“心配ご無用!”NHK大河ドラマ「秀吉」DVD−BOXが発売!


平成8年(1996)に放送されたNHK大河ドラマ「秀吉」完全版DVD−BOXが発売されています―

この「秀吉」は、平成8年(1996)1月7日から12月22日まで全49話が放送されたNHK大河ドラマの第35作目の作品です。

原作は堺屋太一さんの小説『秀吉〜夢を越えた男〜』をベースに、『豊臣秀長』『鬼と人と 信長と光秀』なども下敷きにして描かれた作品でした。

主な出演者には、

  • 豊臣秀吉=竹中直人さん


  • おね(秀吉の妻、北政所)=沢口靖子さん

  • この時の北政所は従来の“糟糠(そうこう)の妻”タイプではなく、“賢夫人”タイプな感じでした。秀吉が戦に出た際、聚楽第(じゅらくてい)の城主=“女主(おんなあるじ)”みたいな感じかな…そして、名前も従来からの「ねね」ではなく、当時の最新研究成果である「おね」に統一されたんですよね。あれから15年が経ちましたが、ここ最近、「おねね」と書かれた書状も発見されましたので、今後、登場するドラマは詳細な歴史考証が必要とされます
  • 豊臣秀長(秀吉の異父弟)=高嶋政伸さん

  • 秀長の登場はNHK大河ドラマ「おんな太閤記」以来でしたが、この時は堺屋さんの原作『豊臣秀長』が世に出て間もない時期だった事もあり、色濃く反映してませんでしたが、この「秀吉」では高嶋政伸さんの好演にもより、味のある“秀長像”が生まれた感じです

  • なか(秀吉の母、大政所)=市原悦子さん

  • この“かあちゃん”(笑)は最初は市原悦子さんのイメージ(=家政婦とか…)が先行していた事もあり、“くどいなぁー”って感じだったのですが、段々と終盤にさしかかるにつれ、“こういう「おかあちゃん」がダメ夫(竹阿弥)やダメ息子(秀吉)を後ろから音頭取りをしたから良かったんだな!”って思える演技に観えてきました。しかも、市原さんは最初から最後まで尾張弁で通されたので、余計味わい深かったです。昔、NHK大河ドラマ「黄金の日日」での秀吉(緒形拳さん)・ねね(十朱幸代さん)夫婦は2人の時は尾張弁での会話って演出でしたが、地域色が前面に出ていた分、心地よかったのを想い出されます

  • とも(秀吉の同父姉)=深浦加奈子さん

  • さと(秀吉の異父妹)=細川直美さん

  • 竹阿弥(秀吉の継父)=財津一郎さん


  • 浅野又右衛門(おねの養父)=宗近晴見さん

  • あさひ(おねの養母)=白川由美さん


  • 於次秀勝(秀吉の養子、織田信長の四男)=青木海さん

  • 秀次(秀吉の甥=ともの長子、のちに養子)=三国一夫さん

  • 石田佐吉(三成)=小栗旬さん→真田広之さん

  • 正直、この時の真田広之さんの三成が一番史実に近い石田三成を表現していて良かった気がします。五奉行としては末席のポジションであり、実際には奏者番として秀吉に面会を求める者に応対する役職…江戸幕府でいう、御側御用取次(→側用人)みたいなポジションが三成の役務だっった訳ですからね
  • 宇喜多八郎(秀家)=浅利陽介さん

  • 加藤虎之助(清正)=高杉亘さん

  • 福島市松(正則)=松田敏幸さん


  • 竹中半兵衛=古谷一行さん

  • 蜂須賀小六=大仁田厚さん

  • 前野将右衛門=長江英和さん

  • 『武功夜話』が世に出て以降、初めてNHK大河ドラマに前野将右衛門長康が登場しました!…とはいっても、やはり蜂須賀小六の影に隠れて印象度は低いものになっちゃいましたが―
  • 小寺(黒田)官兵衛=伊武雅刀さん


  • 前田利家=渡辺徹さん

  • おまつ(利家の妻)=中村あずささん


  • 織田信長=渡哲也さん

  • 吉乃(きつの)(信長の側室、信忠の母)=斉藤慶子さん

  • 吉乃も『武功夜話』が世に出て以降、初めての登場です。帰蝶(濃姫)が出ず、信長の愛妾として初めて登場した訳ですが、吉乃が亡くなった際の信長(渡哲也さん)・信忠(西川忠志さん)の涙の演技はすごく感傷的で印象深く憶えています
  • 奇妙丸→織田信忠(信長の長子)=西川忠志さん

  • 北畠信雄→織田信雄(信長の次子)=西川弘志さん

  • 神戸(かんべ)信孝→織田信孝(信長の三子)=佐伯太輔さん

  • 三法師(信忠の長子、秀信)=飯田綾真さん


  • 茶々(淀殿)=松たか子さん

  • お福(宇喜多秀家の母)=高瀬春奈さん

  • お市(信長の妹、浅井長政・柴田勝家の妻)=頼近美津子さん


  • 柴田勝家=中尾彬さん

  • 丹羽長秀=篠田三郎さん

  • 滝川一益=段田安則さん

  • 池田恒興=五代高之さん

  • 荒木村重=大杉漣さん

  • 森蘭丸=松岡昌宏さん


  • 安国寺恵瓊=中条きよしさん

  • 小西弥九郎(行長)=小西博之さん


  • 明智光秀=村上弘明さん

  • ひろ子(光秀の妻)=有森也実さん

  • 美(よし)(光秀の母)=野際陽子さん

  • 溝尾庄兵衛=今福将雄さん

  • 光秀にとり、流浪の頃からの股肱の臣だった溝尾庄兵衛をこれ又、今福将雄さんが味わい深く好演されました。光秀の最期、山城国宇治郡小栗栖で土豪たちに討たれそうになった時、必死に首は取らせまいとした溝尾庄兵衛の様態は心打つものがありました

  • 細川藤孝(幽斎)=浜畑賢吉さん

  • 細川忠興(藤孝の子、三斎)=小林滋央さん

  • たま(明智光秀の娘、忠興の妻)=田村英里子さん


  • 足利義昭(昌山)(室町幕府第15代将軍)=玉置浩二さん

  • “意外に様になっていたなぁー”と感じたのは私だけ?そんな足利義昭を玉置浩二さんが演じられたと思います。むしろ、足利昌山となって以降の方が味わい深い!実際、義昭が信長に敗れて山城国から追放される際、秀吉が警護役をしてるし、意外と気心の知れた間柄だったやも?秀吉と昌山の蹴鞠シーンはそんな旧知の友同士な様態が表れていた気がします
  • 今川義元=米倉斉加年さん

  • 斎藤道三=金田龍之介さん

  • 浅井長政=宅麻伸さん

  • 徳川家康=西村雅彦さん

  • 本多正信=宍戸錠さん


  • 千宗易(利休)=仲代達矢さん

  • お吟(利休の娘)=仲代奈緒さん


  • がんまく(石川五右衛門)=赤井英和さん

  • おたき(五右衛門の妻)=涼風真世さん
の皆さんが競演されました。

この作品は、あくまでも豊臣秀吉の家族のホームドラマです。秀吉(竹中直人さん)は継父・竹阿弥(財津一郎さん)と馬が合わず、事あるごとに喧嘩ばかり…
そのくせ、2人ともになか(市原悦子さん)が心の安らぐ存在でした。そのなか(市原悦子さん)が亡くなって初めて、お互いの存在を認め合い、ようやく2人の間に親子愛が通い合った―というのが、ドラマの主題といったところでしょうか。

その昔のNHK大河ドラマ「独眼竜政宗」もいわば、伊達政宗が生母・義姫(保春院)に認めてもらおうと遮二無二頑張った―という主題のホームドラマでしたが、その要素がこの「秀吉」にも大いに見え隠れしていた気がします。

各巻の構成及び各話タイトルは以降の通り…

◎第壱集(全7巻)
■第1巻
  1 太陽の子
  2 桶狭間の奇跡
  3 運命の花嫁
■第2巻
  4 黄金兄弟
  5 男の値段
  6 一夜城
  7 妻の秘密
■第3巻
  8 知らぬ顔の半兵衛
  9 猿のかく乱
 10 浮気いたし候
 11 絶体絶命
■第4巻
 12 比叡山焼き打ち
 13 極秘情報
 14 小谷落城
 15 どくろの盃
■第5巻
 16 隠し子発覚!
 17 かあちゃんと母御前
 18 切腹命令
 19 父の家出
■第6巻
 20 軍師の条件
 21 命の重さ
 22 母御前、はりつけ
 23 半兵衛の死
■第7巻
 24 左遷寸前
 25 温泉に行きたく候
 26 史上最大のお歳暮
 27 三成登場

◎第弐集(全6巻)
 28 高松城水攻め
 29 敵は本能寺
 30 信長、死す
 31 天下への道
 32 夢を継ぐ者
 33 光秀の首
 34 女の天下獲り
 35 美しき刺客
 36 家康vs秀吉
 37 天子様の御落胤!?
 38 黄金の茶室
 39 かあちゃん、人質
 40 誘惑
 41 決別の朝顔
 42 淀の子、誕生
 43 花戦さでござる
 44 秀長、逝く
 45 利休切腹
 46 母の悲しみ
 47 かあちゃんの死!
 48 五右衛門、釜ゆで
 49 夢のまた夢

待ちに待って16年、既にCSのチャンネル銀河では2月13日から再放送もされています。あの感動に再び…おススメです!

― ◇ ◇ ◇ ―

※(関連)豊臣体制論(4)―「豊臣の子」→


        


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posted by 御堂 at 04:05 | Comment(0) | TrackBack(0) | 歴史:ドラマ
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