2022年大河は「鎌倉殿の13人」

令和4年(2022)のNHK大河ドラマ(第61作目)は「鎌倉殿の13人」と決まりましたね。

主役は北条義時、主演は小栗旬さんが演じられ、脚本は三谷幸喜さんが務められます。

主なストーリーは、

平家隆盛の世、北条義時は伊豆の弱小豪族の次男坊に過ぎなかった。だが流罪人・源頼朝と姉・ 政子の結婚をきっかけに、運命の歯車は回り始める。

1180年、頼朝は関東武士団を結集し平家に反旗を翻した。北条一門はこの無謀な大博打に乗った。 頼朝第一の側近となった義時は決死の政治工作を行い、遂には平家一門を打ち破る。

幕府を開き将軍となった頼朝。だがその絶頂の時、彼は謎の死を遂げた。偉大な父を超えようともがき苦しむ二代将軍・頼家。“飾り”に徹して命をつなごうとする三代将軍・実朝。将軍の首は義時と御家人たちの間のパワーゲームの中で挿げ替えられていく。

義時は、二人の将軍の叔父として懸命に幕府の舵を取る。源氏の正統が途絶えた時、北条氏は幕府の頂点にいた。都では後鳥羽上皇が義時討伐の兵を挙げる。武家政権の命運を賭け、義時は最後の決戦に挑んだ―

って感じ!

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番組タイトルにもある「鎌倉殿の13人」ですが、「鎌倉殿」とは、源頼朝が朝廷によって公的に保障された、
  • 日本国惣追捕使(惣追捕使、後の守護職)の任免権
  • 日本国惣地頭(地頭)の任免権
の二つの地位であって、征夷大将軍職ではありません。

その「鎌倉殿」頼朝が亡くなった後、嫡子である頼家が朝廷から「鎌倉殿」として頼朝の地位を継承を追認されます。

実際、「鎌倉殿」と家臣である御家人たちとの関係は全く私的なもので、公的に裏付けられたものではありまえん。

新たな「鎌倉殿」となった頼家は、頼家を立てる事で政治の主導権を握ろうとした頼朝側近(大江広元や梶原景時など)の補佐を受けて政務を行ないますが、数名の側近たちの評議の結果を参考に頼家が最終的判断を下す仕組みであったため、側近たちの専横に対する他の有力御家人たちの不満・反発が募ります。

そこで、有力御家人たちは頼家の権力を補完する機能を果たそうとし、そうして誕生したのが有力御家人「十三人の合議制」が導入されます。

  • 大江広元(公文所別当→政所別当)
  • 三善康信(問注所執事)
  • 中原親能(公文所寄人→政所公事奉行人。鎮西奉行)
  • 二階堂行政(政所家令→政所執事)
  • 梶原景時(侍所所司→侍所別当。播磨・美作守護)
    ⇒正治元年(1199)梶原景時の変により失脚
  • 足立遠元(公文所寄人)
    ⇒『吾妻鏡』承元元年(1207)3月3日条の闘鶏会参加の記事を最後に史料から姿を消している。安達盛長よりも年長者であり、少なくとも70代の高齢に達していると思われるので、程なく没したと思われる
  • 安達盛長(三河守護)
    ⇒正治2年(1200)病死
  • 八田知家(常陸守護)
  • 比企能員(信濃・上野守護)
    ⇒建仁3年(1203)比企能員の変として謀殺
  • 北条時政(伊豆・駿河・遠江守護)
    ⇒元久2年(1205)牧氏事件により追放
  • 北条義時(寝所警護衆)
  • 三浦義澄(相模守護)
    ⇒正治2年(1200)病死
  • 和田義盛(侍所別当)
    ⇒建暦3年(1213)和田合戦により敗死

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「合議制」の13人の構成メンバーをを見ると、北条氏は頼朝の姻戚、比企氏・八田氏は頼朝の乳母、安達氏は頼朝の流人時代からの側近、三浦氏は源氏累代の家臣、梶原・和田・足立は頼朝の家政機関(侍所・公文所)の職員となっています。

この構成メンバーの中から、まず頼朝の信頼が厚かった梶原景時が三浦氏によって失脚(正治2年=1200)。

北条時政は、頼朝の乳母であり、頼家の妻の一族である比企能員を打倒(建仁3年=1203)した後、政所別当に就任。

将軍職を奪われた頼家は、伊豆修善寺に幽閉され、殺害(建仁4年=1204 )。

さらに、北条時政は後妻の牧氏に唆されて畠山重忠を殺害、さらに実朝を廃して牧氏の女婿平賀朝雅を将軍にしようと画策しますが、これを知った時政の子・北条義時は尼御台・政子と謀ってこれを防ぎ、父時政を追放し代わって政所別当になります。(建仁5年=1205 )

次いで義時は、侍所別当の和田義盛を挑発し、これを打倒します。(建暦3年=1213)

こうした権力抗争の果てに最後まで生き残った北条義時が政所と侍所の別当を兼務することになり、この兼務状態の職を「執権」と呼び、この職は代々、北条氏が世襲することとなるのです。

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さてさて、ひさしぶりの鎌倉時代モノですね。北条氏を扱った大河ドラマとしては、『草燃える』(昭和54年=1979)、『太平記』(平成3年=1991)、『北条時宗』(平成13年=2001)以来となりますね。

まともに重なるのは『草燃える』ですけど、三谷幸喜さんがどのように仕上げることやら!

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※(関連)NHK大河ドラマ「草燃える」、時代劇専門チャンネルにて全話放送決定!

NHK水曜時代劇「武蔵坊弁慶」完全版DVD-BOX

「武蔵坊弁慶」完全版DVD-BOX 第1巻「武蔵坊弁慶」完全版DVD-BOX 第2巻


NHK水曜時代劇「武蔵坊弁慶」は、昭和59年(1984)から同61年(1986)までの期間で当時、NHK大河ドラマが近代三部作(「山河燃ゆ」「春の波濤」「いのち」)が放映されたいた際、水曜時代劇枠で放映されていたのが「宮本武蔵」「真田太平記」と同様、“裏大河”と呼ばれた作品で、武蔵坊弁慶が比叡山を追放されて書写山円教寺に入ると頃から、奥州衣川で生涯を閉じるところまでを描いています。

弁慶を演じられたのが2代目中村吉右衛門さんですが、この作品は弁慶以外でも特に印象深いキャスティングがありましたね。

奥御館・藤原秀衡を演じられた萬屋錦之介さんや、旭将軍・木曽義仲を演じた佐藤浩市さんなどはまさに代名詞的な役どころではなかったか―という感じです。

先にも挙げた「宮本武蔵」「真田太平記」はすでに完全版が発売されていますが、この「武蔵坊弁慶」だけは総集編のみで完全版が発売されていませんでしたが、この度、12月22日に完全版DVD-BOX全2巻が発売される事となりました。

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いやぁ~ホントに懐かしいです。ちょうど放送終了後に大学の史学科に入学したので、大学の友人たちとも話のネタで余韻に浸っていたのがとても懐かしい限りです。

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※(参照)NHK水曜時代劇「武蔵坊弁慶」
※(参照)NHK大河ドラマ「勝海舟」
※(参照)“心配ご無用!”NHK大河ドラマ「秀吉」DVD-BOXが発売!
※(参照)NHK大河ドラマ「太平記」完全版
※(参照)NHK大河ドラマ「風と雲と虹と」
※(参照)NHK大河ドラマ「おんな太閤記」完全版DVD-BOX
※(参照)NHK大河ドラマ「信長 KING OF ZIPANGU」完全版
※(参照)NHK大河ドラマ「花の生涯」
※(参照)NHK大河ドラマ「独眼竜政宗」

NHK大河ドラマ「勝海舟」総集編DVD

NHK大河ドラマ「勝海舟」総集編DVD

昭和49年(1974)1月から12月までの期間中、全52回で放映されたNHK大河ドラマの第12作目「勝海舟」

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現存する映像としては、総集編と第38話「竜馬遭難」・第39話「慟哭」の回のみだったのですが、新たに、第32回「池田屋」・第35回「孤独」・第37回「こぼれ花」・第44回「龍馬死す」の4回分、また第6回「貧困」・第7回「虫けら」の2回分が発掘されました。これで、以下の、

 ・第6回「貧困」
 ・第7回「虫けら」

 ・第25回「寒月」
 ・第26回「攘夷」
 ・第27回「捨て犬」
 ・第28回「奔流」

 ・第31回「別れ」
 ・第32回「池田屋」
 ・第33回「三条木屋町」
 ・第34回「禁門の変」
 ・第35回「孤独」
 ・第36回「焦燥」
 ・第37回「こぼれ花」
 ・第38話「竜馬遭難」
 ・第39話「慟哭」

 ・第44回「龍馬死す」

などの話数が揃ったことになります。(→これらについては、各都道府県のNHK番組公開ライブラリー及びNHKオンデマンドで視聴可能)

※(参照)“仮面ライダー”から幻の大河『勝海舟』を大量発掘!
※(参照)藤岡弘、さん 42年前の坂本龍馬を語る
※(参照)渡哲也さん32歳『勝海舟』奇跡の発掘!!

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総集編についてはVHS版として発売されていましたが、この度、DVD版が発売されるに至りました。発売日は12月22日です。

※(参照)NHK大河ドラマ「花神」、新たに2話発掘される!
※(参照)大河ドラマの名作たちが甦る!―BSプレミアム「よみがえる大河ドラマ~デジタルリマスター版 初期10作品~」
※(参照)大河ドラマの名作たちが甦る!其の2―時代劇専門チャンネル「大河ドラマ・アーカイブス」総集編特集
※(参照)NHK大河ドラマ「草燃える」、時代劇専門チャンネルにて全話放送決定!
※(参照)NHK大河ドラマ「花神」第19話「上海みやげ」
※(参照)大河ドラマの名作たちが甦る!―時代劇専門チャンネル「大河ドラマ・アーカイブス」

NHK大河ドラマ「花神」、新たに2話発掘される!

「春夏秋冬」より吉田寅次郎斬首の場面

私が大好きなNHK大河ドラマとして推すのが昭和52年(1977)1月2日~12月25日に放送された「花神」です。

司馬遼太郎氏の作品のうち、『花神』『世に棲む日日』『伊達の黒船』『酔って候』所収)、『十一番目の志士』『峠』の5作品をベースに脚本化されたもので、村田蔵六(のちの大村益次郎)という人物を通して、幕末・維新期の長州人を捉えた群像劇といえるかもしれません。

現存する映像としては、総集編のVHS版5本組とDVD版4枚組、単発で第19回「上海みやげ」の回のみだったのですが、新たに第24回「奇兵隊」と第39回「周防の人々」の映像が発掘されたようです。

まず、第24回「奇兵隊」はタイトル通り、馬関攘夷戦争で窮地に立たされた、腰抜け上級武士に代わって「儂らの土地は、儂らがこの手で護るんじゃい」と下層民衆たちが起ち上がった回です。この回のシーンの一部は総集編にも高杉晋作(中村雅俊さん)と白石正一郎(瑳川哲朗さん)との件りが収録されていました。

気になるのは、第39回「周防の人々」でしょうか!状況としては、谷梅之助〔高杉晋作〕(中村雅俊さん)ら主戦派(正義派)による馬関挙兵から椋梨藤太(内田稔さん)ら恭順派(俗論派)が退陣し、中間派で第三勢力である鎮静派たちが政権を掌握し、四境戦争(幕長戦争)に向かって最中のお話ですが…恐らく、西山塾の人たちが多数配役されている回なんでしょうねぇー。すなわち、大楽源太郎(井上昭文さん)や神代直人(石橋蓮さん)らが登場する回のはず―

―すごく観たい‼「周防の人々」というタイトルからして、「萩・長門系」の有名人は出てこないでしょうけど、防長二州のうちでも、月性、赤禰武人、大楽源太郎、世良修蔵、大村益次郎…と非業の死を遂げる人物の多い「周防系」の思いを集約されていそうな回の気がします。

他に、1話数ではないけど、1本のテープに録画されてあったものが発掘されました。

「最後の武士」で北越方面にガトリング砲で迎え撃つ河井継之助

そのテープには「火神 北越戦争総集編」というタイトルが付されており、長岡藩の家老・河井継之助(高橋秀樹さん)の活躍姿のみを編集されてあったのです。

すなわち、第48回「決戦前夜」での小千谷談判のシーン、第49回「彰義隊」、第50回「最後の武士」で継之助が死去するシーンが鏤められていたんですね。

総集編第5巻に登場する河井継之助のシーンは残らず使ってあったと思うのですが、これはこれで「花神」の中の『峠』編集分として楽しめそうな感じ―

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余談ですが、この「花神」ですが、配役を観ると、特撮やアニメに携わった役者さんたちが多く見受けられます。

吉田寅次郎(松陰)を演じた篠田三郎さんは「ウルトラマンタロウ」東光太郎役だし、

井上聞多(馨)を演じた東野英心さんも「ウルトラマンタロウ」の荒垣副隊長役、

江幡五郎を演じた三ツ木清隆さんも「ウルトラマンタロウ」の西田隊員役だったり、「光速エスパー」の東ヒカル役、「白獅子仮面」の剣兵馬役、

白石正一郎を演じた瑳川哲朗さんは「ウルトラマンA」のTAC・竜隊長役、

久坂義助(玄瑞)を演じた志垣太郎さんは「ベルサイユのばら」のアンドレ役、

寺島忠三郎を演じた池田秀一さんは「ガンダム」のシャア役、

その従兄弟で寺島秋介を演じた森次晃嗣さんは言わずと知れた「ウルトラセブン」のモロボシダン役、

楢崎頼三を演じた植田峻(うえだ峻)さんは「人造人間キカイダー」のハンペンこと服部半平役、

天堂晋助の父・義助を演じた天本英世さんは「仮面ライダー」の死神博士役、

大楽源太郎役の井上昭文さんは「レインボーマン」のダイバダッタ役、

永井主水を演じた中田浩二さんは「忍風カムイ外伝」のカムイ役、「エースをねらえ!」の宗方コーチ役、

井戸対馬守を演じた金内吉男さんは「マグマ大使」の声の役、

薩摩藩の中村半次郎(桐野利秋)を演じた速水亮さんは「仮面ライダーX」の神敬介役、

土佐藩の岩村精一郎を演じた伊東平山(吾羽七朗)さんは「ジャッカー電撃隊」の東竜=ダイヤジャック役、

新選組隊士の役で登場していた、だるま二郎さんは「秘密戦隊ゴレンジャー」の2代目キレンジャー役、

長岡藩の小林虎三郎を演じた伊武雅刀さんは「宇宙戦艦ヤマト」のデスラー総統役、「ドカベン」の犬飼小次郎役、「ザ☆ウルトラマン」のウルトラマンジョーニアス役、

薩摩藩の海江田信義を演じた中丸忠雄さんは「大鉄人17」の佐原博士役、

御堀耕助を演じた堀勝之祐さんは「みごろ!たべごろ!笑いごろ!」に登場する電線マンの声を担当されていたり、「傷追い人」の茨木圭介役や「トラップ一家物語」のトラップ男爵役、

楢崎龍役の島本須美さんは「スプーンおばさん」のルウリィ役、「夢戦士ウイングマン」のケイ子先生役、「小公女セーラ」のセーラ役、「忍者戦士飛影」のロミナ姫役、「Oh!ファミリー」のフィー役、「オズの魔法使い」のドロシー役、「めぞん一刻」の音無響子役、「天空戦記シュラト」のヴィシュヌ役、

久保清太郎を演じた大塚周夫さんは「ゲゲゲの鬼太郎(第1シリーズ)」のねずみ男役、「ルパン三世(第1シリーズ)」の石川五ェ門役、「バビル2世」のヨミ役、「さらば宇宙戦艦ヤマト 愛の戦士たち」「宇宙戦艦ヤマト2」のバルゼー提督役、「ドラゴンボール」の桃白白役、「ピーターパンの冒険」のフック船長役、

などなど、映像が残っていれば是非とも観てみたい皆さんばかりです。

本当に「花神」が全話揃って観られる日が来る事を切に願っています!!

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※(参照)NHK土曜ドラマ「遠雷と怒涛と」→
※(参照)待ちに待った「風が燃えた」、33年ぶりの再放送!→
※(参照)映画「獄に咲く花」―松陰先生と久子女史を描いた物語→
※(参照)NHK大河ドラマ「花神」第19話「上海みやげ」→
※(参照)その時歴史が動いた「奇兵隊~幕末に命を賭けた若き庶民たち~」→
※(参照)「長州ファイブ」→
※(参照)すべてはこの時から―昭和52年!→

満を持して登場⁉日立ドラマスペシャル第1作目「海は甦える」

「海は甦える」

待ちに待った!というか、今頃かよ!といった感があるのですが、日本のテレビ界史上初の2時間越えドラマである日立ドラマスペシャルの第1作目「海は甦える」が遂にCS初登場です。

放送されたのが現在から37年前の昭和52年(1977)8月29日。私は小学校の6年生でした。

ちょうど昭和52年(1977)というこの年は1月からNHK大河ドラマで「花神」が、4月からTBS系列で「新選組始末記」が放映中であり、9月からはNHK少年ドラマシリーズ「幕末未来人」の放送が始まろうとする頃でもありました。

こうも立て続けに幕末・維新期の時代モノが放送されちゃうと私自身、完璧な"長州贔屓"な歴史好きとして現在に至っちゃう訳です(笑)

― ◇ ◇ ◇ ―

さて、この「海は甦える」は、江藤淳氏の原作本で現在では出版されていません。(私は偶々、古本屋で見つけたおかげで全巻揃える事ができましたが…)
主演は山本権兵衛に仲代達矢さん、その妻・トキに吉永小百合さん、山本家と関わりも持つ広瀬武夫に加藤剛さんを配し、3人を軸に描かれています。

主なあらすじは以下の通り―

品川の遊郭に訪れた海軍兵学寮生徒の山本権兵衛(仲代達矢さん)は、女郎として働くトキ(吉永小百合さん)と出会う。権兵衛は、働き始めたばかりで怯えるトキを、海兵の仲間達に協力してもらい、遊郭から脱出させたのだった。2年後には、トキを妻にした。

40歳になった権兵衛は、高千穂艦長を歴任後、長い海上勤務を終え、陸を上がった。海軍大臣の西郷従道(若山富三郎さん)の官房主事として、日本海軍近代化に辣腕をふるった。

日清戦争後、日清講和条約を締結すると、ロシアを主導とした三国干渉が始まり、遼東半島を清に全面返還するよう日本政府に勧告してきた。やむなく勧告を受託した日本政府ではあったが、世論は政府の弱腰姿勢を厳しく攻めたてた。

ある日、山本邸に広瀬武夫(加藤剛さん)が訪れる。広瀬の同級生と権兵衛の長女イネ(大竹しのぶさん)との結婚に反対する内容であったが、海軍で虎と恐れられる権兵衛を前にしても、はっきりと意見を述べる、物怖じしない態度に権兵衛は感心していた。

その後、広瀬は海軍留学生としてロシアへ赴任し、ロシア語をもちろんの事、ロシアの全てを学習した。ロシア貴族と交流する中で、子爵令嬢アリアズナと出会い、恋に落ちる。

しかし、海軍か恋人のどちらかを選ばなくてはならない状況になり、広瀬の心は日本とロシアの間で揺れていく…

といったもの。

― ◇ ◇ ◇ ―

タイトルでは「満を持して…」と書きましたが、正直なところ「今頃遅いやろ!」って思いがあります。放送するタイミングは間違ってるというか、せめてNHKスペシャル大河「坂の上の雲」の放送前に放映して欲しかったなぁー。(「坂の上の雲」を観る予習も兼ねて良きタイミングだったのにね!TBSさんはチョットモノの感覚がずれてはる…)

正直、この作品は余程断片的にしか記憶に残っていません。普通に視聴していただけなので、不鮮明な箇所だらけです。次作目の「風が燃えた」からはカセットテープに録音して、後でテープ起こしをするようにノートにセリフなどを書き写す、といった行為を始めているのですけどね。

一番印象的なのはやはり、加藤剛さん演じた広瀬武夫の♪杉野は何処~♪のシーンでしょうね。このシーンが印象深くて、放送が終わった後、宇治市の図書館に広瀬武夫に関する書籍を探しに行きましたもん!

また、トキ役でらっしゃった吉永小百合さんが屋敷(邸宅)内で声を殺して怯えているシーンが目に焼き付いていたりするんだけどなぁー。多分、暴漢・暴徒たちが襲撃して窓ガラスや建具などが燃やされ壊されている状況の描写だと思うけど、そうなると、日比谷焼打ち事件との絡みかな?

番組の終盤がその日比谷焼打ち事件なのか、もう少し先のシーメンス事件での退陣だったのかもチョットおぼろげ…

なので、今回しっかりと観て記憶に残したいと思います!

― ◇ ◇ ◇ ―

さて、この日立ドラマスペシャルですが、
と続くシリーズなんですよ!

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※(参照)36年ぶりの視聴!日立ドラマスペシャル「獅子のごとく」
※(参照)日立ドラマスペシャル「熱い嵐」
※(参照)待ちに待った「風が燃えた」、33年ぶりの再放送!
※(参照)NHK少年ドラマシリーズ「幕末未来人」―すべてはここから!