風車の弥七、復活!

2代目「風車の弥七」

4月からスタートする「水戸黄門」第37部において「風車の弥七」が復活するそうです。

「風車の弥七」といえば、赤い風車形の手裏剣がトレードマークで、「あくどい商人から金を盗み、貧しい人々に配る元忍者」という設定で、役どころを故中谷一郎氏(平成16年=2004=4月、他界)が演じられ、徳川光圀役の俳優さんが代替わりする中、中谷氏が昭和44年(1969)8月の第1部スタート時から平成11年(1999)まで1人で演じてこられました。

中谷氏が弥七役を引き受けたのは、俳優座の大先輩である、初代・黄門様の故東野英治郎氏からの誘いがあったのがきっかけで、東野氏が光圀役を引退する際に、弥七役も降板しようとしたところ、番組プロデューサーによって、「降りるなら番組自体を終わらせる」と強引に引き止められたエピソードがあるほどに、「水戸黄門」には欠かせない存在になっていました。

たしかに…

黄門様一行がピンチになると、風車を悪人に投げつけて物陰から登場し、悪人たちと大立ち回りを演じて、一行を救う―

という定番のパターンが懐かしいですよね。

そして、今回新しく2代目の弥七を演じるのは、内藤剛志さんだそうです。初登場の回は6月18日の放送分で第11話「母と娘つないだ風車-青森-」からになります。

さて、どんな“弥七”を演じてくれるのか、楽しみですね!

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「風車の弥七」の墓

この「風車の弥七」は、実在のモデルがいて、常陸国松之草村(現、茨城県常陸大宮市松之草)出身だった松之草村まつのくさむら小八兵衛こはちべえという人物なのだそうです。

小八兵衛は優れた忍者で、光圀のために尽力したと石川久徴が著した『桃蹊雑話』に書かれています。

それに拠れば、小八兵衛こはちべえは元は盗賊の頭領でした。捕縛されますが、光圀によって助命となったので、その恩に報いようと、隠密として陰の立場から光圀を護り支えたり、巡検使のような役割で水戸藩領内の治安の維持と藩政の安泰のため、全力の限りを尽くしたのだそうです。

その風車の弥七(=松之草村まつのくさむら小八兵衛こはちべえ)の墓が常陸大宮市にあります。墓標に刻まれた没年は「元禄十一年戌寅五月二日歿」(1698年)とあります。

ちなみに、その墓の傍らには、小八兵衛こはちべえの女房「お新」の墓もあるんですよ!


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