NHK水曜時代劇「武蔵坊弁慶」完全版DVD-BOX

「武蔵坊弁慶」完全版DVD-BOX 第1巻「武蔵坊弁慶」完全版DVD-BOX 第2巻


NHK水曜時代劇「武蔵坊弁慶」は、昭和59年(1984)から同61年(1986)までの期間で当時、NHK大河ドラマが近代三部作(「山河燃ゆ」「春の波濤」「いのち」)が放映されたいた際、水曜時代劇枠で放映されていたのが「宮本武蔵」「真田太平記」と同様、“裏大河”と呼ばれた作品で、武蔵坊弁慶が比叡山を追放されて書写山円教寺に入ると頃から、奥州衣川で生涯を閉じるところまでを描いています。

弁慶を演じられたのが2代目中村吉右衛門さんですが、この作品は弁慶以外でも特に印象深いキャスティングがありましたね。

奥御館・藤原秀衡を演じられた萬屋錦之介さんや、旭将軍・木曽義仲を演じた佐藤浩市さんなどはまさに代名詞的な役どころではなかったか―という感じです。

先にも挙げた「宮本武蔵」「真田太平記」はすでに完全版が発売されていますが、この「武蔵坊弁慶」だけは総集編のみで完全版が発売されていませんでしたが、この度、12月22日に完全版DVD-BOX全2巻が発売される事となりました。

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いやぁ~ホントに懐かしいです。ちょうど放送終了後に大学の史学科に入学したので、大学の友人たちとも話のネタで余韻に浸っていたのがとても懐かしい限りです。

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※(参照)NHK水曜時代劇「武蔵坊弁慶」
※(参照)NHK大河ドラマ「勝海舟」
※(参照)“心配ご無用!”NHK大河ドラマ「秀吉」DVD-BOXが発売!
※(参照)NHK大河ドラマ「太平記」完全版
※(参照)NHK大河ドラマ「風と雲と虹と」
※(参照)NHK大河ドラマ「おんな太閤記」完全版DVD-BOX
※(参照)NHK大河ドラマ「信長 KING OF ZIPANGU」完全版
※(参照)NHK大河ドラマ「花の生涯」
※(参照)NHK大河ドラマ「独眼竜政宗」

NHK大河ドラマ「勝海舟」総集編DVD

NHK大河ドラマ「勝海舟」総集編DVD

昭和49年(1974)1月から12月までの期間中、全52回で放映されたNHK大河ドラマの第12作目「勝海舟」

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現存する映像としては、総集編と第38話「竜馬遭難」・第39話「慟哭」の回のみだったのですが、新たに、第32回「池田屋」・第35回「孤独」・第37回「こぼれ花」・第44回「龍馬死す」の4回分、また第6回「貧困」・第7回「虫けら」の2回分が発掘されました。これで、以下の、

 ・第6回「貧困」
 ・第7回「虫けら」

 ・第25回「寒月」
 ・第26回「攘夷」
 ・第27回「捨て犬」
 ・第28回「奔流」

 ・第31回「別れ」
 ・第32回「池田屋」
 ・第33回「三条木屋町」
 ・第34回「禁門の変」
 ・第35回「孤独」
 ・第36回「焦燥」
 ・第37回「こぼれ花」
 ・第38話「竜馬遭難」
 ・第39話「慟哭」

 ・第44回「龍馬死す」

などの話数が揃ったことになります。(→これらについては、各都道府県のNHK番組公開ライブラリー及びNHKオンデマンドで視聴可能)

※(参照)“仮面ライダー”から幻の大河『勝海舟』を大量発掘!
※(参照)藤岡弘、さん 42年前の坂本龍馬を語る
※(参照)渡哲也さん32歳『勝海舟』奇跡の発掘!!

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総集編についてはVHS版として発売されていましたが、この度、DVD版が発売されるに至りました。発売日は12月22日です。

※(参照)NHK大河ドラマ「花神」、新たに2話発掘される!
※(参照)大河ドラマの名作たちが甦る!―BSプレミアム「よみがえる大河ドラマ~デジタルリマスター版 初期10作品~」
※(参照)大河ドラマの名作たちが甦る!其の2―時代劇専門チャンネル「大河ドラマ・アーカイブス」総集編特集
※(参照)NHK大河ドラマ「草燃える」、時代劇専門チャンネルにて全話放送決定!
※(参照)NHK大河ドラマ「花神」第19話「上海みやげ」
※(参照)大河ドラマの名作たちが甦る!―時代劇専門チャンネル「大河ドラマ・アーカイブス」

NHK大河ドラマ「花神」、新たに2話発掘される!

「春夏秋冬」より吉田寅次郎斬首の場面

私が大好きなNHK大河ドラマとして推すのが昭和52年(1977)1月2日~12月25日に放送された「花神」です。

司馬遼太郎氏の作品のうち、『花神』『世に棲む日日』『伊達の黒船』『酔って候』所収)、『十一番目の志士』『峠』の5作品をベースに脚本化されたもので、村田蔵六(のちの大村益次郎)という人物を通して、幕末・維新期の長州人を捉えた群像劇といえるかもしれません。

現存する映像としては、総集編のVHS版5本組とDVD版4枚組、単発で第19回「上海みやげ」の回のみだったのですが、新たに第24回「奇兵隊」と第39回「周防の人々」の映像が発掘されたようです。

まず、第24回「奇兵隊」はタイトル通り、馬関攘夷戦争で窮地に立たされた、腰抜け上級武士に代わって「儂らの土地は、儂らがこの手で護るんじゃい」と下層民衆たちが起ち上がった回です。この回のシーンの一部は総集編にも高杉晋作(中村雅俊さん)と白石正一郎(瑳川哲朗さん)との件りが収録されていました。

気になるのは、第39回「周防の人々」でしょうか!状況としては、谷梅之助〔高杉晋作〕(中村雅俊さん)ら主戦派(正義派)による馬関挙兵から椋梨藤太(内田稔さん)ら恭順派(俗論派)が退陣し、中間派で第三勢力である鎮静派たちが政権を掌握し、四境戦争(幕長戦争)に向かって最中のお話ですが…恐らく、西山塾の人たちが多数配役されている回なんでしょうねぇー。すなわち、大楽源太郎(井上昭文さん)や神代直人(石橋蓮さん)らが登場する回のはず―

―すごく観たい‼「周防の人々」というタイトルからして、「萩・長門系」の有名人は出てこないでしょうけど、防長二州のうちでも、月性、赤禰武人、大楽源太郎、世良修蔵、大村益次郎…と非業の死を遂げる人物の多い「周防系」の思いを集約されていそうな回の気がします。

他に、1話数ではないけど、1本のテープに録画されてあったものが発掘されました。

「最後の武士」で北越方面にガトリング砲で迎え撃つ河井継之助

そのテープには「火神 北越戦争総集編」というタイトルが付されており、長岡藩の家老・河井継之助(高橋秀樹さん)の活躍姿のみを編集されてあったのです。

すなわち、第48回「決戦前夜」での小千谷談判のシーン、第49回「彰義隊」、第50回「最後の武士」で継之助が死去するシーンが鏤められていたんですね。

総集編第5巻に登場する河井継之助のシーンは残らず使ってあったと思うのですが、これはこれで「花神」の中の『峠』編集分として楽しめそうな感じ―

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余談ですが、この「花神」ですが、配役を観ると、特撮やアニメに携わった役者さんたちが多く見受けられます。

吉田寅次郎(松陰)を演じた篠田三郎さんは「ウルトラマンタロウ」東光太郎役だし、

井上聞多(馨)を演じた東野英心さんも「ウルトラマンタロウ」の荒垣副隊長役、

江幡五郎を演じた三ツ木清隆さんも「ウルトラマンタロウ」の西田隊員役だったり、「光速エスパー」の東ヒカル役、「白獅子仮面」の剣兵馬役、

白石正一郎を演じた瑳川哲朗さんは「ウルトラマンA」のTAC・竜隊長役、

久坂義助(玄瑞)を演じた志垣太郎さんは「ベルサイユのばら」のアンドレ役、

寺島忠三郎を演じた池田秀一さんは「ガンダム」のシャア役、

その従兄弟で寺島秋介を演じた森次晃嗣さんは言わずと知れた「ウルトラセブン」のモロボシダン役、

楢崎頼三を演じた植田峻(うえだ峻)さんは「人造人間キカイダー」のハンペンこと服部半平役、

天堂晋助の父・義助を演じた天本英世さんは「仮面ライダー」の死神博士役、

大楽源太郎役の井上昭文さんは「レインボーマン」のダイバダッタ役、

永井主水を演じた中田浩二さんは「忍風カムイ外伝」のカムイ役、「エースをねらえ!」の宗方コーチ役、

井戸対馬守を演じた金内吉男さんは「マグマ大使」の声の役、

薩摩藩の中村半次郎(桐野利秋)を演じた速水亮さんは「仮面ライダーX」の神敬介役、

土佐藩の岩村精一郎を演じた伊東平山(吾羽七朗)さんは「ジャッカー電撃隊」の東竜=ダイヤジャック役、

新選組隊士の役で登場していた、だるま二郎さんは「秘密戦隊ゴレンジャー」の2代目キレンジャー役、

長岡藩の小林虎三郎を演じた伊武雅刀さんは「宇宙戦艦ヤマト」のデスラー総統役、「ドカベン」の犬飼小次郎役、「ザ☆ウルトラマン」のウルトラマンジョーニアス役、

薩摩藩の海江田信義を演じた中丸忠雄さんは「大鉄人17」の佐原博士役、

御堀耕助を演じた堀勝之祐さんは「みごろ!たべごろ!笑いごろ!」に登場する電線マンの声を担当されていたり、「傷追い人」の茨木圭介役や「トラップ一家物語」のトラップ男爵役、

楢崎龍役の島本須美さんは「スプーンおばさん」のルウリィ役、「夢戦士ウイングマン」のケイ子先生役、「小公女セーラ」のセーラ役、「忍者戦士飛影」のロミナ姫役、「Oh!ファミリー」のフィー役、「オズの魔法使い」のドロシー役、「めぞん一刻」の音無響子役、「天空戦記シュラト」のヴィシュヌ役、

久保清太郎を演じた大塚周夫さんは「ゲゲゲの鬼太郎(第1シリーズ)」のねずみ男役、「ルパン三世(第1シリーズ)」の石川五ェ門役、「バビル2世」のヨミ役、「さらば宇宙戦艦ヤマト 愛の戦士たち」「宇宙戦艦ヤマト2」のバルゼー提督役、「ドラゴンボール」の桃白白役、「ピーターパンの冒険」のフック船長役、

などなど、映像が残っていれば是非とも観てみたい皆さんばかりです。

本当に「花神」が全話揃って観られる日が来る事を切に願っています!!

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※(参照)NHK土曜ドラマ「遠雷と怒涛と」→
※(参照)待ちに待った「風が燃えた」、33年ぶりの再放送!→
※(参照)映画「獄に咲く花」―松陰先生と久子女史を描いた物語→
※(参照)NHK大河ドラマ「花神」第19話「上海みやげ」→
※(参照)その時歴史が動いた「奇兵隊~幕末に命を賭けた若き庶民たち~」→
※(参照)「長州ファイブ」→
※(参照)すべてはこの時から―昭和52年!→

満を持して登場⁉日立ドラマスペシャル第1作目「海は甦える」

「海は甦える」

待ちに待った!というか、今頃かよ!といった感があるのですが、日本のテレビ界史上初の2時間越えドラマである日立ドラマスペシャルの第1作目「海は甦える」が遂にCS初登場です。

放送されたのが現在から37年前の昭和52年(1977)8月29日。私は小学校の6年生でした。

ちょうど昭和52年(1977)というこの年は1月からNHK大河ドラマで「花神」が、4月からTBS系列で「新選組始末記」が放映中であり、9月からはNHK少年ドラマシリーズ「幕末未来人」の放送が始まろうとする頃でもありました。

こうも立て続けに幕末・維新期の時代モノが放送されちゃうと私自身、完璧な"長州贔屓"な歴史好きとして現在に至っちゃう訳です(笑)

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さて、この「海は甦える」は、江藤淳氏の原作本で現在では出版されていません。(私は偶々、古本屋で見つけたおかげで全巻揃える事ができましたが…)
主演は山本権兵衛に仲代達矢さん、その妻・トキに吉永小百合さん、山本家と関わりも持つ広瀬武夫に加藤剛さんを配し、3人を軸に描かれています。

主なあらすじは以下の通り―

品川の遊郭に訪れた海軍兵学寮生徒の山本権兵衛(仲代達矢さん)は、女郎として働くトキ(吉永小百合さん)と出会う。権兵衛は、働き始めたばかりで怯えるトキを、海兵の仲間達に協力してもらい、遊郭から脱出させたのだった。2年後には、トキを妻にした。

40歳になった権兵衛は、高千穂艦長を歴任後、長い海上勤務を終え、陸を上がった。海軍大臣の西郷従道(若山富三郎さん)の官房主事として、日本海軍近代化に辣腕をふるった。

日清戦争後、日清講和条約を締結すると、ロシアを主導とした三国干渉が始まり、遼東半島を清に全面返還するよう日本政府に勧告してきた。やむなく勧告を受託した日本政府ではあったが、世論は政府の弱腰姿勢を厳しく攻めたてた。

ある日、山本邸に広瀬武夫(加藤剛さん)が訪れる。広瀬の同級生と権兵衛の長女イネ(大竹しのぶさん)との結婚に反対する内容であったが、海軍で虎と恐れられる権兵衛を前にしても、はっきりと意見を述べる、物怖じしない態度に権兵衛は感心していた。

その後、広瀬は海軍留学生としてロシアへ赴任し、ロシア語をもちろんの事、ロシアの全てを学習した。ロシア貴族と交流する中で、子爵令嬢アリアズナと出会い、恋に落ちる。

しかし、海軍か恋人のどちらかを選ばなくてはならない状況になり、広瀬の心は日本とロシアの間で揺れていく…

といったもの。

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タイトルでは「満を持して…」と書きましたが、正直なところ「今頃遅いやろ!」って思いがあります。放送するタイミングは間違ってるというか、せめてNHKスペシャル大河「坂の上の雲」の放送前に放映して欲しかったなぁー。(「坂の上の雲」を観る予習も兼ねて良きタイミングだったのにね!TBSさんはチョットモノの感覚がずれてはる…)

正直、この作品は余程断片的にしか記憶に残っていません。普通に視聴していただけなので、不鮮明な箇所だらけです。次作目の「風が燃えた」からはカセットテープに録音して、後でテープ起こしをするようにノートにセリフなどを書き写す、といった行為を始めているのですけどね。

一番印象的なのはやはり、加藤剛さん演じた広瀬武夫の♪杉野は何処~♪のシーンでしょうね。このシーンが印象深くて、放送が終わった後、宇治市の図書館に広瀬武夫に関する書籍を探しに行きましたもん!

また、トキ役でらっしゃった吉永小百合さんが屋敷(邸宅)内で声を殺して怯えているシーンが目に焼き付いていたりするんだけどなぁー。多分、暴漢・暴徒たちが襲撃して窓ガラスや建具などが燃やされ壊されている状況の描写だと思うけど、そうなると、日比谷焼打ち事件との絡みかな?

番組の終盤がその日比谷焼打ち事件なのか、もう少し先のシーメンス事件での退陣だったのかもチョットおぼろげ…

なので、今回しっかりと観て記憶に残したいと思います!

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さて、この日立ドラマスペシャルですが、
と続くシリーズなんですよ!

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※(参照)36年ぶりの視聴!日立ドラマスペシャル「獅子のごとく」
※(参照)日立ドラマスペシャル「熱い嵐」
※(参照)待ちに待った「風が燃えた」、33年ぶりの再放送!
※(参照)NHK少年ドラマシリーズ「幕末未来人」―すべてはここから!

36年ぶりの視聴!日立ドラマスペシャル「獅子のごとく」

「獅子のごとく」

私が中学1年生の夏に観た「獅子のごとく」が実に36年ぶりに視聴できる事となりました―

この「獅子のごとく」は、昭和53年(1978)8月21日にTBS系列で放送された3時間テレビドラマで日立スペシャル 第3弾、明治の文豪・森鷗外を主人公とした作品です。

ドラマの趣旨としては―

明治文学の巨匠・森鷗外の愛と戦いの日々をダイナミックに描いた「獅子のごとく」。制作費1億円、制作日数45日。昭和53年(1978)にして日本のテレビドラマ史上初の東西ベルリンロケを敢行!東ドイツ政府の協力を得て、7日間の東西ドイツロケを実現。制作スタッフ5人で200㎞、14個もある機材を抱え徒歩でベルリンの壁を超えるという壮絶な制作過程を経て制作された渾身作。

森鷗外を演じたのは、江守徹さん。ナウマン論争やエリスとの恋愛シーンをドイツ語で熱演し話題となった。その鷗外の恋人エリスには西ドイツのミス・ティーンが起用。その他にも36人にも及ぶドイツ俳優人が出演するなど多くの話題を提供した。

物語は、鷗外『舞姫』の恋人エリスへの愛と、乃木希典との深い結び付きを軸に、西洋と日本、新と旧、近代思想と古武士的理論、東西文化のせめぎ合いの中で、愛を求め、精神の自由を追い求めた鷗外の苦悩を描いていく―
といったもの。主なあらすじは、

御典医の家に生まれた林太郎(のちの鷗外)(江守徹さん)は、母・峰子(小山明子さん)、祖母・清子(原泉さん)の厳しい教育を受けた。12歳で東京大学医学部に入学する程の秀才だった林太郎(鷗外)は、卒業と共に陸軍省に入った。

23歳の春、林太郎(鷗外)はドイツに留学が決まった。国家と家の期待を荷って、勇敢ドイツに赴いた。ドイツでの4年間は、光に満ちていた。ドイツ人女性・エリスと激しい恋をし、ナウマンと東西文明論を戦わした。ベルリンでは、政府の命によりドイツ留学中の少将・乃木希典(米倉斉加年さん)と出会う。鷗外は乃木に、不思議に心惹かれるものを感じ、2人の交際は乃木の死まで続いた。

明治21年、林太郎(鷗外)が帰国後、ドイツからエリスが追ってきた。周りの強い反対もあり、林太郎(鷗外)は結婚をあきらめざるを得なかった。2年後、林太郎(鷗外)は小説『舞姫』に、その激情を吐露した。その頃、林太郎(鷗外)は母・峰子の強い勧めで、結婚をしたが長くは続かなかった。

1度目の結婚に失敗した林太郎(鷗外)は、茂子(十朱幸代さん)と再婚する。

日露戦争の勃発と共に、陸軍第二軍医部長として従軍した。家では妻・茂子と母・峰子の確執があり、公私共に戦いの日々が続いた。

やがて帰還した林太郎(鷗外)は、若き歌人たち、与謝野晶子(浅茅陽子さん)や石川啄木(国広富之さん)と付き合いはじめる…

となっています。主な配役は、
  • 森林太郎(鷗外)=(少年期)前田晃一くん→(壮年期)江守徹さん

  • 後妻・茂子(しげ・志げ)=十朱幸代さん
  • 娘・茉莉(茂子との間の子・長女)=岸本加世子さん

  • 祖母・清子=原泉
  • 父・静泰(静男)=織本順吉さん
  • 母・峰子=小山明子さん
  • 妹・喜美子(小金井喜美子)=竹下景子さん
  • 弟・篤次郎(三木竹二)=三ツ木清隆さん

  • 賀古かこ鶴所つると=緒形拳さん
    →陸軍軍医、日本に耳鼻咽喉科学をもたらした人物でもある。鷗外の生涯の友として、その臨終を看取り、遺言である「余ハ石見人森林太郎トシテ死セント欲ス…(中略)…墓ハ森林太郎墓ノ外一字モホル可ラス」を聞書きした。

  • 乃木希典=(青年期)田中健さん→(壮年期)米倉斉加年さん
  • 乃木静子=南風洋子さん
    →乃木希典夫妻の殉死する日の様子がこと細かに描かれています

  • 石黒忠悳ただのり=成田三樹夫さん
    …陸軍軍医本部次長=軍医時代の鷗外の上司
  • 山県有朋=丹波哲郎さん
    →中間管理職の悲哀というか、頂点に立つ“長州閥”の壁に鷗外が苦虫を噛む感じが現れるような配役陣ですね(笑)!

  • 石川啄木=国広富之さん
  • 与謝野晶子=浅茅陽子さん

  • エリス=ペギィ・ベルラッティさん
    『舞姫』のモデル
の皆さんです。

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主題歌は大橋純子さんが唄った♪たそがれマイ・ラブ♪でした。その歌詞をピックアップします―

♪今は夏 そばにあなたの匂い
 しあわせな夢に おぼれていたけれど
 夕立ちが 白い稲妻つれて
 悲しみ色の 日ぐれにしていった
 しびれた指 すべり落ちた
 珈琲カップ 砕け散って
 私はただ あなたの目を
 言葉もなく 見つめるだけ
*さだめという いたずらに
 ひきさかれそうな この愛

 今は冬 そばにあなたはいない
 石畳白く 粉雪が舞い踊る
 ひきさかれ 愛はかけらになって
 それでも胸で 熱さをなくさない
 凍える手で ひろげて読む
 手紙の文字が 赤く燃えて
 私はもう あなたの背に
 もたれかかる 夢を見てる
* リピート

作詞は阿久悠氏ですが、詞全体から『舞姫』のエリスの想いが感じ取れますよね!まさに「獅子のごとく」というこの作品にマッチした主題歌だと思います。

『舞姫』は明治23年(1890)に発表された作品で、ドイツ留学体験を下敷きにしていて、作中の登場人物の相澤謙吉は賀古鶴所、天方伯爵は山県有朋がモデルと言われています。

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※(参照)日立ドラマスペシャル「熱い嵐」
※(参照)待ちに待った「風が燃えた」、33年ぶりの再放送!