また一人、個性派が逝った…米倉斉加年氏死去

俳優の米倉斉加年氏が亡くなられました。享年80歳。

― ◇ ◇ ◇ ―


米倉斉加年氏と言えば、
  • NHK大河ドラマ「三姉妹」(昭和42年=1967)中村半次郎役

  • NHK大河ドラマ「天と地と」(昭和44年=1969)飛加当役

  • NHK大河ドラマ「国盗り物語」(昭和48年=1973)竹中半兵衛役

  • NHK大河ドラマ「勝海舟」(昭和49年=1974)佐久間象山役

  • 映画「沖田総司」(東宝) (昭和49年=1974)近藤勇役

  • NHK大河ドラマ「風と雲と虹と」(昭和51年=1976)興世王役

  • NHK大河ドラマ「花神」(昭和52年=1977)桂小五郎(木戸孝允)役

  • TBS系、日立ドラマスペシャル「獅子のごとく」(昭和53年=1978)乃木希典役

  • NHK土曜ドラマ「遠雷と怒涛と」(昭和57年=1982)大村益次郎役

  • NHK大河ドラマ「春の波涛」(昭和60年=1985)板垣退助役

  • NHK大河ドラマ「秀吉」(平成8年=1996)今川義元役

  • NHKスペシャル大河「坂の上の雲」(平成21〜23年=2009〜2011)大山巌役
などの作品がすごく印象に残っています。

― ◇ ◇ ◇ ―


その中でも、個人的に一番印象深いのは、

「花神」での桂小五郎(木戸孝允)と、「獅子のごとく」での乃木希典でしょうか。

「花神」での桂小五郎(木戸孝允)などは圧巻の一言に尽きるくらい凛々しい桂さん→躁鬱激しい木戸さん、を演じ分けておられました。

こんな桂小五郎(木戸孝允)はもう観られないだろうな、って感じで、実際に今やNHKも民放各局も凛々しい桂小五郎しか描いていませんもんね。

個人差があるでしょうが、私の持っている桂小五郎(木戸孝允)は神経質で躁鬱激しい性格と捉えているもんで…

また、「獅子のごとく」は乃木希典の殉死のシーンが秀逸です。

まことしやかに、忠実に切腹シーンや検死結果の記述通りに描いていて、観ていて「神聖なもの」を感じました!

あと、「風と雲と虹と」での興世王は再放送が初見でしたが、正直に言って、「一番ハマってるんちゃうやろか」てなほどですね。

京の王族崩れだがお坊ちゃん気質があるかと思えば、平将門をたきつけて独立叛乱に持っていこうとする…

人間の本質を上手く表現、演じられていた気がします。

これまで数々の作品で私たちを魅了させてくれた米倉斉加年氏のご冥福をお祈り申し上げます。

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※(参照)また1人、英雄の丘に祀られる!―島航海班長役・仲村秀生氏、逝く→
※(参照)クールな二枚目、俳優の竹脇無我氏死去→
※(参照)もう「アタックチャンス!」の叫びも聴けなくなるんだね!―児玉清氏死去→
※(参照)パッパ、永遠の別れ!―細川俊之氏死去→
※(参照)悪代官役、俳優の川合伸旺さん死去→

posted by 御堂 at 11:46 | Comment(0) | TrackBack(0) | ドラマ・芸能

もう「アタックチャンス!」の叫びも聴けなくなるんだね!―児玉清氏死去

俳優業やクイズ、バラエティなどで活躍された児玉清氏が亡くなられました。享年77歳。

児玉清氏と言えば、

  • TBS系ドラマ「ありがとう」第1シリーズ(昭和45年=1970=4月〜10月)杉本公一役

  • TBS系ドラマ「肝っ玉かあさん」第3シリーズ(昭和46年=1971=5月〜47年=1972=1月)市丸民三役

  • TBS系ドラマ「ありがとう」第2シリーズ(昭和47年=1972=1月〜48年=1973=1月)十龍之介役

  • TBS系ドラマ「ありがとう」第3シリーズ(昭和48年=1973=4月〜49年=1974=4月)木下三三九役

  • FNS系ドラマ「白い巨塔」(昭和53年=1978=6月〜54年=1979=1月)関口仁(財前教授を訴えた原告側弁護士)役
などのお茶の間ドラマに出演されていたし、時代劇・歴史ドラマなどでは、

  • NHK大河ドラマ「黄金の日日」(昭和53年=1978)徳川家康役

  • NHK大河ドラマ「獅子の時代」(昭和55年=1980)瑞穂屋卯三郎(清水卯三郎、東京・日本橋に「瑞穂屋商店」を開く)役

  • NHK大河ドラマ「山河燃ゆ」(昭和59年=1984)島木文弥(太平洋戦争開戦時の外相・東郷茂徳の事務次官=外務省対米交渉担当課長=であった西春彦がモデル)役

  • NHK水曜時代劇「武蔵坊弁慶」(昭和61年=1986)富樫家経(実際は富樫家直治承・寿永の内乱に功あって、加賀国の守護となるが、源義経一行が奥州平泉へ落ち延びる途中での安宅関での検問で義経一行をわざと見過ごしたため、加賀から放逐され、義経に仕えた、安宅関での検問のやり取りが歌舞伎「勧進帳」の名場面として語り継がれる)役

  • NHK大河ドラマ「武田信玄」(昭和63年=1988)飯富虎昌(武田信玄の長子・義信の傅役、武田の赤備えとして、精強武田軍団を支えた)役

  • NHK大河ドラマ「太平記」(平成3年=1991)北条貞顕(金沢流北条氏、金沢文庫を創設した北条実時の孫、鎌倉幕府第15代執権)役

  • NHK大河ドラマ「龍馬伝」(平成22年=2010)坂本八平(坂本龍馬の父)役
などに出演されていますね。あと、一般的によく知られているのに、

  • 朝日放送「パネルクイズ アタック25」(昭和50年〜平成23年=1975〜2011)の司会役

  • NHK−BSプレミアム「週刊ブックレビュー」(平成3年〜平成23年=1991〜2011)の司会役
などもありましたね。

これまで数多くの作品にその多彩な姿で私たちを魅了させてくれた児玉清氏のご冥福をお祈り申し上げます。

posted by 御堂 at 23:28 | Comment(0) | TrackBack(0) | ドラマ・芸能

「だいすき!!」

「だいすき!!」

以前から好きで読んでいたマンガ『だいすき!! ゆずの子育て日記』が1月17日からTBS系で「だいすき!!」というタイトルでドラマ化されます。

原作者は愛本みずほさん。『BE・LOVE』に連載されている作品で、単行本は現在5巻まで発売中です。

主人公・福原柚子は軽度の知的障害がある、明るく無邪気で素直な女性。同じワークセンターで知り合った草介と恋におち、彼の子供を妊娠します。

ところが、草介は交通事故で柚子を残し、他界してしまいます。柚子は「知的障害があるのに子育ては難しい」という周囲の反対を乗り越えて、ひまわりを出産します。

多くの困難と戦わなければならない柚子の武器は、ひまわりを愛おしく思う「だいすき!」という気持ちと、「お母さん」であるという自覚だけ。健常者でも難しい子育てを様々な困難で乗り越え、子供と一緒に成長していく―そんなストーリー展開です。

(主な登場人物)

・福原柚子…香里奈さん

主人公。軽度の知的障害がある。最愛の草介との子供であるひまわりを育てるため母として奮闘する
・福原ひまわり…星野莉音ちゃん/松本春姫ちゃん

柚子と草介の間に生まれた娘
・柚子の弟、福原蓮…平岡祐太さん

・草介の妹、沢田琴音…福田沙紀さん

・安西真紀…紺野まひるさん

柚子が通っている知的障害者通所授産施設「ワークセンターたんぽぽ」のの支援スタッフで柚子の育児をサポートしている
・連の彼女、藤川夏梅…臼田あさ美さん

・勝川節子…余貴美子さん

柚子を担当するベテランの保育士
・沢田草介…中村俊介さん

柚子の恋人でひまわりの父親。 交通事故に遭って死亡
・柚子の母親、福原美代子…岸本加世子さん

― ◇ ◇ ◇ ―

原作にみる柚子は、知的障害がある、と言っても、愛おしさを感じずにいられない女性です。

僕自身、最初はそういった人に対して、“壁”というか我感ぜずって態度をとっていたのですが、通っていた大学や勤めていた大学でそういった障害を持つ人と接するうち、“そういう気持ちがダメなんだな…向き合ってあげなきゃ!”って思うようになり、特に学生課を担当してからは、当人はもちろん、親御さんとも接する機会が増えたので、より人間として成長させてもらった気がするんですよね!


 

posted by 御堂 at 23:36 | Comment(0) | TrackBack(0) | ドラマ・芸能

「赤い激流」


スカパーTBSチャンネル“赤いシリーズ”第5弾「赤い激流」(全26話)が始まりました。

このドラマは、昭和52年(1977)6月から11月に放送され、平均視聴率が25・5%、最終回は37・2%を記録するなど、大映ドラマ“赤いシリーズ”の中で最も人気を博した作品です。

物語は音楽大学ピアノ科助教授の大沢武(宇津井健)と、街のスナックでピアノを弾く貧しい青年の田代敏夫(水谷豊)が、親子としてまた師弟として激しく争いながらもやがて和解し、音楽の本質を追求していく―といった感じのストーリー展開なのですが…

あるきっかけっから、大沢武は初恋の人で現在は未亡人の田代弓子(松尾嘉代さん)と再婚します。この田代弓子の前夫というのは、過去に大沢武のライバルだった田代清司(緒方拳さん)で、この田代夫妻の間に出来た子供が、田代敏夫でした。大沢武は、この田代敏夫に天才的なピアノの才能を見い出し、一流のピアニストに育てようと決意するのですが…

実は既に死亡したものと思われていた田代清司が実は死んでおらず、大沢武たちに近づき、様々な問題を巻き起こしたりしていきます―

◇主な出演者
  • 大沢武…宇津井健さん

  • 田代敏夫…水谷豊さん

  • 田代弓子…松尾嘉代さん

  • 田代清司…緒形拳さん

  • 大沢実…石立鉄男さん

  • 大沢信一…中島久之さん

  • 大沢紀子…山口百恵さん

  • 大沢妙子…久木田美弥さん

  • 宮島貞之…小沢栄太郎さん

  • 宮島あや…赤木春恵さん

  • 宮島華江…竹下景子さん

  • 東山正彦…前田吟さん

  • 東山菊子…馬渕晴子さん

  • 東山明彦…堀内正美さん

  • 西条章…神山繁さん

  • 山田弁護士…原知佐子さん

  • 中川検事…中山仁さん

  • 真山麗子…瞳麗子さん

  • 木元光子…岸惠子さん

  • ナレーション…内藤武敏さん
さて、“赤いシリーズ”といえば、百恵ちゃんシリーズみたいな感じ(例えば、白血病に冒されちゃう「赤い疑惑」とか、下半身付随になっちゃう「赤い衝撃」とか)で語られる事が多いのですが、この作品では百恵ちゃんは第1話でゲストとして特別出演するのみでした。

この作品での主役はあくまで水谷豊さんと宇津井健さんなのです。

他の出演者の顔ぶれを見ても、今思えばかなり豪華なですよね。でもそれだけにその演技に惹きこまれる感じはありました。

ちなみに、このドラマでマドンナ的な役割だったのが竹下景子さん。当時「お嫁さんにしたい女性」として大人気だったのですが、僕も例に洩れず、竹下景子さんが好きでした(笑)。

◇作品タイトル
  1. 許されぬ結婚式

  2. 育ちゆく愛にしのびよる過去

  3. どうする?二人の夫にはさまれて

  4. 同居する二人の父

  5. きかせてよ愛の曲を

  6. 生きかえった夫の復讐

  7. 誰が反対しても結婚します

  8. パリからの哀しい便り

  9. 愛する父を殺したい

  10. 一人の妻に二人の夫 争いの果てに…

  11. 家族を守る為に殺す!

  12. 今日は夫が殺される日

  13. 愛する妻が殺人者?

  14. あゝ晴れのコンクールの日 殺人罪で!

  15. 殺された夫からの電話?

  16. 死んだ父さんの復讐が始まる

  17. 私の息子を殺さないで!!

  18. 死刑判決に父と母の涙

  19. 私が犯人を教えます!!

  20. 脱獄!!真犯人に迫る!

  21. 私は愛の為に死ねます!

  22. 死刑の前の結婚式

  23. あゝ悲し!!家族の中に犯人が!

  24. パリからの美しい殺人者?

  25. パリの恋人は告白する!

  26. 愛はいのち
この作品は、僕にとってはショパンをはじめとするピアノ曲の数々を知るきっかけを与えてくれた作品でもあるんですよね。

ドラマの後半に音楽ピアノコンクールが開催されるのですが、課題曲の顔ぶれが予選ではショパン「英雄ポロネーズ」、2次予選でリスト「ラ・カンパネラ」、そして本選においてベートーヴェンのピアノソナタ17番「テンペスト」(第3楽章のみ)を弾いています。

「英雄ポロネーズ」なんかは、まだスコアを見てもできないレベルだったので、耳で憶えたメロディを基に鍵盤を叩いて、1フレーズ完成させたりなんかして…(笑)

それから後の僕の音楽シーンのスタートラインでもあるんですよね。

また、ドラマの中で特に印象深いシーンが、主人公である田代敏夫(水谷豊さん)が、実父殺しという尊属殺人で死刑が求刑されちゃうのですが、留置所に入れられている間、床に鍵盤を描いて練習する場面で、演技に迫力があって好きでした。

あの感動をもう一度味わいたいと思います!

posted by 御堂 at 00:54 | Comment(0) | TrackBack(0) | ドラマ・芸能

「華麗なる一族」

「華麗なる一族」がスタートしましたね。我が家では父も母も含め家族3人でじっくりと観ました。

原作は山崎豊子さんの同名小説で、昭和42年(1967)に書かれたものですが…

華麗なる一族、すなわち万俵コンツェルン(財閥)にはモデルが存在するのだとか…

小説の主人公、万俵コンツェルンの総帥でもある万俵大介(北大路欣也さん)が頭取として勤める阪神銀行は神戸銀行(現在の三井住友銀行)らしいし、今回のドラマでの主人公となる万俵鉄平(木村拓哉さん)が専務として勤める阪神特殊鋼は山陽特殊製鋼がモデルのようです。

―という事は、万俵一族って、岡崎財閥をモデルにしたって事になるわけですよね。

岡崎財閥…創始者は岡崎藤吉氏です。

大正6年(1917)に神戸岡崎銀行を開業し、昭和11年(1936)には再編された神戸銀行の中核として君臨します。

岡崎藤吉氏には、2人の後継者がいました。一方は実の息子で、損保の社長を務め、参議院選挙に当選し大蔵委員長にもなった岡崎真一氏、そしてもう1人が婿養子に入り、銀行の頭取と務めた岡崎忠氏です。

となれば、イメージ的には、

 岡崎藤吉→万俵大介(北大路欣也さん)
 岡崎真一→万俵鉄平(木村拓哉さん)
 岡崎 忠→万俵銀平(山本耕史さん)

って感じになるのでしょうか?

そして、時代背景としては、昭和40年(1965)に起こった山陽特殊製鋼倒産事件と、昭和48年(1973)の神戸銀行と太陽銀行の合併による金融再編(→太陽神戸銀行の発足)が絡んでいます。

山陽特殊製鋼倒産事件とは、社会経済史を研究するなら必ずといっていい程、重要な出来事だったりします。

何せこの事件によって、初めて「事実上の倒産」という用語が使用された画期的な事件であり、会社更生法が適用された第1号の案件でもあるわけです…

そうした関西の、神戸を舞台にしているのにも関わらず、標準語で東京チックに展開される感じ!

唐沢寿明さん主演での「白い巨塔」もそうでしたが、標準語では感情表現にインパクトが欠けますよ、ホンマのとこ!

そやから、田宮二郎さん主演の「白い巨塔」を再放送で観た時は全編を通して安心感がありました。

ましてや今回のこの作品、キムタクが出演する、ってだけでは観るべき価値は1つもなく、関西が舞台だから観てるんだ、ってのが正直なところ―

それ故に、今回も佐分利信さん主演の映画版「華麗なる一族」を改めてチェックしようと思ってます。その方が真実がありそうやし…

― ◇ ◇ ◇ ―

余談ですが…

この「華麗なる一族」の万俵大介の生涯って、似たようなシチュエーションがあったなぁーと思ったのですが、オーストリア・ハプスブルク=ロートリンゲン家のフランツ・ヨーゼフ1世に重ねちゃいますね。

長男であり、後継者であったルドルフのマイヤーリンクでの悲劇といい、帝国の崩壊といい…何となくそう感じました。

― ◇ ◇ ◇ ―

先日、思いがけず日本映画専門チャンネルで佐分利信さん主演の映画版「華麗なる一族」を観る事ができました。

個人的な感想としては、原作に手を出してから、動く映像をチェックするのなら、映画版の方が良いです。

何と言っても、佐分利信さんの演じる万俵大介の“醒めた炎”ばりの凄味、仲代達矢さん演じる鉄平のおどおどしさは絶妙です。

全体を通して言えば、万俵家が“小をもって大を制”し、得意の絶頂にいる次の瞬間、金融再編の大波が飲み込もうと待ち構えている―まるで、蝋燭の炎やマッチの火が消え去ろうとする瞬間に大きな灯火を照らして燃え落ちる様を観ている感じで好きです。

“滅ぶ”って事が如何に美しいかを改めて気付かせてくれます―

やはり、主人公は万俵大介でないといけませんね!


posted by 御堂 at 20:47 | Comment(0) | TrackBack(0) | ドラマ・芸能

仲谷昇さん死去!…「カノッサの屈辱」が懐かしい!!

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先日、個性派の俳優・仲谷昇さんがお亡くなりになりました。享年77歳。ご冥福をお祈り申し上げます。

仲谷さんといえば、フジテレビ系の番組「カノッサの屈辱」(でも、当時はKBS京都で観ました!今も「ウチくる」はフジ系の関テレでなく、KBS京都で放映してます…)での歴史学者のイメージが強烈に残ってます。

「カノッサの屈辱」と聞いてピン!と来る人は世界史通。先頃の未履修な高校生たちは「何のこっちゃ?」と感じるでしょうが、昔は高校レベルで確実に習う受験にも必ず出題されていた歴史用語ですね。

すなわち―

中世ヨーロッパ社会において当時、強烈な個性を発揮していたローマ教皇グレゴリウス7世と、神聖ローマ皇帝ハインリヒ4世が聖職(者)叙任権を巡って対立し、1076年2月にグレゴリウス7世がハインリヒ4世を破門したことに端を発し、ハインリヒ4世が翌1077年1月25日から3日間かけて、教皇による破門の解除を願って北イタリアのカノッサ城に赴き許しを乞うたエピソードを云います。
というのは、さておき―

この「カノッサの屈辱」という番組は、その語に引っかけてパロッてる作品なわけです。平成2年(1990)4月から翌3年(1991)3月まで放送されましたが、服部克久さんの「夕陽」「音楽畑」シリーズの5に収録)でOPがスタートし、仲谷昇さんが歴史学者として登場。

仲谷さんの、「やあ、みなさん、私の研究室へようこそ」のひと言から番組、もとい講義が始まるのです。

個人的に一番印象的だったのは、「ハンバーガーの歴史」の回でしょうか!(笑)

ポイントは「強大な権力によって君臨しているマクドナルド王朝に対して、ロッテリア党、モスバーガー党、ウエンディーズ党の諸勢力がいかに差別化し、独自のハンバーガーの市民権を獲得していくか」という点―以下、羅列…


昭和46年(1971) ハンバーガー大陸にマクドナルド王朝が誕生

それに対抗すべく、抵抗勢力として、

昭和47年(1972) ロッテリア党、モスバーガー党

昭和52年(1977) ファーストキッチン党

昭和55年(1980) ウェンディーズ党

などが次々と結成された。

しかし、マクドナルド王朝の絶対権力には裏打ちされたものが存在していた。

その答えが―「マクド=カルタ」(大憲章)

この法典には門外不出とされたハンバーガーの作り方、そして売り方の全てがまとめられていた。

1970年代後半、ハンバーガー民主化の芽がようやく芽生え始める。

昭和52年(1977) ロッテリア党がエビバーガーを発表

続いて、ファーストキッチン党もベーコンエッグバーガーを発表。

さらに、モスバーガー党もテリヤキバーガーを発表し、和風ハンバーガー政策を進めた。

→ロッテリア党の急成長に反発して起こった各党の動き=「ロッテルミドールの反動」

ハンバーガーの作り方にも対立する2つの理論が生まれた。

マクドナルドやロッテリアが採用した、思想家デカルトのハンバーガー理論で、訪れる客を想定し、あらかじめ店に作り置きしたハンバーガーを販売するハンバーガー演繹法である。

→この演繹法を用いることで客の待ち時間は最小限に短縮された。反面、「ビッグマックを下さい」という注文に対して、「フィレオフィッシュなら今すぐございますが」という客の意志とは関係のない結論が導き出される恐れを新たに生むこととなった。

これに対し、モスバーガー、ウエンディーズはその対局に当たる思想家ベーコンのハンバーガー理論で、客にまずハンバーガーの中身を注文させ、その注文を聞いてから、ハンバーガーの作成に取りかかるというハンバーガー帰納法を採用した。

→これによって、作りたてのハンバーガーを食することが可能になった。しかしこの理論では余りにも効率が悪く、客は想像以上の待ち時間を強いられこととなった。
た。

→結果、ハンバーガー演繹法に戻る傾向が強くなり、マクドナルド王朝の“黄金時代”がしばらく続くこととなった。

昭和58年(1983)、遥かフライドチキン大陸からカーネル・サンダーズ提督率いるケンタッキー帝国がチキンフィレサンドでハンバーガー大陸に攻勢をかけてきます。

しかし、マクドナルド王朝はチキン・マックナゲットを発表し、その攻勢による大打撃を最小限に防ぎます。

さらに、新たにコンビニエンス戦争の激化により、ささにしき製おにぎりやお弁当などにハンバーガーが席巻され、“ハンバーガーから米食”への流れの中に押されていきます。

昭和62年(1987)にはモスバーガー党がライスバーガーを発表。

ついに、マクドナルド王朝は、“ハンバーガー絶対主義”を転換させ、思想家モンテスキューの理論を用いて、ハンバーガーにポテト、ドリンク(シェイク)を対等に見立てて“ハンバーガー三権分立”を唱え、

昭和62年(1987)1月、サンキューセット政策

しかし、この事はハンバーガー各党の大反発を誘発し、なかでもロッテリア党はマクドナルド王朝のサンキューセットに反旗を翻し、

昭和62年(1987)7月、「サンパチトリオ」決行→ロッテリア7月革命

仕方なく、マクドナルド王朝は、

昭和63年(1988)、「サブロクセット」政策→マクドナルド名誉革命

この頃から、バブル経済がハンバーガー大陸に押し寄せ、都心での勢力維持が困難になったハンバーガー各党の中にあって、モスバーガー党は当初から郊外での勢力伝播に努めており、ここにきてモスバーガー党による包囲網が確実に身を結ぶ結果となった。これを―

モスの「囲い込み運動(エンクロージャー)」と云う…


ってな感じの放送内容でした(爆)

ちょうど、赤色で囲んだ部分だけ見てみると、世界史的要素(いや日本史的なところもあるか 笑)でうまくできてるでしょ!

あれからほぼ15年近く、状況は変化してるだろうから、続編っぽいヤツを観てみたいな!(笑)

― ◇ ◇ ◇ ―

1980年代はちょうど私にとってまともに大学生生活真っ只中でしたので、マクドもロッテリアも非常に恩恵に預っていた世代でもあります。

ただし、住んでいた宇治市には最初全くファストフード店は存在せず、中学の頃に外環の醍醐辺りにケンタッキーがあったくらいでした。

高校の時に、24号線沿いに初めて2階建て(ドライブスルー有り)のマクドができましたが、宇治市に土地を借りていたという条件から後に規模が縮小され、場所を移転して現在も存在しています。

大学生になって、通学のため京都市内に赴くようになってからは、四条大宮のロッテリアや、東寺のケンタッキー、向島のモスバーガーなどにも出入りするようになった訳で…当時の事がすごく想い出されます!

posted by 御堂 at 20:16 | Comment(2) | TrackBack(0) | ドラマ・芸能

Caprccioso Cantabile!!―のだめカンタービレ

Caprcciosoカプリチオーソ Cantabileカンタービレ!!

(気ままに/気まぐれに 歌うように!!)

って事で、「のだめカンタービレ」の初回放送をチェックしました。

現在、唯一継続で購入してるコミック本のドラマ化された番組なんですが、取り敢えずは入り込んでいけた―感じ!

意外に原作に忠実、な場面も所々に観られたのでよかったのかなぁ?

まあね、真澄チャンは、早よ出すぎ!もちっとタメて回の冒頭から観た方がインパクトあったのに…(笑)

初回放送にては、

ベートーヴェン ピアノ・ソナタ第8番「悲愴」 op.13

モーツァルト 2台のピアノのためのソナタ K.448

が登場しましたね。2曲ともすごく耳馴染みな曲で、旋律がすぐイメージできますもん!

番組終了後、「ラプソディー・イン・ブルー」をBGMにしながら(リピート何回もアリで!笑)、日本編の第1巻から第9巻までを一気に読み漁りました。

僕的注目は桜ちゃんかな!初回から顔出しチェックはできてるし、楽しみにしておこう!!

あとは、Sオケでの峰クンのコンマスのパフォーマンスも期待度大!

そうそう、マングースのピアニカ・ソロもネ!!(笑)

そやけど、マングースのキャラクターグッズってあるのかな?あったら買うかもしれん(爆)


posted by 御堂 at 08:09 | Comment(0) | TrackBack(0) | ドラマ・芸能

「どてらい男」―モーやん、再び!

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昭和48年(1973)10月から昭和52年(1977)3月まで全篇181話放送された花登はなとこばこ先生原作・脚本の「どてらいヤツが29年ぶりに舞台で復活します。

「どてらい男」は、『週刊アサヒ芸能』で連載していた作品で、昭和の激動期に丁稚から社長へ上り詰めた“モーやん”こと山下猛造(モデルは大阪の機械商社である株式会社「山善」の創業者・山本猛夫氏)を描いた(第1部が全6巻、第2部が全5巻の計11巻)のををドラマ化したもので、西郷輝彦さんが主演でした。

この当時、西郷輝彦さんは、ちょうど歌手から役者への転機を迎えつつあった頃で、それが見事に当たった配役となり、西郷さんの代表的作品となりました。

面白いエピソードがあって、この「どてらい男」で共演された大村崑さんがなされる、くしゃみのギャグを僕に下さい!と直談判したのだとか―

大阪の立売堀いたちぼりがメインなドラマなので、関西で当初から爆発的な人気を博しましたが、東京では日曜日の午後9時に時間が変わって以降、遅まきながらも人気の火がついたようで、放送期間も延長に次ぐ延長を重ね、足掛け4年半の長期シリーズとなりました。

その人気から東宝系で映画化もされましたが、山下猛造(西郷輝彦さん)、尾坂昭吉(田村亮さん)の名コンビ以外は東京系のタレント中心に配役が全て変わり、おまけに脚本も花登先生ではなかったので、1作目でコケちゃってシリーズ化はありませんでした(同じ様な事がリメイク版「白い巨塔」でも見られましたよね!田宮二郎氏=京都市出身、山本學さん=茨木市出身=という関西出身者による演技に対し、唐沢寿明さん、江口洋介さん=東京都出身=では、味わいも滅茶苦茶だし、キャラクターの個性さえも消しさってしまった、丸っきりの駄作に終わっちゃいましたもんね!)

僕自身、ちょうど小学校の中学年〜高学年の頃で、チャンネル権はもちろん、親にあった訳ですが、この作品については、日曜日の午後9時、家族3人で一緒に観てました。

僕は茂子役だった梓英子さんの印象が今でもすごく残っています。確か再放送で観た、竹脇無我さんが主演した「清水次郎長」(昭和46年=1971)でお長役を演じた時の印象も好きでした…

一番印象的場面は僕もご多分に漏れず「戦争篇」でしょうかね。このシリーズで登場した配役の皆さんって強烈な印象です。

口達者な猛造やインテリタイプの海野(森次晃嗣さん)、コソ泥あがりの馬方(なべおさみさん)らを徹底的にしごき倒す坂田軍曹(藤岡重慶さん)の存在は圧巻で、今もあの「やまーしたー」(ご存知の方はイントネーションを付けて言ってみましょう!笑)のセリフは耳にしっかりと残ってますから…

そして、猛造や茂子の故郷でもある福井が地震(昭和23年=1948=の福井地震)に襲われて、茂子が猛造に看取られて亡くなるシーンは一番の涙モノでしょう…

京都・南座での上演は10月期(10月1日〜25日)で、立志篇(第一幕)、戦乱篇(第二幕)、激情篇(第三幕)の3部構成。これまでに個別に上演された戦前・戦中・戦後のシリーズ3部作を初めて一挙上演するそうですよ!


でも、こーなってくると、TVでの再放送復活に期待が込められてくるなぁー。今現在、テレビ大阪で「あかんたれ」も放送されているし、是非「どてらい男」も!!

posted by 御堂 at 01:26 | Comment(0) | TrackBack(0) | ドラマ・芸能

手書き入力機能のついた携帯

BS日テレで現在放送中の韓流ドラマ「ラブレター」を観ていたら、ドラマのシーンの中ですごい発見をしました!

(このドラマの本放送は2003年だから、すでにご存知な人もおられるのでしょうけど…)

2人のウジン(=「チョン・ウジン(チ・ジニさん)とイ・ウジン(チョ・ヒョンジュンさん)」の妹・ユリ(チョ・ユニさん)が部屋で携帯電話(か、あるいは端末?)を使っているシーンで、手書きパッドに文字を書き込んでメールのやりとり?をしているシーンです。

こういう機能があるなんて、正直すごい発見です。

このユリという女性は、幼い頃に熱病のために聴覚を失い、言葉を発することができなくなってしまった―聾唖者という役どころ。

こういう最新の機能が加わることによって、聾唖者の人たちのコミニケーションの取り方がぐぅーんと広がるわけですよ!!

お隣、中国でもこうした手書き入力機能のついた携帯電話があるようで、ユーザー数は全体のシェアから見れば低いですが、興味がある!今後使ってみたい!という意見が3割強もあるのだとか―

ただ、こうした意見は健常者からみたものあって、聾唖者のように障害を持った人たちの意見を度外視しています。

ほんのちょっと以前、「骨伝導」を使った携帯電話が登場しましたよね。

「骨伝導」とは、骨を振動させて音を伝える技術です。

音は、空気が振動することによって伝わります。

たとえば、スピーカーから音が鳴った場合、スピーカーの表面がブルブルと振動し、それが周りの空気も振動することによって、聞いている人の耳に伝わります。

普通に人が音を聞く場合、空気の振動が耳の中にある鼓膜に届き、振動します。この振動で耳の中にある骨や筋肉が、大きく振動して、耳のさらに奥にある内耳に伝わって、振動が神経細胞から聴覚神経を通って、脳に到達。この情報を脳が処理をして、「音が鳴っている」ということを認識するわけです。

「骨伝導」というのは、空気を振動させて神経系統から音を伝えるというのではなく、頭蓋骨を振動させて神経系統に直接働きかけをして音を聞かせる技術をいいます。

頬の下あたりに触れさせて、「骨伝導」によって音を聞き分ける―ってわけです。

これによって、難聴のお年寄りや神経系統は問題なく機能している聴覚障害者にとって携帯電話での通話がよりスムーズになる―というのが発明段階での主張だったように思います。

ところが、いざ完成して市場に出回ると、「電波の届かない場所でも相手の声が聴き取りやすくなる」という感じで健常者向けのマーケティングに趣旨が代わったんですよね。

これって本末転倒じゃないですか?

健常者は聞こえる場所で通話すれば、通話が可能なわけです。それと比べたら、難聴のお年寄りや聴覚障害者の人たちにはハンデキャップがある存在します。

ハンデキャップをなくすためのアイデアが、それを必要とする人たちに有効に使われず、むしろ、必要としない人たちに利便性よろしく使われるのは何だか矛盾を感じてしまいます…

posted by 御堂 at 00:12 | Comment(0) | TrackBack(0) | ドラマ・芸能

「ヘレンケラーを知っていますか」

映画「ヘレンケラーを知っていますか」 映画「ヘレンケラーを知っていますか」の1シーン

観てみたい映画の先取りチェック!です。

“日本のヘレン・ケラー”と言われ、昭和39年(1964)に日本最初の盲・聾という二重障害者の自主組織を全国に呼びかけて結成した山口県在住の盲聾者の女性と、学校を休みがちで自殺願望がある少年との出会い・ふれあい・人間愛を描いた心温まる作品「ヘレンケラーを知っていますか」を観てみたいと思ってます。

この作品のモデルとなった山口県在住の盲聾者である女性の方は、15歳の時に汚水が目に入り、視力障害を負ってしまい、手術の甲斐もなく、22歳の若さで失明し、その半年後には連日の水ごり修行が祟って失聴し、二重の障害を背負ってしまいます。

そんな彼女の人生を支えたのは、両親の深い愛であり、闇の世界に光を灯した点字でした。

さらに、その点字は多くの同じ障害がある仲間や、支援者の存在を教えてくれたのです。

そして、33歳の時、彼女は日本最初の盲聾者を主体とする組織を全国に呼びかけて結成します。

現在、74歳を迎えた彼女は、ホームヘルパーなどを活用して、施設や病院ではなく、「自立」した生活を山の中で送っているのだそうです。

出演は小林綾子さんが演じられます。

とりあえず、先月の23日に海峡メッセ(山口県下関市)で完成披露試写会があったようですね。

その後、6月から山口県内を巡回上映していくようですが、「みすゞ」(田中美里さん主演)の時みたいに京都でも上映してくれないかなぁー。

posted by 御堂 at 15:08 | Comment(0) | TrackBack(0) | ドラマ・芸能

「君の手がささやいている」

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スカイパーフェクTVチャンネルNECOにて「君の手がささやいている」を観ました。

この作品は普段テレビドラマを観て気に入ったら原作を読むという僕の流儀に反して(笑)原作を最初から読んでいた、という数少ない作品のうちの1つです。

原作は軽部潤子さんで、

・『君の手がささやいている』(全10巻)、
・『新・君の手がささやいている』(全13巻)、
・『君の手がささやいている 最終章』(以下、『最終章』)(全3巻)

が揃っています。

ドラマでは、

・第1章(平成9年=1997=12月15日放送)
・第2章(平成10=1998=10月1日放送)
・第3章(平成11年=1999=10月7日放送)
・第4章(平成12年=2000=10月5日放送)
・最終章(平成13年=2001=12月26日放送)

と制作されました。その内容は、

生まれつき聴覚障害を持つ武田美栄子(菅野美穂さん)は、大手企業に就職するが障害者に対する周囲の反応に戸惑います。そんな中で、同じように向き合ってくれる野辺博文(武田真治さん)と知り合い、結婚します。

幸せな結婚生活を送っていた中で、美栄子は妊娠。美栄子は自分の持つ障害のことへの悩み、一人前の母親になれるか不安が生じますが、博文の励ましで出産を決意し、千鶴が生まれます。

千鶴(谷口舞さん)はすくすくと成長し、小学校に通うようになります。でも、千鶴は、母親である美栄子の障害の事でクラスメートと仲良く付き合えません。

そんな千鶴の姿中心として、美栄子や博文の葛藤や克服していく様子が描かれています。

ドラマではここまでの展開で終わっています。

原作での『最終章』では、何と千鶴も失聴してしまい、人工内耳の手術、そのリハビリテーションの様子などが描いているのですが…

ドラマで主題歌にスティーヴィー・ワンダー「I just called say I love you」が使われているのも、このドラマが印象深い1つの要因になってるかもしれません!

― ◇ ◇ ◇ ―


―私事ですが、僕は前職で某大学の学校事務職として学生課を担当していた時期があります。在学生には視覚障害の学生や聴覚障害の学生も在籍していました。点字を使ったり、手話を使っての会話が日常茶飯事でしたが、僕自身は正式に習った事さえありません。僕が在籍していた大学では手話や点字の実践授業があって、それをかじった程度にしか過ぎませんでした。

このドラマは、それじゃあ、学生とのコミュニケーションがとれない!とサークルなどに入って身に付けてみようと頑張っていた時期の思い入れがあるドラマだったりするのです。

― ◇ ◇ ◇ ―


そういえば、吉田松陰先生の弟・杉敏三郎も生まれつき話せず耳が聞こえなかった聾唖者で、松陰先生は敏三郎を気遣って、旅先や獄中から弟を案じる書簡が幾つも遺されているのだそうです。

その昔、大学で教職課程の単位取得のために教育心理学という講義を受講していた際に教鞭をとられていた先生が教材として挙げていたのが、松陰先生の敏三郎への実践・対応についてでしたっけ!

普通、教育心理学で松陰先生を採り上げるなら、松下村塾における教育実践=長所を引き出し伸ばしてやる、といった内容が多いんですが、その先生が採り上げたのは松陰先生と弟・敏三郎のエピソードから障害者教育について講じられていました。(←あまり見ないケースですよね!)

― ◇ ◇ ◇ ―


このドラマの中で美栄子と博文が結婚する時を描いた第1章のシーンで、博文が聴覚障害の事で諦めようとする美栄子に対して言ったことばに「障害を持つ事はハンデではない。1つの個性なんだ!」というニュアンスのセリフがあります。

確かに障害を持っている事は健常者に比べてハンデキャップを背負っていますが、それでも個性として位置付ければ、同じ人として向き合えるはずですよね。

ちなみに、こんなソフトを発見しました!→手話入門「君の手がささやいている」(CD-ROM)


posted by 御堂 at 01:59 | Comment(2) | TrackBack(0) | ドラマ・芸能

「ハツカレ」

「ハツカレ」チロ役の黒川智花さん

今、『ハツカレ』って少女マンガにハマってたります。

きっかけは、スカイパーフェクTVファミリー劇場の番組案内を見て知ったのですが、とりあえず3月28日から放映開始って事で、待機してた矢先、「ハツカレ」のドラマの公式サイトで、GYAO(ギャオ)っていう完全無料のパソコンテレビサイトで放送が配信中だって事を知り、登録して視聴し始めました。

最初の動機は、黒川智花さんが主演されているってのもあったんですけどね(笑)

『ハツカレ』桃森ミヨシさんの作で『ザ・マーガレット』(集英社)で連載中の作品です。

原作の方はドラマを全話観てから読もうと思いますが、関西弁っぽいニュアンスなのが一層和ませてくれます(笑)

ドラマを観た感じでは、やっぱりチロ(黒川智花さん)は可愛い!あと、ちゃーちゃん(悠城早矢さん)もなかなかいいかも!!

とりあえず、GYAO(ギャオ)では3月19日正午までで配信が終了。3月21日からファミリー劇場で1〜3話だけ先行放送。28日から放送が開始となります。

posted by 御堂 at 20:43 | Comment(3) | TrackBack(0) | ドラマ・芸能

「パッチギ!」


スカイパーフェクTV衛星劇場「パッチギ!」を観ました。思わず号泣してしまいました。

この作品は、井筒和幸監督が松山猛さんの著書『少年Mのイムジン河』(木楽舎刊)を原案に、日本人と在日朝鮮人の高校生のケンカと恋を絡めて脚本が作られた青春ストーリーです。

舞台設定は、昭和43年(1968)頃の京都。(私は3歳の頃で、当時は花園に住んでました…)

私よりちょい上の世代は、“失神”で有名なGS(グループサウンズ)のバンド「オックス」のネタや、学園紛争など郷愁を誘うものもあるでしょうね。(私自身は、学園紛争の末期の体験者であったりします!)

何よりもフォーク世代にとって京都(もっと言えば、円山音楽堂)は聖地みたいなもんですからね…

京都人的には、主人公の松山康介(塩谷瞬さん)くんが友人と入ってた映画館(八千代やんか 笑)や担任の布川先生(光石研さん)がロシア人の彼女と出くわした場所(バックに丸二食堂発見!)も京都人としては納得!(笑)

キーワードとなったのは、ザ・フォーク・クルセダーズが唄った「イムジン河」です。朝鮮高級学校で耳に聴こえてきたこの曲に感じた思い、またそれをフルート演奏していたキョンジャ(沢尻エリカさん)との出会い…

原詩からして、もっとよく知ろうと、朝鮮語を覚えるために『朝鮮語辞典』を買って訳したりする姿もいじらしいです。

実は、私自身も在日朝鮮・韓国人の友人がいます。家族ぐるみで交友してます。最初は私も何も知らず、主人公の松山くん同様に悩んだりした経験があります。

また、通った学校もそういう問題に取り組んでいた学校で、学校間での交流もありました。

時が経つにつれて、在日朝鮮・韓国人の友人もその家族の皆さんも心から僕を受け容れてくれたと思います。(そう思いたいです!)

でも、さすがに、キョンジャの兄で番をはるアンソン(高岡蒼佑さん)の仲間の葬儀で、思わず噴出してしまった笹野高司さん役の在日朝鮮人の方のセリフには、言葉が返せませんよね。

ラジオ(←どう考えたって、KBS京都やん!笑)の勝ち抜きコンテストに出場した松山くんが万感の思いで「イムジン河」を唄ったシーンは涙腺緩みまくりでした。

作中、「イムジン河」もそうですが、「悲しくてやりきれない」が流れた際は思わずジーンと来るものが…

タイトルの「パッチギ」とは、「突き破る、乗り越える」という意味があるそうです。実に重いですね。

PS.
余談ですが、ラジオで松山くんの演奏を聴いたキョンジャがチャリを飛ばしていきましたが、東九条から蛤御門までは上り坂一辺倒ですよ…さすがやん!(実体験から思う感想です!爆)


posted by 御堂 at 02:02 | Comment(0) | TrackBack(0) | ドラマ・芸能

「われら青春!」


スカイパーフェクTVファミリー劇場「われら青春!」が始まりました。

沖田俊先生(中村雅俊さん)が先生の青春ドラマです。舞台は太陽学園。(山梨県に実在する学校です!)

顔触れも懐かしさでいっぱいです。杉田校長(有島一郎さん)、江川教頭(穂積隆信さん)、塚本先生(柳生博さん)、そして“丹頂鶴”(笑)杉田陽子先生(島田楊子さん)、そして3年D組のメンバーたち…山本大作(穂積ペペさん)や神野吾郎(千葉裕さん)もすごく懐かしいです。

ちなみに女子生徒のメンバーの中では年上のお姉さんへの憧れもあったからでしょうか、白川梨絵(大原福美さん)が好きでした。ところが、現在この年齢になってみて、改めてドラマを観返してみると、チビ、こと原田弥生(橋本裕子さん)が良い感じだったりして…

ドラマの中で使用された音楽もいまだに耳に残ってるくらい印象深いです。主題歌の「帰らざる日のために」はモチロン!中村雅俊さんのデビュー曲で大ヒットした「ふれあい」の実はA面だった「青春貴族」も良かったしなぁー。


第1話の感動シーンは、伝説の!そう、あの伝説の線路をはさんでの(ラクビーボールの)ボールまわし。何度観ても感動!感動!感動の嵐です。

あと、1トライできたら、ユニフォームが作れるという試合での山本から神野へのライン際の友情パス!のシーンや最終回でトライできたら逆転勝利のプレーで神野がダンプにタックルされてトライできずノーサイドになったシーンもウルルンものです。

そして、最も印象的なシーンは、ラグビー部が部費増額をかけて運動部対抗マラソン大会で上位10位以内に3人を送り込まなければならないって状況になったのですが、考えた作戦が鈍足で太っちょな細井太郎(堤昭夫さん)をペースメーカーに仕立てて他の部の有力選手を撹乱させようというもの。

ところがこの細井は”高校時代の思い出に完走したい”と日々練習していたんですね。これを知った他の部員たち、皆細井同様にペースメーカーになって猛ダッシュ!

作戦で上位を確保しようとしていた3人も途中から“全員で完走する”ことを沖田先生に訴えます!そしたら沖田先生も感動して、さぁー例の名セリフ―“涙は心の汗だ”―が決まります。

ましてや、ラクビー部を含め運動部で他にも参加していた全員が完走を果たした時、1位になった運動部の生徒よりも完走を果たした生徒1人1人に賛辞を送る杉田校長のシーンにもウルルンときちゃいます。(何せ、マラソン大会が始まって初めての全員完走だったのです―)

何よりも、この番組を観て、ラクビーが好きになったし、(京都やけど、「スクールウォーズ」ネタ=伏工(伏見工業)の優勝、よりもこちらが先だよ!)僕にとっての理想の教師像は沖田俊先生なんですよね!

…この「われら青春!」の小説?があるそうなんですけど読んでみたいです。


 

posted by 御堂 at 02:28 | Comment(5) | TrackBack(0) | ドラマ・芸能

♪インドの山奥で、修行をし〜て〜♪―レインボーマン


スカイパーフェクTVファミリー劇場で放送中の「レインボーマン」を懐かしく観てます。

この「レインボーマン」は私が小学校1年生だった昭和47年(1947)から1年間(全52話)に放送された作品で、原作は「月光仮面」で有名な川内康範氏です。

インドの山奥、ダイバ・ダッタのもとで修行をし、ヨガの秘術を極めた若者・ヤマトタケシが、日月火水木金土の7つに化身して、日本人抹殺をもくろむ秘密結社「死ね死ね団」と壮絶な戦いを繰り広げます。

化身(変身ではない!)する時の呪文「アノクタラサンミャクサンボダイ」も子供ながらに一生懸命憶えた記憶が懐かしいです。のちに仏教系の大学に就職した際に、式典の前に「般若心経」を読経するのですが、このフレーズが「阿耨多羅三藐三菩提(アノクタラサンミャクサンボダイ)」というのだと知った時にはカルチャーショックものでした(笑)

歴史的な小ネタですが、藤原五摂家のうち、近衛家の江戸時代初期の当主で“寛永の三筆”の1人で京都・五山の送り火の1つ、大文字の送り火の「大」の字体のモデルであったり、滋賀・近江八景の風景を大津・膳所城から眺めて詠った人物としても知られている近衛信尹(のぶただ)の号は「三藐(さんみゃく)院」というのですが、このフレーズから来ているんですよ!

さて、この「レインボーマン」ですが、ストーリーはもとより、一番印象に残っているとすれば、タイトルにも挙げた♪インドの山奥で、修行をし〜て〜♪というOPでしょうかね。色んな替え歌もあったような…(僕が知っているのは、♪インドの山奥でんでん虫かたつむり〜♪ってフレーズの奴ですが…皆さんの地域ではどのような替え歌でしたか?)

さらに、1クールまで(〜13話)までのEDだった「ヤマトタケシの歌」も印象深いですね。例えば、こんな感じ―

 どうせこの世に生まれたからにゃ
 お金も欲しいさ 名も欲しい
 自分の幸せ 守りたい
 ぼくだって人間だ ぼくだって若いんだ
 けれども その夢捨てさせる
 この世の悪が 捨てさせる

うぅーん、このヒーロは苦悩してる!って感じがありありですね。

2クール目以降(14話〜)の挿入歌「死ね死ね団の歌」はもっと強烈で「♪死ね 死ね 死ね死ね死ね死ね死んじまえ♪」で始まり、


「黄色いブタめ(←黄色い、東洋人っていうか日本人を指してるのがありありデス)をやっつけろ」とか「日本人は邪魔っけだ」「世界の地図から消しちまえ」「地球の外へ放り出せ」といったフレーズが飛び交います。(放送禁止っていうか、放送自粛されまくりな感じ!)

配役人も個性溢れる方々で固めていて、主役のレインボーマン=ヤマトタケシには水谷邦久さん(「江戸を斬る」での魚政のメンバーの一員だったり、「飛び出せ!青春」での県立東高のキャプテンでの印象も強いですが…)、「死ね死ね団」の首領・ミスターKには平田昭彦さん、レインボーマンと死闘を繰り返すメンバーのうち、エルパンダに大月ウルフさん(←「大鉄人17」のハスラー教授といい、色濃いキャラです 笑)、アマゾンの魔女イグアナに塩沢ときさん、ゴッドイグアナには曽我町子さん(←「5年3組魔法組」のベルばらとかも印象的ですが…)が見事に怪演されています。

タケシの妹・みゆき役だった石川えり子さんもこの当時の子役として顔はすごく覚えてます。

改めて知った事は、OPやEDを唄っていた安永憲自さんって方は声優の水島裕くんだったのですね。のちになって、「レインボーマン」のアニメ版が放送された時にヤマトタケシの声を演じられていたのもそういう理由だったのですね。

個人的には、ダッシュ1が興味あり!かな(笑)

月の化身で、ヨガの体術の極意を会得し、頭と同じ大きさの穴を、体の関節をはずして通り抜けたり、針を刺されても平気な肉体―ってのは子供心に微妙な印象深さがあったのを覚えています。


posted by 御堂 at 20:58 | Comment(0) | TrackBack(0) | ドラマ・芸能

「みすゞ」

映画「みすゞ」

田中美里さん主演の映画「みすゞ」日本映画専門チャンネルで放送されたので観ました。ほぼ3年ぶりかな!

大正から昭和前期にかけて一世を風靡した童謡詩人金子みすゞさんの一生を描いた映画なんですが、ちょうど映画公開の前の年に高島屋で催されたいた「金子みすゞ展」の招待券をいただいて観に行ったのをキッカケに金子みすゞさんの作風や感性に感じ入ってしまったんですよね。

テレビでは松たか子さん主演で「明るいほうへ 明るいほうへ」という作品で放送されましたが、こちらの作品は生憎と僕にはあまりにも演じていた松たか子さん自身が都会風な色を出し過ぎてしまったようで(実際の、山口とか、下関の)素朴な田舎っぽさや風景が台無しだなぁ、と非常に残念に思っていたんですよね。(どうして、東京のテレビ局の制作ものって、登場人物の雰囲気や時代背景、主役などが暮していた環境そのものを原作が没都会でないのにもかかわらず、何でもかんでも❝東京ナイズ❞しちゃうのかな?作品の素地が全て台無しになっちゃうのに…)

ところが、田中美里さんが演じた「みすゞ」には素朴さというか、没都会風な感じがみられたので作風の中に安堵感が生じるんですよね。

しいて言うのなら、金子みずゞをイメージした際に松たか子さんが演じたドラマを最初に想い浮かべる様な皆さんは“文学的センスの欠片”が微塵もない感覚の持ち主といえるでしょう!

金子みすゞさんを表現する上で、松たか子さんのような都会的な感覚を出していては金子みすゞさんのイメージをはき違えている様にみえてしまい、まさに金子みすゞさんを冒瀆する感じがありありと視えるのですが、田中美里さん演じるこの「みすゞ」は真実の金子みすゞさんを匂わせる雰囲気が味わえますよ。

さて―

金子みすゞさんの詩の中でも「私と小鳥と鈴と」というのが一番好きです―

  私が両手をひろげても
  お空はちっとも飛べないが、
  飛べる小鳥は私のように、地面を速く走れない。
  
  私がからだをゆすっても、
  きれいな音は出ないけど、
  あの鳴る鈴は私のように
  たくさんな唄は知らないよ。

  鈴と、小鳥と、それから私、
  みんなちがって、みんないい。

「みんなちがって、みんないい」っていう響きが良いと思いませんか。「みすゞ」に出演された田中美里さんも役づくりで悩んでいた時に金子みすゞさんの忘れ形見である“ふうちゃん”=ふさえさんからこの詩を頂いて吹っ切れたそうです。

“みんなちがって、みんないい”―すごく癒されます!


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スカパー〜あれから〜

スカイパーフェクTV、現在無料視聴期間中です。


思いもかけず、フジテレビ721チャンネルで田宮二郎さん主演版「白い巨塔」を観る機会がありました。

やっぱ、こちらの方がいいよね!なんてったって、原作にほぼ忠実!舞台は浪速大学医学部やもん(笑)

加えて原告側の佐々木のお母さん(=中村玉緒さんが演じてはりました)の店がある場所がどぶ池商店街やし…被告側の財前の義理のお父っあんの趣味が人形浄瑠璃ときてる…(設定のモデル=阪大医学部は北摂地域にあるし、あの辺りの人たちは人形浄瑠璃が盛んだったりする…)

この話はやはり関西弁(厳密に言うと、摂津ことば…)でやらないと味が出ないですね!

“関西人の、関西人による、関西人のための”ドラマなんやし…

唐沢寿明さん主演版はそれだけ東京ナイズされてるっていうか、賊都の東京くんだりに汚されてるから趣なんて欠片1つあらへん!(悲)

いかに、田宮さんの演じる財前五郎(しかも田宮さんは、わが地元=京都の鴨沂高出身だし…)がインパクトが強かったかを改めて感じ入りました。

ほかに注目は、チャンネルNECO「大盗賊」ファミリー劇場「信長 KING OF ZIPANGU」ホームドラマチャンネル「御宿かわせみ」「おんな太閤記」「ご存知女ねずみ小僧」「助け人走る」「流れ星佐吉」時代劇専門チャンネル「徳川家康」「新必殺仕置人」…など盛りだくさんな内容でもうホクホク顔です!逆に面白くない番組なかり放送してる地上波の番組をほとんど観なくなってしましました(*^▽^*)


posted by 御堂 at 00:00 | Comment(0) | TrackBack(0) | ドラマ・芸能