日本の代表的な剣術流派「柳生新陰流」の原型を編み出し、「剣聖」と称される
伊勢守の銅像は、伊勢守が自ら考案した割れ竹を革袋に入れた「袋竹刀」を手に、どんな状況にも応じられる「無形の位」の立ち姿の50歳位の伊勢守で強さの裏に優しさを備えた「剣聖」を意識したもの。
設置された場所は、前橋市上泉町1区集会所の庭で、木像は全長は約180cm、重さは300㎏ほど、持ち運びが可能でお祭りやイベントなどで展示できるように造られたようです。
同委員会は、桂萱地区に
上泉伊勢守信綱は、
大胡氏は藤原秀郷の子孫で藤原姓足利氏("橋合戦”での田原足利忠綱が有名)の庶流にあたります。平安時代から大胡城を拠点として、鎌倉、室町時代にかけて勢力を張りますが、戦国の騒乱の中で衰微してゆき、室町幕府の重臣・
その後、大胡城は後北条氏からの攻撃を受けて陥落。大胡氏宗家は後北条氏の傘下に組みしますが、上泉氏は群馬郡
長野氏の本拠である箕輪城落城後は、長野氏旧臣を取り立てようとする武田信玄からの再三にわたる仕官の勧めにも応じず、新陰流を普及させるため門弟たちと共に諸国流浪の旅に出たそうです。
上洛した際、公家の山科
伊勢守は剣聖と
そんな上泉伊勢守信綱を扱った時代劇ってないのかな、って調べてみると面白うそうな作品が見つかったので、以下に照会しておきますね!
※上泉伊勢守信綱を映像化した作品(主役級)
「日本剣客伝」第3話「上泉伊勢守」(配役:長門勇さん)
昭和43年(1968)5月29日~6月19日放送、NET(現、テレビ朝日)制作
→池波正太郎『上泉伊勢守』(『日本剣客伝』1所収)をベースに制作されたもの
「雲のごとく水のように 剣聖 上泉伊勢守信綱」(配役:若林豪さん)
平成4年(1992)3月28日放送、群馬テレビ制作
←余談ですが、映画「二百三高地」で若林豪さんは上泉伊勢守信綱の11世子孫である上泉徳弥海軍中佐を演じてられています。何か因縁めいてますよね!
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