NHK大河ドラマ「天地人」

NHK大河ドラマ「天地人」直江山城守兼続tenchijin-naoe_kanetsugu.JPG

平成21年(2009)のNHK大河ドラマとして戦国大名・上杉景勝の家臣、直江兼続の生涯を描いた「天地人」(全47話)が放送されました。

原作は『新潟日報』で平成16年(2004)1月から同17年(2005)4月にかけて連載された火坂雅志さんの同名小説です。

戦国から江戸時代にいたる動乱の時期に上杉謙信亡きあとの上杉家を支え抜」き、「天下を取るよりも『義』を取ることが重要と説いた謙信との出会いや、跡継ぎの上杉景勝への忠義、年上の妻への愛情を通して、混乱した世の中で大切な人のために強く生き抜く姿を描」いた作品となっています。

― ◇ ◇ ◇ ―

番組タイトルである「天地人」は、江戸時代中期頃に書かれた『北越軍談』の付録であった「謙信公語類」の中に記載された

輝虎(=謙信)公の曰く。天の時、地の利に叶い、人の和ともに整いたる大将というは、和漢両朝上古にだも聞こえず。いわんや、末代なお有るべしと覚えず。もっとも、この三事整うにおいては、弓矢も起こるべからず、敵対する者もなし。
から採られています。要約すると、
謙信公が仰るのには、天の巡り合わせが良く、地勢の有利さに恵まれ、家臣や領民が良くまとまっている大将(指導者)というものは、日本や中国の歴史上、あるいは神話の時代にさかのぼっても存在したという話は聞いたことがない。ましてや、将来も登場するとは思えない。最も、この3つの条件が揃っているのであれば、戦争が起こる事もないだろうし、その大将に敵対するような人物も現れないだろう。
という感じ―つまり、物事を成すためには「天・地・人」の条件が揃わなければならない―と悟っているんですね。

この謙信のことばは中国の古典である『孟子』の「公孫丑」に記載された

天の時は地の利に如かず、地の利は人の和に如かず
を引用したようですね。すなわち、

物事を成就させるためには“天の時、地の利、人の和”の3つの要素が大切である
という教えからきた言葉のようですね。

個人的に注目するポイントとしては、妻・お船の方との夫婦仲の良さでしょうか。兼続は生涯側室を1人も持たなかったようですし…

そして、「愛」という字を前立にあしらった兜を被っていた点もピックアップされることでしょう!

「愛」の字には「愛染明王」または「愛宕権現」に由来していると云われています。

主な配役は次の通り―

・樋口与六、のち直江兼続…妻夫木聡さん

・直江景綱の娘、兼続の従姉、のち兼続の妻 お船…常盤貴子さん

・真田幸村の姉、女忍び 初音…長澤まさみさん

・兼続の父 樋口惣右衛門…高嶋政伸さん

・兼続の母、直江景綱の妹 お藤…田中美佐子さん

・兼続の弟、のち小国重頼の養子 樋口与七(後の大国実頼)…小泉孝太郎さん

・越後上杉氏の当主 長尾喜平次(上杉景勝)…北村一輝さん

・北条氏康の七男、関東管領上杉家の当主 上杉景虎…玉山鉄二さん

・景勝の妹、景虎の妻 華姫…相武紗季さん

・景勝の妻、武田信玄の六女 菊姫…比嘉愛未さん

・謙信の実姉、景勝・華姫の母 仙桃院…高島礼子さん

・上杉景勝の家臣、兼続の小姓仲間 泉沢久秀…東幹久さん

・直江信綱…山下真司さん

・甘粕景継…パパイヤ鈴木さん

・柿崎晴家…角田信朗さん

・安部政吉…葛山信吾さん

・上杉謙信(輝虎)…阿部寛さん

・織田信長…吉川晃司さん

・豊臣秀吉…笹野高史さん

・徳川家康…松方弘樹さん

・明智光秀…鶴見辰吾さん

・前田利家…宇津井健さん

・毛利輝元…中尾彬さん

・伊達政宗…松田龍平さん

・石田三成…小栗旬さん

・福島正則…石原良純さん

・真田幸村…城田優さん

・小早川秀秋…上地雄輔さん

・北政所・寧々…富司純子さん

・淀殿…深田恭子さん

めご姫…杏さん

・千利休の娘・お涼…木村佳乃さん

各話タイトルは、
  1. 五歳の家臣

  2. 泣き虫、与六

  3. 殿の初恋

  4. 年上の女(ひと)

  5. 信長は鬼か

  6. いざ、初陣

  7. 母の願い

  8. 謙信の遺言

  9. 謙信死す

  10. 二人の養子

  11. 御館の乱

  12. 命がけの使者

  13. 潜入!武田の陣

  14. 黄金の盟約

  15. 御館落城

  16. 信玄の娘

  17. 直江兼続誕生

  18. 義の戦士たち

  19. 本能寺の変

  20. 秀吉の罠

  21. 三成の涙

  22. 真田幸村参上

  23. 愛の兜

  24. 戸惑いの上洛

  25. 天下人の誘惑

  26. 関白を叱る

  27. 与六と与七

  28. 北の独眼竜

  29. 天下統一

  30. 女たちの上洛

  31. 愛の花戦

  32. 世継ぎの運命(さだめ)

  33. 五人の兼続

  34. さらば、越後

  35. 家康の陰謀

  36. 史上最大の密約

  37. 家康への挑戦状

  38. ふたつの関ヶ原

  39. 三成の遺言

  40. 上杉転落

  41. 上杉の生きる道

  42. 将軍誕生

  43. 実頼追放

  44. 哀しみの花嫁

  45. 大坂の陣へ

  46. 大坂城炎上

  47. 愛を掲げよ

― ◇ ◇ ◇ ―

※(参照)「上杉景虎と関東管領職―御館の乱を背景にして」→
※(参照)「天地人 直江兼続 生誕の地 新潟県南魚沼市」(南魚沼市観光協会のサイトより)→


この記事へのコメント

  • 御堂

    indoor-mamaさん、こんばんは。

    そうですね、僕もニュースで流れた時は「早ぇ!」と思いました(笑)

    直江兼続を大河に!という動きはあった事はあったんですが、まさか?って感じです。

    歴史好きな友人たちの間では、そろそろ北条早雲でもええのにな!という声もあるんですけどね(笑)
    2007年04月27日 03:27
  • indoor-mama

    こんばんは~。
    「御館の乱」でトラバさせていただきました~。
    大河ドラマの発表ってこんなに早かったんですね。
    今まで主役になった事がない人物(なってたらスイマセン)がクローズアップされる所は○ですが、やはりまた、視聴率の取れる「戦国」にいっちゃいましたね~。
    しかたないか~・・・
    2007年04月27日 02:51

この記事へのトラックバック

謙信の死後・御館の乱
Excerpt: 天正七年(1579年)3月17日、上杉謙信の後継者争い・御館の乱の最終決戦・御館
Weblog: 今日は何の日?徒然日記
Tracked: 2007-04-27 02:44