東映時代劇映画「茶々―天涯の貴妃」

茶々―天涯の貴妃

東映京都撮影所は、12月下旬に正月映画として公開する映画「茶々―天涯の貴妃おんな―」を製作すると発表しました。

「茶々」、すなわち浅井茶々の生涯を描いた作品との事。

原作は、井上靖氏の『淀どの日記』。両親(浅井長政・お市)の敵でもある豊臣秀吉を愛し貫いた数奇な運命のヒロインとして描かれるようですね。

浅井長政と織田信長の妹・小谷の方(お市)の長女に生まれ、豊臣秀吉の第2夫人(注意!妾、側室ではない)として、秀頼を産み、「お袋様」「二の丸殿」「大坂殿」「淀殿」と呼称された人物です。

秀吉の死後、その子・秀頼の後見人として豊臣家の屋台骨を支えようとしますが、如何せん徳川家康をはじめ老獪で姑息な男どもと張り合うなど、精神的なストレスもあったのでしょう。その晩年は神経衰弱に悩まされています。

結果として、慶長20年(1615)の大坂城落城の際、秀頼と共に自害して果てた―一生でしたね。

映画撮影のクランクインは9月からのようです。

それに伴い―

伏見桃山城(桃山伏見城)天守閣が築城直後の「大坂城」のロケ地として使用されるのだとか―

この伏見桃山城(桃山伏見城)天守閣、元は秀吉の築いた「伏見城」をモデルに昭和39年(1964)、京都商工会議所が中心となって、鉄筋コンクリート造りで建てられました。その後、遊園地設備が造られて「伏見桃山城キャッスルランド」として運営されていたのですが、平成15年(2003)にキャッスルランドが閉園。天守閣も破却するか?ってところで、京都市が運営会社から無償で譲り受けたのです。

現在、キャッスルランド跡地は総合運動公園になりましたが、天守閣自体は閉鎖されたまま立ち入りも禁止の状態…

そうしたところに、東映さんが目をつけたのでしょうね。

そーいえばその昔、この伏見桃山城で『百地三太夫』という映画のロケがあって、主演だった真田広之さんが天守閣から飛び降りるというシーンの撮影があったんですが、それ以来じゃないのかな?

京都市と東映とで協議された結果、天守閣を全面的に塗り替えられる事となり、昭和39年(1964)の完成当時の姿に復元するようですよ。

その補修費用(約7000万円)についても、東映が全額負担する事で、この映画の撮影のための許諾も得たようです。

工事は今週から始まり、9月から天守閣のしゃちほこや装飾部分の錆びの目立つ個所を金色に塗り替えるなどの作業が行われるようです。

PS、映画製作もうちょっと待てへんかなぁー。2015年になったら否が応でも「大坂城落城400年記念」が待ってるのに…(笑)

― ◇ ◇ ◇ ―

※(参照)「伏見桃山城、生まれ変わる!」

― ◇ ◇ ◇ ―

さて、主なキャスティングですが―

その淀殿には、元宝塚そら組男役のトップだった和央わおようかさんが抜擢されました。凛々しい淀殿が拝めそうかな!(笑)

以下、主だったキャスティングです―

  • 浅井茶々(淀殿)=和央ようかさん

  • 織田信長=松方弘樹さん
  • 豊臣秀吉=渡部篤郎さん
  • 徳川家康=中村獅童さん

  • 豊臣秀頼=中林大樹さん
  • 千姫=谷村美月さん

  • 大蔵卿局=高島礼子さん
  • お市(小谷の方)=原田美枝子さん
  • 北政所=余貴美子さん
  • はつ(茶々の妹)=富田靖子さん
  • 小督おごう(茶々の妹)=寺島しのぶさん
  • おまあ=吉野公佳さん

  • 真田幸村=黄川田将也さん
  • 後藤基次=平岳大さん
  • 長曽我部盛親=中丸新将さん
  • 大野治長=近藤公園さん

  • 前田玄以=高橋長英さん
  • 織田有楽斎=土平ドンペイさん
  • 本多正信=松重豊さん
  • 京極忠高=真島公平さん

の皆さんが競演されます。

凛々しい淀殿といえば…最近で言えばNHK大河「葵・徳川三代」においての小川真由美さん演じる“女武者”姿が印象に残ってます。巴御前ばりに長刀持って颯爽とした淀殿ってのも有りかな!(笑)

この記事へのコメント

  • 御堂

    indoor-mamaさん、こんばんは。

    ホント、閉鎖が決まった時はどーなるんやろ?と僕も心配しました。維持費がなければ破却かぁ~とも考えますし…

    今や京都タワーと同様にあればあったで不思議のない建物って感じですもんね。

    近鉄電車に乗って宇治川を渡る澱川橋梁から望む天守閣の姿―

    いつも窓から天守閣の姿を捜しちゃいますもんね!(笑)
    2007年08月13日 21:51
  • indoor-mama

    昨年、「いったい今どんな風になってるんだろう?」と閉鎖されたキャスルランドの前まで行ってみました。
    金網ずたいに進んで「たしかこの辺から見えたはず・・・」と身をのりだすと、いきなり、目の前にデ~ン!
    お寺に人がいなくて関さんとしているのは、ある意味、趣があって良いのですが、あーゆー系統の建物に、まったく人の気配がしない・・・というのは、(秀吉さんには悪いですが)ものすごく不気味で、泣きそうになりました。
    そんな伏見桃山城に活気が戻って来るのですね。
    たしかに、落城400年は惜しいですが、注目を浴びてくれるのは、とてもうれしいです~。
    2007年08月07日 22:21

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