. 留学生
◇第2部
  1. 日英同盟

  2. 子規、逝く

  3. 日露開戦

  4. 広瀬、死す
◇第3部=平成23年(2011)秋
  1. 旅順総攻撃

  2. 二〇三高地

  3. 敵艦見ゆ

  4. 日本海海戦(最終話)



posted by 御堂 at 19:54 | Comment(0) | TrackBack(0) | 歴史:ドラマ

マツケン版「遠山の金さん」

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テレビ朝日系列で「遠山の金さん」がスタートしました。今回、金さんを演じるのは松平健さんです。

初代の中村梅之助さん、 2代目の市川段四郎さん、3代目の橋幸夫さん、4代目の杉良太郎さん、5代目の高橋英樹さん、6代目の松方弘樹さんに続き、7代目の“金さん”ってことになりますね。

今回の「遠山の金さん」は痛快時代劇路線をいっていたテレ朝とはうって変わって、物語(ストーリー)を語らせるような重厚さを脚色されている感じがしました。(私はこういう展開大好きです!まぁ、万人受けはしませんけど…)

おそらく1話完結の1クール(3か月)が放映期間だとは思いますが、1話1話に人情話が鏤められた内容のようですね。

“金さん”シリーズで定番だった遊び人ふぜいの姿や桜吹雪をお白州で舞わせて―感じも、ちょっと意味合いが代わっているようです。

“大工の金公”みたいな遊び人としての感じではなく、潜入捜査官として立ち振る舞う姿になっているし、何よりも桜吹雪の“金さん”は華やかさではなく、何か言い知れない影のある“金さん”のイメージが映像から感じました。

こういうパターンの脚本はじっくり構えて観るのが一番かもしれませんね。

私は常日頃から10人の善人がいれば、裏を返して10人の悪人も存在するんだとか、悪が栄えて何故悪い―と考えちゃう人なので、“金さん”でもたまには解決できない事件があってもおかしくない演出だって有り、って思っているので、勧善懲悪一辺倒なストーリー展開が続くようなら見る価値はありませんよね。

さて、ドラマの中で“金さん”が潜入捜査のために必要な職探しのために出入りする口入屋が出てきますが、そこの女主人の一人娘として、芳賀優里亜さんが出演されています。

「仮面ライダー555」の頃から注目してたけど、「水戸黄門」のゲスト出演といい、「イケメン新選組 」のヒロインといい、着実に東映時代劇でステップアップしてる感じです。

同じ東映時代劇で注目する女優さんとしては、水橋貴己さんもそうなんですが、こちらは確実に北大路(欣也さん)ファミリーとしてステップアップされているので、芳賀優里亜さんも水橋貴己さんも将来の時代劇女優として楽しみなんですよね!

posted by 御堂 at 22:12 | Comment(2) | TrackBack(0) | 歴史:ドラマ

年忘れ!「功名が辻」情報!

今年放送のNHK大河ドラマ「功名が辻」は観ていた人にどんな影響力を与えたでしょうね?

さて、「功名が辻」の今年最後の情報です。

・総集編!

「功名が辻」総集編は12月24日(日)にNHK総合にて放送されます。2部構成で、

 第1部 19:30〜21:00
 第2部 21:15〜22:44

となっています。ちなみにこの総集編は、

「功名が辻スペシャル〜武田鉄矢 戦国を斬る〜」
というサブタイトルあり!

ちなみに、再放送は12月31日(日)、NHK総合で、

 第1部 13:05〜14:35
 第2部 14:40〜16:10

にも観られます。

・(デジタル放送が観られる人限定)全49話一挙再放送!

「功名が辻」全49話がNHKハイビジョンで12月11日(月)〜27日(水)に一挙再放送されます。

「すべて見せます 大河ドラマ 功名が辻」って事で、完全再放送だそうですよ。1日3話ずつ放送される模様!

これからの時代、ハイビジョンだったら、こーいう企画をしてくれるんですね。受信できる人、羨ましい限り…です。もう一度、あの感動に浸りましょう!

・「功名が辻」完全版DVD−BOX

「功名が辻」完全版DVD−BOXが来年1月25日に発売予定です。第壱集は、第1話「桶狭間」から第27話「落城の母娘」までを収録。予約される方は要チェック!


posted by 御堂 at 00:18 | Comment(0) | TrackBack(0) | 歴史:ドラマ

「街道てくてく旅〜中山道完全踏破」

「街道てくてく旅〜中山道完全踏破」中の勅使河原郁恵さん

実は、結構注目してる番組があります―

NHK−BS2で放送中の「街道てくてく旅〜中山道完全踏破」という番組です。

京都・三条大橋を出発し、東京・日本橋に向けて歩く旅紀行って感じなんですよね。

険しい木曽路や信濃路を渓斎英泉歌川広重によって描かれた中山道浮世絵『木曽海道六拾九次』の風景を照らし合わせながら、道すがら色々な人たちとの交流を描かれています。

挑戦しているのは勅使河原てしがわら郁恵さん。元ショートトラックの選手だった方です。

三条大橋から日本にほんまで、530qにも及ぶウオーキング道中。以前に、元Jリーガーだった岩本輝雄さんの東海道の旅も観ていたのですが、中山道だって、歴史にまつわるモノがいっぱいあるって感じました。

和宮親子内親王の江戸下向・お嫁入り道中だったり、島崎藤村『破戒』の舞台だったり…
草津宿―守山宿―武佐宿―愛知川宿―高宮宿―鳥居本宿―醒井宿→
柏原宿―関ヶ原宿―赤坂宿―河渡宿―加納宿―鵜沼宿―太田宿→
伏見宿―御嶽宿―細久手宿―大湫宿―大井宿―中津川宿―馬籠宿→
妻籠宿―野尻宿―須原宿―上松宿―福島宿―宮ノ越宿―藪原宿→
本山宿―塩尻宿―下諏訪宿―和田宿―奈良井宿―贄川宿―長久保宿→
芦田宿―八幡宿―岩村田宿―小田井宿―追分宿―軽井沢宿―坂本宿→
松井田宿―安中宿―高崎宿―新町宿―本庄宿―深谷宿―熊谷宿→
鴻巣宿…
と来て、いよいよ今週、

27日 桶川宿
28日 大宮宿
29日 蕨宿
30日 板橋宿
そして、

12月1日が日本橋へのゴールという事です。


 

posted by 御堂 at 00:19 | Comment(0) | TrackBack(0) | 歴史:ドラマ

「天下御免」

今日、11月3日放送の「週刊お宝TV」(NHK−BS2、午後7時30分〜8時)は、NHK総合で昭和46年(1971)10月から翌47年(1972)10月まで全46話放送されていた「天下御免」を垣間観られますよ!

この作品は何と言っても風刺・娯楽時代劇の傑作です。

しかも、脚本は早坂暁さん、音楽は故山本直純氏、タイトルバックのイラストは黒鉄ヒロシさん。んでもって、ナレーションは水前寺清子さんという顔ぶれからでも異彩を放っていますでしょ!

ドラマの舞台は田沼意次が活躍した時代で、主人公の平賀源内(山口崇さん)を中心に、当時の日本が高度経済成長に突き進んでいた一方で、じわじわと表面化して生きた公害問題やごみ問題などを、江戸時代に置き換えて比喩や風刺などをしていました。

NHK自体は1つも作品が保存されておらず、主演の山口崇さんが個人でビデオカメラでテレビ画面を撮影して録画した第1回最終回の分が現存しています。(第1回目の分については以前、NHKが企画した放送50周年の特集組の中で放送されましたね!)

主な出演者としては、平賀源内(山口崇さん)の他に、小野右京之介(林隆三さん)、稲葉小僧(津坂匡章→秋野太作さん)、紅(中野良子さん)、 八萬(山田隆夫さん)、杉田玄白(坂本九さん)、田沼意次(仲谷昇さん)…の顔ぶれです。

今回、「週刊お宝TV」ではどれを使うのかな?要チェック!です。

尚、再放送11月6日(月)午後11時30分〜午後12時にもありますよ!

posted by 御堂 at 08:35 | Comment(0) | TrackBack(0) | 歴史:ドラマ

「明智光秀〜神に愛されなかった男〜」

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来年、平成19年(2007)正月にフジテレビ系新春スペシャルドラマとして「明智光秀〜神に愛されなかった男〜」が放送されます。

主役の明智光秀には唐沢寿明さんが演じられるのだとか―

キーワードは“秀吉には嫉妬メラメラ、信長には不満タラタラ”って感じで、明るくひょうきんな魅力で信長に愛される秀吉と、生真面目に職務を全うする光秀を対照的に捉えて描くようです。主な配役は―

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  • 明智光秀=唐沢寿明さん

  • 木下藤吉郎(羽柴秀吉)=柳葉敏郎さん


  • 光秀の妻、ひろ子=長澤まさみさん

  • 婿養子、秀満=大泉洋さん


  • 秀吉の妻、おね=小西真奈美さん


  • 足利義昭=谷原章介さん


  • 柴田勝家=隆大介さん

  • 滝川一益=矢島健一さん


  • 丹羽長秀=本田博太郎さん

  • 堀秀政=伊藤英明さん

  • 竹中半兵衛=山崎銀之丞さん

  • 蜂須賀小六=高杉亘さん


  • 森蘭丸=浅利陽介さん


  • 織田信長=上川隆也さん
って感じです。

注目するところは、本能寺の変をどう描くのかも注目ですね!光秀個人によるただの怨恨か?黒幕・義昭の暗躍か?朝廷関連は描かれないのかな?…とかね。

放送日時は、1月3日(水)午後9時〜11時30分

駆け足の2時間30分ですが、どんな演出&脚本を魅せてくれるのか、楽しみだったりします!


posted by 御堂 at 15:15 | Comment(0) | TrackBack(0) | 歴史:ドラマ

石井筆子の生涯を観よう!

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石井筆子という女性の名前を聞いた事がありますか?

明治から大正昭和戦前期にかけて、女性の社会的地位と知的障害者の向上にその身を捧げた人物です。

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石井筆子幕末期の文久元年(1861)、肥前大村玖島(現在の長崎県大村市)で大村藩士渡辺清の娘として生まれます。父である幕末期から維新期志士として行動し、明治政府では、福岡県令や元老院議官などの要職に就き、男爵に叙せられた人物です。

筆子は明治4年(1871)、11歳で上京し、翌5年(1872)、開設された東京女学校に入学。また、商法講習所(現在の一橋大学)の教授として来日したウィリアム・ホイットニーの娘、クララの英語塾にも通います。

小さい頃から外国語が堪能(筆子は英語、フランス語、オランダ語が堪能だったと『ベルツの日記』にも紹介されています)であった筆子は語学力に磨きをかけ、明治12年(1879)、来日した前アメリカ大統領グラントに拝謁した際、英語で流暢に会話したので、彼が驚いた―というエピソードが残っています。

明治13年(1880)、東京女学校を卒業すると皇后(昭憲皇太后)の命により津田梅子山川捨松らとともに日本初の女子海外留学生として約2年間ヨーロッパに留学します。

留学先で色々なものを見聞した筆子は「日本女性を永続的に助けるためには教育が必要」だと考え、自分はその使命を担うのだと決意を固めます。

当時は、家父長的家族制度の下、男性優位における女子教育は良妻賢母養成が主流で、自立のための教育とは程遠かったのです。

帰国後の明治18年(1885)、筆子は女子教育の振興をはかるため、津田梅子と共に開校したばかりの華族女学校の教師となります。その時の教え子には、九条節子(のちの貞明皇后)がいたそうです。

また、鹿鳴館の舞踏会にも度々参加して“鹿鳴館の花”」と評判された様です。

更に明治21年(1888)には、「婦人教育ノ普及ヲ計リ其徳操ヲ養成スルヲ目的トス」る民間の組織「大日本婦人教育会」を結成し、諸活動に奔走します。

― ◇ ◇ ◇ ―

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家庭での筆子は留学から帰国後の明治17年(1884)に同郷の旧大村藩士で農商務省鉱山局の技師であた小鹿島果と結婚し、3人の娘の母となりますが、二女、三女はは虚弱児であったため早逝、残る長女も知的障害がありました。

さらに夫の果も病弱な人で明治30年(1897)に結核で亡くなり、筆子は若くして幼い子供を抱え未亡人となります。

明治31年(1898)には文部大臣の要請で津田梅子と共に渡米し、「婦人倶楽部万国大会」の日本代表として出席します。この時、シカゴ・デンバーの棄児院などの社会事業施設を見学。アメリカの女子教育と福祉の状況を見識して帰国した後、華族女学校を退職します。

同年、「大日本婦人教育会」の雑誌に「思ひ出つるまヽに」という論考を発表します。

男女の此世にあるは云うまでもなく、同等の権利を具備するものにして、男子の為に女子あるにあらざるは、なお女子の為に男子あらざるがごとし
後に婦人運動を展開する平塚雷鳥『青踏』に先立ち、人権思想に基づいた男女平等論を訴えかけています。

― ◇ ◇ ◇ ―

しかし、封建社会な考え方を引きずったままの男性と、見せかけの文明開化の下で自立できないでいる女性という現実に筆子は行き詰まりを感じていたのです。

そうした時期にある男性と出会います。それが、石井亮一です。

石井亮一は肥前鍋島藩出身で、明治24年(1891)、濃尾大震災で被災した20人余りの孤児を引き取り、日本初の女医である荻野吟子の医院に「聖三一孤女学院」を設けます。

この孤児たちの中に知的障害児(当時の言葉で「白痴児」)がいたことがきっかけとなって渡米して知的障害者教育をを学んで帰国し、知的障害児専門の治療教育施設にすべく、施設の名称を変更し、日本で初めて知的障害者のための施設「滝乃川学園」となります。

― ◇ ◇ ◇ ―

筆子亮一が知り合ったのは、明治20年(1887)頃で、当時2つの女学校を掛け持ち多忙だった筆子は2人の子を亮一に預けます。

筆子も娘を滝乃川学園に預けていた経緯から、学園に対し支援を惜しまなかったようです。そうしているうちに、寝食を忘れて障害児の教育にあたる亮一の人間性に惹かれていきます。

明治36年(1903)、筆子は周囲の反対を押し切って、石井亮一と再婚します。

以後、筆子は学園に対して創立者の妻として、女子教育者として、そして運営経費などの捻出に尽力するかたわら、付設の保母養成部の教師として粉骨砕身の精神を貫きます。

大正9年(1920)、火災事故で園児を助けようとした筆子は片足を負傷し、半身麻痺の不自由な身となります。

筆子亮一夫妻は責任感から学園の閉鎖を考えますが、嘗ての教え子であった貞明皇后などの励ましで学園を復活に導きます。

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昭和12年(1937)に亮一が没してからは筆子は第2代園長として事業の発展に尽くすのです。

そして、筆子は昭和19年(1944)、学園の一室で関係者に見守られながら息を引き取ります。

亡くなる直前まで、閉じられた目からは拭っても拭っても涙が溢れ出たと云います。想いを貫き通した生涯ですね。

筆子亮一夫妻が心血を注いだ学園は現在も社会福祉法人滝乃川学園として息吹いていますよ。

そうした石井筆子の生涯に脚光を浴びせた映画が2本公開されます―

  • 無名むみょうの人〜石井筆子の生涯〜」→

  • fudeko-sonoai_tenshinopiano_001.jpg

  • 「筆子・その愛―天使のピアノ―」→
の2作です。石井筆子亮一夫妻の想いを感じてみませんか!

― ◇ ◇ ◇ ―

※(参考)日本の知的障害者福祉の創始者石井亮一・筆子夫妻の偉大なる事績→
※(参考)佐賀鍋島藩 石井家→


posted by 御堂 at 00:40 | Comment(2) | TrackBack(0) | 歴史:ドラマ

「信長の棺」

テレビ朝日系で今年平成18年度(2006)冬期に放送予定の「信長の棺」についての情報です。

原作は加藤廣氏の同名タイトル『信長の棺』。

織田信長の弓衆として仕え、『信長公記』『大かうさまくんきのうち』の著者でもある太田牛一を主人公に、「本能寺の変」の謎解きや信長の死の真相を探り出していく、という歴史ミステリーとの事。

主な配役は、

・太田牛一=松本幸四郎さん

・織田信長=松岡昌宏さん
・羽柴秀吉=中村梅雀さん
・徳川家康=西郷輝彦さん
・石田三成=篠井英介さん
・明智光秀=小日向文世さん
・森蘭丸=森田直幸さん
・大村由己=蟹江敬三さん
・蒲生賢秀=中原丈雄さん
・前田利家=佐野圭亮さん

・信長の側室・興雲院(お鍋の方)=浅野ゆう子さん
・楓=片瀬那奈さん
・小鶴=貫地谷しほりさん

・才蔵=渡辺いっけいさん
・秋津=松本紀保さん
・清如=内藤剛志さん
・惣兵衛=夏八木勲さん

の顔ぶれの模様。放送日時は11月5日(日)午後9時からです。

― ◇ ◇ ◇ ―

太田牛一にスポットを当てた―というところが面白いですね。ましてや、その役を演じられる松本幸四郎さんも、「黄金の日日」(昭和53年=1978)での呂宋助左衛門の時のような感覚で興味が惹いたのかも…(笑)

松岡昌宏さん、「秀吉」森蘭丸役(平成8年=1996)から、ついにステップアップ!信長役ですね。

蟹江敬三さん演じる大村由己との対比も面白い気がします。片や(=牛一)忠実な記録者と、片や(=由己)作り話の演出家って感じですしね…

ps.個人的な話題ですが…篠井英介さん、ゼッタイこの方には前原一誠を演じてもらいたい!写真で見たらマジそっくりやし…(ずぅ〜っと、念願してます!)


posted by 御堂 at 18:28 | Comment(4) | TrackBack(1) | 歴史:ドラマ

「白虎隊」

テレビ朝日系で来年、平成19年(2007)1月6日、7日の2夜連続で新春スペシャルドラマ「白虎隊」が放送されるようです。

幕末・維新期戊辰戦争において、薩摩・長州藩を中心とする官軍に徹底抗戦した奥羽越列藩同盟の最大の戦地、会津藩で戦った少年たちの悲劇を描く作品になるのだとか―

物語の主軸となるのは、白虎隊士(正確には白虎士中二番隊)の一員だった酒井峰治

酒井峰治は退却の時にはぐれてしまったために、他の隊士たちのように飯盛山で自決せず、知り合いの農民らに助けられ、飼っていた愛犬とも再会し、籠城戦に参加しました。

平成2年(1990)、その酒井峰治の子孫宅の仏壇から偶然発見され、同5年(1993)に公開された手記『戊辰戦争実歴談』は、飯盛山で自刃した白虎隊「士中二番隊」の足取りを記した新しい史料として一躍注目を浴びました。

酒井峰治は北海道に渡り酪農家として生涯を過ごしたそうです。生前においては家族の者にさえも当時の事を殆んど語ることもなく、手記の存在も誰も知らなかったようです。

その手記の中で峰治は、

余の傍らを過ぐるあり。よく顧みれば、愛犬クマなり。すなわち声をあげてその名を呼べば、とどまりて余の面を仰ぎみるや、疾駆して来たりて飛びつき、歓喜に堪えざるの状あり。余もまた帳然として涙なきにあたわず
と、愛犬クマと出会ったことで生きる決意をしたと回想しています。

現在、飯盛山の白虎隊記念館入口に「犬とたわむれる少年隊士」の銅像が建っています。これが酒井峰治と愛犬クマだそうです。

演じるのは、山下智久さん(NEWS)で、酒井峰治と、酒井の子孫・新太郎の2役。

ストーリー展開としては、白虎隊士・酒井峰治の血を引く酒井新太郎が、同じく白虎隊士篠田儀三郎の血を引く友人・篠田雄介と共に白虎隊記念館を訪れて、歴史を辿っていく…という感じの模様。

どの辺りから番組がスタートするのかわかりませんが、他の面々…松平容保はもちろん、主だった会津の人たちの配役が一番楽しみなところですね!

主な配役は以下の、

・酒井峰治(白虎隊士)・酒井新太郎(子孫)=山下智久さん(NEWS)
・篠田儀三郎(白虎隊士)・篠田雄介(子孫)=田中聖さん(KAT-TUN)

・日向内記(白虎隊隊長)=的場浩司さん

・有賀織之助(白虎隊士)=吉武周平さん
・安達藤三郎(白虎隊士)=鯨井康介さん
・飯沼貞吉(白虎隊士)=崎本大海さん
・池上新太郎(白虎隊士)=河野弘樹さん
・石田和助(白虎隊士)=橋爪遼さん
・石山虎之助(白虎隊士)=富平和馬さん
・伊藤悌次郎(白虎隊士)=大谷翔さん
・伊藤俊彦(白虎隊士)=加藤崇さん
・伊東又八(白虎隊士)=藤ヶ谷太輔さん(ジャニーズJr)
・井深茂太郎(白虎隊士)=多賀名将也さん
・庄田保鉄(白虎隊士)=栩原楽人さん
・鈴木源吉(白虎隊士)=江嵜大兄さん
・津川喜代美(白虎隊士)=権田裕一郎さん
・津田捨蔵(白虎隊士)=斉藤祥太さん
・永瀬雄次(白虎隊士)=辻本祐樹さん
・西川勝太郎(白虎隊士)=冨田翔さん
・野村駒四郎(白虎隊士)=青山雅史さん
・林八十治(白虎隊士)=小谷幸弘さん
・間瀬源七郎(白虎隊士)=花谷充規さん
・簗瀬武治(白虎隊士)=福田雄介さん
・簗瀬勝三郎(白虎隊士)=植山学さん

・酒井峰治の父、安右衛門・新太郎の父、虎男=高嶋政伸さん
・峰治の母、しげ・新太郎の母、まゆみ=薬師丸ひろ子さん
・峰治の祖母、もん・新太郎の祖母、敏子=野際陽子さん
・峰治の兄、滝江=黄川田将也さん
・新太郎の祖父、峰男=伊東四朗さん

・篠田儀三郎の母、しん子=若村麻由美さん

・西郷頼母近悳(会津藩家老)=小林稔侍さん
・頼母の妻、千恵子=浅野ゆう子さん
・頼母の長女、細布子=西原亜希さん

・山本良晴覚馬=松重豊さん
・覚馬の妹、八重子=中越典子さん

・浅井小夜子(娘子隊士)=黒木メイサさん→中野竹子がそのモデル
・小夜子の母、すみ江=伊藤かずえさん

・神保内蔵助利孝(会津藩家老)=ベンガルさん
・田中土佐玄清(会津藩家老)=山田明郷さん
・梶原平馬景武(会津藩家老)=宅間孝行さん
・萱野権兵衛長修(会津藩家老)=石倉三郎さん

・山川大蔵重栄(会津藩若年寄、のち家老)=松尾敏伸さん

・世良修蔵=(長州藩からの徴士、奥羽鎮撫総督府参謀)=渡辺いっけいさん
・板垣退助=(土佐藩からの徴士、東山道先鋒総督府参謀)=片岡鶴太郎さん

・松平容保(会津藩主、京都守護職)=東山紀之さん
・容保の義姉、照姫=和久井映見さん

などの皆さんが競演されます。

― ◇ ◇ ◇ ―

オダさんからの情報
ドラマとの関連性は全くないのですが、ドラマの主人公と同じ酒井新太郎という名前の会津人が実在したそうです。

明治10年(1877)に起きた西南戦争において、佐川官兵衛や藤田五郎(斎藤一)らが東京警視本署(警視庁)が編成した部隊「警視隊」(別働第三旅団豊後口警視隊)に徴募隊士として出征し、豊後(大分県)に派遣されたのですが、その中に酒井新太郎という人物がいたそうです。

彼は大分県境の山岳戦で戦死してしまい、大分護国神社の西南の役警察官墓地に眠っているそうです。

また福島県・いわき平古鍛冶町の良善寺にも墓が、東京・泉岳寺には「戦死之碑」という顕彰碑があるのだとか―

※(参照)泉岳寺 殉難戦死之碑(サイト「大佗坊の在目在口」より)→


  

posted by 御堂 at 06:24 | Comment(2) | TrackBack(1) | 歴史:ドラマ

「堀部安兵衛〜いまこの時のために生まれ〜」

平成19年(2007)のNHK正月時代劇は「堀部安兵衛〜いまこの時のために生まれ〜」と決まりました。

原作は池波正太郎氏の『堀部安兵衛』で、少年時代から高田馬場の決闘までの波乱に富んだ青春を描いたドラマだそうです。主な出演者の顔ぶれは、

・中山安兵衛=小澤征悦さん
・中津川祐見=宇梶剛士さん
・お秀=松尾れい子さん
・伊佐子=新妻聖子さん

・菅野六郎左衛門=松方弘樹さん
・大石内蔵助=中村梅雀さん
・堀内源左衛門=伊武雅刀さん
・北島雪山=北村和夫さん

となっています。

― ◇ ◇ ◇ ―

さて、堀部安兵衛武庸たけつねといえば、やはり「高田馬場の決闘の助太刀」と「赤穂暴徒による吉良邸襲撃」が有名ですね。

その出自を辿れば、越後国新発田城主溝口家家臣の中山弥次右衛門の長男として生まれています。母は初代城主・溝口伯耆守秀勝の五女・秋香と藩士・溝口四郎兵衛盛政との間に生まれた六女だとか―

となれば、安兵衛は溝口秀勝の曾孫にあたるということですね。

その母は安兵衛出産直後に死去しており、母方の祖母でる溝口秋香に引き取られています。 3歳の時、祖母の秋香が死去して以降は、父である弥次右衛門に引き取られ、男手ひとつで育てられます。

その父も安兵衛が13歳か14歳の時分に櫓の失火に対する落ち度の責任で溝口家を逐われて浪人となります。

浪人した後、父弥次右衛門も死去。孤児となった安兵衛は、はじめ母方の祖父溝口四郎兵衛盛政に引き取られますが、祖父・盛政も引き取られて2年ほどして死去したため、姉の嫁ぎ先である長井家に引き取られます。
19歳の時、長井家の親戚・佐藤新五右衛門を頼って江戸へ出て、堀内源太左衛門正春の道場に入門。天性の剣術の才で頭角を現し、免許皆伝となって堀内道場の四天王と呼ばれるようになっていくのです…

― ◇ ◇ ◇ ―

それにしても、安兵衛役の小澤征悦さん、着実なステップアップですね。

今年の大河「功名が辻」で山内一豊役を演じる上川隆也さんも「毛利元就」毛利隆元役(平成9年=1997)「逃亡」源次役(平成14年=2002)「最後の忠臣蔵」寺坂吉右衛門役(同16年=2004)と続き、「功名が辻」(同18年=2006)となりましたし―

来年の大河「風林火山」で山本勘助を演じる内野聖陽さんも「十時ととき半睡事件帖」(平成6年=1994)「徳川慶喜」徳川慶篤役(同10年=1998)「蝉しぐれ」牧文四郎役(同15年=2003)「秘太刀馬の骨」石橋銀次郎役(同17年)と来て、「風林火山」(同19年=2007=放送予定)となっているので―

小澤征悦さんも「徳川慶喜」沖田総司役(平成10年=1998)「人情届けます 江戸・娘飛脚」清太郎役(同15年=2003)「義経」木曽義仲役(同17年)と経験が積み重なっていることを思えば、将来的な期待感は十分持てますよね。

話は違いますが、NHKさんって面白いもんで、子役の時分から育ててきた役者さんを着実にステップアップさせたりします。

岩崎ひろみさんしかり、茅野佐智恵さんしかり…(→奇しくも、お二人ともNHK朝の連続テレビ小説「走らんか!」平成7年=1995=の出演者だったりしますね)

岩崎さんは「毛利元就」尼子みつ役(平成9年=1997)で、茅野さんは「翔ぶが如く」西郷菊子役(平成2年=1990)での出演経験がありますし…

そういう意味では、「コラ!なんばしょよっと」(平成4、5、9年=1992、1993、1997)に出演していた阪本浩之さん、大注目です。

阪本さんも「八代将軍吉宗」松平頼方役(平成7年=1995)「葵・徳川三代 」松平忠輝役(同12年=2000)「武蔵 」細川忠利役(同15年=2003)ときて、今回「功名が辻」では小早川秀秋役を演じられるようです。

何れにせよ、「堀部安兵衛〜いまこの時のために生まれ〜」での小澤征悦さんの勇躍に注目ですね!

放送日時は、元日、つまり1月1日(月)にNHK総合で、

・前編 21:00〜21:50
・後編 21:55〜22:55

となっています。

例年ならば、先にハイビジョンが元日に放送して、2日か3日に総合で放送する―ってケースだったのでちょっとビックリ!…だけど、注目ですよ!!


   

posted by 御堂 at 20:19 | Comment(0) | TrackBack(0) | 歴史:ドラマ

「李香蘭」

「李香蘭」

香蘭こうらんLI,リーXianglanシャンランという人物を知っていますか?

昭和初期、満州の奉天(現、瀋陽)に日本人として生まれながら、養女に出され中国人女優、中国人歌手として歴史のうねりに翻弄されながら数奇な運命をたどった1人の女性―日本と中国の狭間で生きた“アジアの歌姫”李香蘭

そんな彼女が日本の敗戦によって九死に一生の思いで引き揚げてくるまでの波乱の半生を描くドラマが作られます。

来春のテレビ東京系2夜連続ドラマスペシャル「李香蘭」です。

―◇ ◇ ◇―

李香蘭―本名、山口淑子さん。

戦後日本に帰国し、女優やテレビ司会者(「3時のあなた」)として活躍する一方、参議院議員も務めた彼女の自著『李香蘭 私の半生』『「李香蘭」を生きて 私の履歴書』などをベースに描かれる模様。

―◇ ◇ ◇―

季香蘭こと山口淑子さんは大正9年(1920)、撫順に生まれます。

父は日露戦争後中国大陸に渡り南満州鉄道株式会社(満鉄)に就職、その後撫順炭鉱に転職します。

しかし、抗日デモに巻き込まれた父は撫順には居づらくなり、友人である中国人の李際春を頼って奉天(現、瀋陽)に移り住みます。

李際春という人物は親日派満州軍閥の元将軍であり、瀋陽銀行の総裁の地位にありました。

淑子たちは李際春の第2夫人の家に住みます。第2夫人の面倒を見る代わりに家賃はただとういう条件で―

淑子は、父から、そしてこの第2夫人との生活の中から中国語(北京語=普通話…標準語)の教育を受けるのです。

さらに、中国では親しい友人とは義兄弟を誓ったり(←“桃園の誓い”みたく…)、友人の子を養子にもらう習慣がありました。淑子は李際春の養女となり、李の姓と香蘭という名前を貰いました。

李香蘭という名前の誕生です。

主な配役陣は次の通り―
  • 李香蘭(山口淑子)(14歳〜26歳)=上戸彩さん


  • …過去に僕が観たテレビドラマで李香蘭を演じた女優さんは、『さよなら李香蘭』(平成元年=1989)の沢口靖子さん、『流転の王妃・最後の皇弟』(平成15年=2003)での天海祐希さんが印象的でしたね。

    主演映画は勿論の事、「蘇州夜曲」や「夜来香」「何日君再来」など懐かしい大ヒット曲も随所に盛り込んで時代を再現されるようですよ。


    なかでも、20歳で初来日した際、有楽町の日劇を7周半のファンがとりまいたという伝説の「7周半事件」のエピソードも描くのだとか―

    これは、李香蘭として初来日した昭和16年(1941)2月11日に起こりました。

    “歌う李香蘭”を一目観ようと、日劇に押し寄せた観客は実に10万人。早朝から人がチケット売り場に並び、開演の頃にはまだチケットを買えない群衆がぐるりと日劇を取り囲む事7回り半―

    入場できない人たちが暴動を起しそうになり、それを鎮めるため警官が出動する程の騒ぎになったり、日劇の隣りに社屋のあった朝日新聞社などは、押し寄せる群衆に公用車を壊されてちゃう始末だったそうです。

    面白いのは、東京帝国大学法学部の期末定期試験の問題で「日劇七まわり事件について記せ」という課題が出題され、当時3年生だった宮沢喜一元首相などは「自由を求める大衆の心理を如実に示す実に痛快な出来事である」と回答し「優」をもらったそうです(笑)
  • 李香蘭(山口淑子)(70歳あたり…)=野際陽子さん


  • 李香蘭の父、山口正雄=橋爪功さん

  • 李香蘭の母、山口アイ=名取裕子さん


  • 撮影中に役に入りすぎて、思わず李香蘭を引っ叩いちゃったという、長谷川一夫に中村福助さん。

  • 中国・清王朝の末裔の身でありながら、時代に翻弄されちゃう“東洋のマタハリ”“男装の麗人”川島芳子(愛新覚羅顕●(王+子)に菊川怜さん。
  • …「さよなら李香蘭」(平成元年=1989)では山田邦子さんが、「流転の王妃・最後の皇弟」(平成15年=2003)では江角マキコさんが演じてらっしゃいましたね。菊川怜さんが川島芳子の影のある部分を表現してくれたら、観応えがあるんだけどなぁー。
  • 満州映画協会理事長として、満州国を影で支えたフィクサーとして“甘粕帝国”と言わしめた、甘粕正彦に中村獅童さん。
  • …同じく、「さよなら李香蘭」では片岡鶴太郎さんが、「流転の王妃・最後の皇弟」では竹中直人さんが演じておられます。正直、中村獅童さんでは若すぎる…かな?最期の服毒自殺のシーンは満州帝国の崩壊を表現するシーンだから、一番の見処なのに…
といった顔ぶれです。

全体的に配役の皆さんが若すぎる(=人生に重みを持ってない)気がしますが、そこはどう演じきってくれるのか、楽しみなところでもありますね。


posted by 御堂 at 21:46 | Comment(0) | TrackBack(0) | 歴史:ドラマ

新春ワイド時代劇「忠臣蔵 瑤泉院の陰謀」

「忠臣蔵 瑤泉院の陰謀」

来年、平成19年(2007)1月2日に放送予定のテレビ東京系の新春ワイド時代劇に「忠臣蔵 瑤泉院の陰謀」が決まりました。

ドラマの主役となるのは、浅野内匠頭たくみのかみ長矩ながのりの正室・阿久利あぐり(→落飾後は、瑤泉院ですね)

赤穂浪士による吉良邸討ち入りは、実は瑤泉院が首謀者だった―という新しい視点での「忠臣蔵」になりそう。

その瑤泉院(阿久利)には、稲森いずみさんが演じられます。

また、大石内蔵助くらのすけ良雄よしおを北大路欣也さん、柳沢出羽守保明(のち吉保)を高橋英樹さんが演じられ―

この3人の視点で物語を進行させ、ナレーション代わりに浄瑠璃を使うのだとか―(「八代将軍 吉宗」を想い出しますね!笑)

原作は湯川裕光さんの『瑤泉院 三百年目の忠臣蔵』で、脚本をジェームス三木さんが手掛けられるようで安定感はありそう!

他にも、

・浅野内匠頭長矩=高嶋政伸さん
・吉良上野介義央=江守徹さん
・内匠頭の側室候補だった喜世→徳川家宣の側室、左京の方(…のちの月光院)=吹石一恵さん
・吉保の側室、正親町町子=萬田久子さん
・内蔵助の妻、大石りく=松坂慶子さん
・徳川綱吉=津川雅彦さん

・唐崎=梶芽衣子さん
・滝岡=松金よね子さん
・山村座主人=石橋蓮司さん

・浅野大学長広=井澤健さん
・浅野式部少輔長照=あおい輝彦さん

・大石主税ちから良金 よしかね=篠山輝信さん
・堀部安兵衛武庸=山田純大さん
・堀部弥兵衛金丸=寺田農さん
・片岡源五右衛門高房=山下規介さん
・奥田孫太夫重盛=河原崎次郎さん
・磯貝十郎左衛門正久=高杉瑞穂さん
・原惣右衛門元辰もととき=ミッキーカーチスさん
・富森助右衛門正因まさより=高知東生さん
・吉田忠左衛門兼亮=山田吾一さん
・小野寺十内秀和=原田清人さん
・神崎与五郎則休のりやす=岡本光太郎さん
・近松勘六行重=真勝國之さん
・菅谷半之丞政利=渡辺裕之さん
・大高源五忠雄=石橋保さん
・千馬三郎兵衛光忠=森下哲夫さん
・前原伊助宗房=高川裕也さん
・倉橋伝助武幸=木村秀吉さん
・早水藤左衛門満尭みつたか=乃一祐さん
・寺坂吉右衛門信行=水野純一さん

・高田郡兵衛資政=春田純一さん
・瀬尾孫左衛門=緒形幹太さん
・毛利小兵太元資=忍成修吾さん

・進藤源四郎俊式=西田健さん
・大野九郎兵衛知房=真実一路さん
・安井彦右衛門=伊吹吾郎さん
・藤井又左衛門宗茂=狭間鉄さん
・建部喜六=大橋吾郎さん
・近藤政右衛門=山田良隆さん

・艶=小倉優子さん
・艶の父、大工の平兵衛=左とん平さん

・吉良左兵衛義周=橋爪遼さん
・小林平八郎央通=田宮英晃さん
・清水一学義久=倉田てつをさん
・山吉新八郎盛侍=中根徹さん
・瑤泉院の命で吉良邸に奉公した千馬三郎兵衛光忠の娘、志乃=水橋貴己さん

・桂昌院=樋田慶子さん
・徳川綱豊(のち家宣)=磯部勉さん
・煕子(のちの天英院)=野村真美さん
・庄田下総守安利=潮哲也さん
・梶川与惣兵衛頼照=柴田善行さん
・土屋主税政直=神山繁さん
・仙石伯耆守久尚=榎木孝明さん
・林大学頭信篤(鳳岡)=栗塚旭さん
・荻生徂徠=五木ひろしさん

・夕霧太夫=久保田ゆずさん
・浮橋=辻沢杏子さん

という顔ぶれです。

― ◇ ◇ ◇ ―

瑤泉院が亡夫の敵討ちを計画!ですか…今までにないアクティブな瑤泉院が観られそう!

果たして、「南部坂 雪の別れ」はどのように描かれるのでしょうね。

このシーン、討ち入り直前に大石内蔵助が瑤泉院のもとに赴いて、仇討ち血判状を瑤泉院に献上して、今生の別れをする―というドラマや映画などでは有名なシーンですが、実際には史実ではない脚色だそうです。

大石内蔵助が赤穂浅野家改易後に瑤泉院に拝謁したのは討ち入りのほぼ1年前の元禄14年(1701)11月14日のただ1度きり―

この「南部坂 雪の別れ」は、大石内蔵助が瑤泉院の結婚時の持参金を、赤穂浅野家の家名再興や討入りの運動資金として着用しており、討入り直前にその収支決算書を瑤泉院の用人である落合勝信に提出したことがヒントになっているんですよね。

― ◇ ◇ ◇ ―

さて、ドラマのエピローグ、どのようにイメージしますか?

やはり、無難に“殿(内匠頭のこと)、内蔵助たちが吉良上野介を討ち果たしたよ!で終わるのが一般的かもしれませんね。

でも、赤穂浪士が吉良上野介を討ち取り、切腹した後のエピソードを持ち込んでくれたら嬉しいかも!(「最後の忠臣蔵」っぽい感じじゃなくて…)

実際の話、瑤泉院は一族連坐で伊豆大島へ流された赤穂浪士の遺児たち(吉田伝内・間瀬定八・中村忠三郎・村松政右衛門の4人)の赦免運動に尽力し、宝永3年(1706)8月に赦免を実現させています。

このエピソードを盛り込むだけでも、違った瑤泉院の、違った「忠臣蔵」のイメージが観ている視聴者に新しい息吹きとして種が蒔かれる、というものなんですが…

― ◇ ◇ ◇ ―

しっ、かし、「忠臣蔵」の人気は不滅ですね―

…と言っても、僕は吉良弁護派です(笑)

結局、「松の廊下」での出来事は殿中を歩いていた浅野内匠頭が急に持病である癇癪かんしゃく(突然胸が痛み出し、目の前にある物(いる人)にあたり散らす…精神病のこと。実は母方の遺伝らしい…「松の廊下」の以前に起こった殿中での刃傷事件も内匠頭の母方の親戚の血筋だったことがわかっています)が起こって、たまたま前を歩いてた吉良上野介に害が及んでしまった―というのが史実だし、吉良家にとっては、いい迷惑な話ですよね。

― ◇ ◇ ◇ ―

吹石一恵さんの役どころ・喜世(左京の方)は後の月光院ってことだから、瑤泉院との絡みで上述した「赦免嘆願書」のエピソードが観られるのかな?という期待感が持てますね!

さらに、これは僕も初めて知ったのですが、浅野大学長広って赤穂浅野家を再興してたんですね。

浅野大学長広は浅野内匠頭長矩の弟で、のち浅野内匠頭の養嗣子となります。刃傷事件後に閉門となり、さらに領地召し上げ、浅野宗家へ永預けとなる…のですが、

実は赤穂浪士たちの吉良邸討入り(元禄15年=1702)の7年後の宝永6年(1709)に徳川綱吉の死去に伴う大赦で許され、翌7年(1710)に新将軍となった徳川家宣に拝謁して改めて安房国朝夷郡・平郡に500石の所領を賜って旗本として復活しています。

内匠頭存命の時期に旗本として別家を立てていましたから、「旗本・浅野大学家」の再興とも言えるのですが、ある意味、赤穂浅野家の「御家再興」を果たしたと考えてもいいですよね。

これも、月光院の影響力が見え隠れする、エピソードかもしれません!


   

posted by 御堂 at 13:30 | Comment(3) | TrackBack(0) | 歴史:ドラマ

「大集合!NHK人形時代劇」第2夜―真田十勇士、紅孔雀

時代劇専門チャンネルで放送された「大集合!NHK人形劇」第2夜は「真田十勇士」「紅孔雀」でした。

「真田十勇士」

まずは「真田十勇士」で、昭和50年(1975)4月〜52年(1977)3月にかけて放送された全445話のうちの、放送可能な第1話、第435話、第443話が放映されました。

あらすじは、

時は戦国動乱の時代。太閤・豊臣秀吉没後、稀代の名将・真田幸村の元へ、猿飛佐助(声:松山省二さん、関根信昭さん)をはじめ、霧隠才蔵(声:名古屋章さん)、由利鎌之助(声:三谷昇さん、木下秀雄さん)、筧十蔵(声:名古屋章さん)、三好清海(声:河内桃子さん)、為三(声:八木光生さん)、穴山小助(声:斎藤隆さん)、高野小天狗(声:岸田森さん)、呉羽自然坊(声:岸田森さん)、真田大助(声:里見京子さん)が集まった。同じ運命の星の元に集まった彼ら真田十勇士を待ち受けるのは、徳川家康率いる伊賀、甲賀の忍者群との戦いであった。
というもの。声の吹き替えの面々を見ても、かなりの貴重モノ。松山省二さんはもちろんのこと、三谷昇さんも、里見京子さんにしてもお馴染みメンバーでいらっしゃいますが、なんと言っても、故名古屋章さん、同じく故岸田森さんの配役はゼッタイ貴重!

ましてや、晴海が河内桃子さんですよ!(これって、NHK−BS2で放送してる「週刊お宝TV」でNHK人形劇を採り上げて、その際に河内桃子さんのゲスト出演とか、メーッセージを頂くとかあったら面白いのに…)

加えて、ナレーションには熊倉一雄さん(←僕にはヒッチコックでの声が強烈な印象ですが!)ですし…

この作品では柴田錬三郎氏の原作を元に、脚本には溝口健二氏の「赤線地帯」などで知られる成沢昌茂氏を起用して、本格時代劇に仕立て上げたのが凄いよね。

豊臣秀頼を薩摩落ち→琉球への逃亡、とせずに蝦夷地に!ってトコがみそかも!一平凡な人間として暮らしていく…という設定もありだし、(ガンダムのミネバみたいに!)、将又、この後に起こるであろう、シャクシャインの蜂起のようにアイヌ民話として英雄視されていく…というエピローグもありかもしんない!

今回の放映では、第435話(晴海夢影を助けに茶臼山の家康の陣に乗り込む場面など)はDVDにも未収録なお宝エピソードだったようです。



その第435話放映での番組のEDで流れたのが村田英雄さんが唄った「真田十勇士の歌」

♪風よ吹け 雲よ飛べ
 雨も降れ 花も散れ
 打てば響くぞ お主と拙者
 星が結んだ 同志の誓い
 山川草木さんせんそうもく 敵味方
 栄枯盛衰 夢の間も
 空は輝く 南無八幡
 ああ 我らは真田十勇士
 我らは真田十勇士
って感じの曲でした。なんと、この曲って柴田錬三郎氏本人による作詞だったんですね

今回、NHK人形劇を久しぶりに観て一番のピンポイントを喰らっちゃいました(笑)

この歌が入ったCDを探さなきゃ!(フルバージョンあるかな?)

もし、未発表ならば、時代劇専門チャンネルさま、ペリー荻野さま、「ちょんまげ天国」の新バージョンで収録してもらえないかなぁー!

ps.余談ですが、清海の大凧と白影さんの大凧はどちらが性能がいいでしょうね(笑)

― ◇ ◇ ◇ ―

「紅孔雀」

続いては「紅孔雀」でした。この作品は昭和53年(1978)4月〜54年(1979)3月にかけて放送された全223話のうちの、第1話と、第223話(=最終話)が放映されました。


ちなみに、私の親の年代=70代後半から80代の皆さんはラヂオドラマであった「紅孔雀」が懐かしい事でしょうね。


さて、私が観ていた人形劇「紅孔雀」のあらすじは、

代官・那智嘉門の息子・小四郎(声:三波豊和さん)は、正義の白鳥党の首領で、アステカの秘宝を探すために必要な「紅孔雀の鍵」を追い求める。小四郎には、久美(声:水沢アキさん)という恋人がいたが、彼女はどくろかずらの実の汁を飲んだため、邪悪な心が芽生え「白鳥党」の仇敵・「されこうべ党」の首領となって、小四郎の命を狙うようになる。はたして小四郎久美を元に戻すこと出来るのか? そして秘宝の行方は…
というもの。『紅孔雀』は『笛吹童子』同様に『新諸国物語』シリーズの中の作品ですが、原作でのメラアピという架空の国の設定を、人形劇ではアステカ王国に変えていましたね。

そして、紅孔雀の正体をアステカ王女・ガタルーペの化身とした点などもオリジナリティーがありました。(こうしたオリジナリティーが次の「プリンプリン物語」で華開くのでしょうけど…)

子ども心に、久美が「されこうべ党」の首領へと豹変するシーンは怖かったのですが、あれは文楽人形のからくりを上手く使って表現していたようですね。(後年、文楽人形を操作する機会があって、その際、浪人に斬られて首が吹っ飛びシーンを実演したのですが、「これが豹変するシーンのからくりかぁー」と納得したもんです)

因みに、「アステカ」で調べて見たら、

アステカ王女・ガタルーペの父、国王モンテスマというのはモクテスマ2世がモデルみたいですね。

また、ガタルーペの恋人だった青年コテモク(声:神谷明さん)はアステカ王国最後の国王クワウテモクがモデルのようです。

ナレーションには、この当時、もうこの人を置いて他にはいなかったでしょう、「サザエさん」の初代マスオさんの声の吹き替えでも有名な近石真介さんでした。安心して観てましてもんね(笑)

歌のタイトルは、「紅孔雀のうた」と言って、唄ってはるのは、紙ふうせんのお二人がデュエットしてはります!

♪飛べ飛べはばたけ紅孔雀
 まっかなつばさうちふって
 明日に向かって飛んでゆけ

 かなしくってもなかないで
 つらくてもくじけずに
 希望にかがやく遙かな空を
 しっかり目を開け見つめよう

 飛べ飛べはばたけ紅孔雀
 ふりむきもせずまっしぐら
 幸せはこぶ赤い鳥
ってな感じでしたよね。今更ながら…殆んど完璧に唄える自分がいます!

それにしても、この頃の夕方6時台って殆んどの子どもがNHKやNHK教育を観ていたのではないのでしょうか?

月〜金曜日、まず「600こちら情報部」(今でいえば「週刊こどもニュース」みたいな感じかな!)ってのがあって、そのまま流れで「紅孔雀」や次の「プリンプリン物語」を観てましたもんね。

土曜日も同じようなもんで、もう少し後年ですが、6時から「三国志」があって、チョット重なる時間帯でNHK教育で「大草原の小さな家」でしたもんね(笑)

今想えば、かなり充実してましたねー(爆)

posted by 御堂 at 23:12 | Comment(0) | TrackBack(0) | 歴史:ドラマ

「大集合!NHK人形時代劇」―新八犬伝、笛吹童子


時代劇専門チャンネルにて「大集合!NHK人形時代劇」という特集番組がありました。

第1夜は「新八犬伝」「新諸国物語 笛吹童子」

「新八犬伝」

まずは「新八犬伝」で昭和48年(1973)4月〜50年(1975)3月にかけて全464話放送されたうちの、放送可能な第1話と第20話と第464話(=最終話)が放映されました。

あらすじとしては、

今から500年ほど前、安房国館山城主・里見義実の娘・伏姫は、怨霊・玉梓によって命果てた。だが胸元の数珠の8つの珠が、8匹の犬となって飛び散った。やがて仁、義、礼、智、忠、信、孝、悌の文字がそれぞれ浮かびあがる不思議な珠を持つ犬塚信乃(声:近石真介さん)、犬川額蔵(声:斎藤隆さん)、犬飼現八(声:関根信昭さん)、犬山道節(声:川久保潔さん)、犬田小文吾(声:近石真介さん)、犬阪毛野(声:花形恵子さん)、犬村角太郎(声:木下秀雄さん)、犬江親兵衛(声:関根信昭さん)の「八犬士」が集う。不思議な縁で結ばれた彼らは主君・里見家を救うため、数々の苦難を乗り越えていく―
というお話です。この作品は、「ひょっこりひょうたん島」から続くNHK連続人形劇の“中興の祖”と呼ばれる作品でもあります。

辻村ジュサブロー氏による独特な人形美術や個性的で多彩な人形キャラのキャラクターも人気を博しました。

今回の放映では、10年後の昭和58年(1983)にNHKライブラリー選集として現存している第1、20、464話(最終話)の3本をナレーションをされておられた坂本九さん自身が回想する貴重なお宝バージョン(←テレビ放送20周年を記念して作られたのでしょうかね?)です。

くしくも、坂本九さんはこの2年後の昭和60年(1985)に日航機墜落事故でお亡くなりになられるので、すごく貴重かつ懐かしさがあふれますね。

「新諸国物語 笛吹童子」

続いては「新諸国物語 笛吹童子」です。この作品は人気シリーズで、まずは昭和28年(1953)にNHKがラジオドラマとして放送。翌29年(1954)には東映配給で3部作として映画化もされている。そうした人気を博した、この作品を人形劇として作品化したのが、今作品で昭和52年(1977)4月〜53年(1978)3月にかけて全220話放送されたうちの、第1話と第220話(最終話)が放送されました。

あらすじとしては、

戦国時代、丹波国満月城の城主・丹羽修理ノ亮(声:清水宏さん)は、人望厚い名君であったが、海賊でもあり、野武士でもある赤柿玄蕃(声:川久保潔さん)の襲撃を受けて自害して果てた。遺された2人の遺児のうち、玄蕃に連れ去られた“笛吹童子”こと菊丸(声:里見京子さん)は中国・明の面作りの名人・劉風来(声:近石真介さん)によって育てられ、兄の萩丸(声:近石真介)は満月城の再興を目指す。だが萩丸玄蕃の策略によって、一度被ると自らの手では外すことの出来ない、呪いの面“されこうべの面”を被せられてしまう。背後には、正義の「白鳥党」と悪の「されこうべ党」との宿命ともいえる戦いがあった―
というもの。ナレーションには雷門ケン坊さんが担当されておられたのですね。すごく懐かしかったです。

この作品については、父が昔、東映・第二東映の撮影スタッフだったこともあって、映画のクランプアップ時に撮影されたであろう、出演者と撮影スタッフ全員の集合写真や部分的なスナップ写真を見せてもらったことがあり、僕の中ではすごく印象深いんですよね。

しかし、改めて作品を観たのですが、時代設定がしっかりしてる…

舞台である丹波国満月城、城主の丹羽修理ノ亮、最終回で細川の殿を名乗るキャラもいた事からすると、モデルとなっているのは、波多野氏?あるいは内藤氏かな?細川はおそらくは京兆家の誰か…

そうなると、赤柿玄蕃って、もしかして“赤鬼”と恐れられた赤井(荻野)直正のことっぽいし…細川の殿細川高国ちゃうんかな?

全体像から見ると、丹波国守護細川家波多野氏、赤井・荻野氏、内藤氏によるところの“丹波三国志”がベースにあったのでは?と歴史好きな僕としては勘ぐっちゃいます(笑)

そ−いう展開なら、菊丸内藤如安に想えてならない…(笑)

ラストに、「笛吹童子」のうたを!(完璧に唄える人は歌いまくってみて!笑)


♪ヒャラリヒャラリコ ヒャリコヒャラレロ
 誰が吹くのか ふしぎな笛だ

 ヒャラリヒャラリコ ヒャリコヒャラレロ
 音も静かに 魔法の笛だ

 ヒャラリヒャラリコ ヒャリコヒャラレロ
 タンタンタンタン タンタンタンタン
 野こえ 山こえ

 ヒャラリヒャラリコ ヒャリコヒャラレロ
 どこで吹くのか 笛吹童子

 ヒャラリヒャラリコ ヒャリコヒャラレロ
 金と銀との 蒔絵の笛だ

 ヒャラリヒャラリコ ヒャリコヒャラレロ
 タンタンタンタン タンタンタンタン
 蒔絵の笛だ

 ヒャラリヒャラリコ ヒャリコヒャラレロ
 誰も知らない 笛吹童子

 ヒャラリヒャラリコ ヒャリコヒャラレロ
 どこで吹くのか ふしぎな笛だ

 ヒャラリヒャラリコ ヒャリコヒャラレロ
 タンタンタンタン タンタンタンタン
 笛吹童子


  

posted by 御堂 at 01:29 | Comment(0) | TrackBack(0) | 歴史:ドラマ