新春ワイド時代劇「忠臣蔵 瑤泉院の陰謀」

「忠臣蔵 瑤泉院の陰謀」

来年、平成19年(2007)1月2日に放送予定のテレビ東京系の新春ワイド時代劇に「忠臣蔵 瑤泉院の陰謀」が決まりました。

ドラマの主役となるのは、浅野内匠頭たくみのかみ長矩ながのりの正室・阿久利あぐり(→落飾後は、瑤泉院ですね)

赤穂浪士による吉良邸討ち入りは、実は瑤泉院が首謀者だった―という新しい視点での「忠臣蔵」になりそう。

その瑤泉院(阿久利)には、稲森いずみさんが演じられます。

また、大石内蔵助くらのすけ良雄よしおを北大路欣也さん、柳沢出羽守保明(のち吉保)を高橋英樹さんが演じられ―

この3人の視点で物語を進行させ、ナレーション代わりに浄瑠璃を使うのだとか―(「八代将軍 吉宗」を想い出しますね!笑)

原作は湯川裕光さんの『瑤泉院 三百年目の忠臣蔵』で、脚本をジェームス三木さんが手掛けられるようで安定感はありそう!

他にも、

・浅野内匠頭長矩=高嶋政伸さん
・吉良上野介義央=江守徹さん
・内匠頭の側室候補だった喜世→徳川家宣の側室、左京の方(…のちの月光院)=吹石一恵さん
・吉保の側室、正親町町子=萬田久子さん
・内蔵助の妻、大石りく=松坂慶子さん
・徳川綱吉=津川雅彦さん

・唐崎=梶芽衣子さん
・滝岡=松金よね子さん
・山村座主人=石橋蓮司さん

・浅野大学長広=井澤健さん
・浅野式部少輔長照=あおい輝彦さん

・大石主税ちから良金 よしかね=篠山輝信さん
・堀部安兵衛武庸=山田純大さん
・堀部弥兵衛金丸=寺田農さん
・片岡源五右衛門高房=山下規介さん
・奥田孫太夫重盛=河原崎次郎さん
・磯貝十郎左衛門正久=高杉瑞穂さん
・原惣右衛門元辰もととき=ミッキーカーチスさん
・富森助右衛門正因まさより=高知東生さん
・吉田忠左衛門兼亮=山田吾一さん
・小野寺十内秀和=原田清人さん
・神崎与五郎則休のりやす=岡本光太郎さん
・近松勘六行重=真勝國之さん
・菅谷半之丞政利=渡辺裕之さん
・大高源五忠雄=石橋保さん
・千馬三郎兵衛光忠=森下哲夫さん
・前原伊助宗房=高川裕也さん
・倉橋伝助武幸=木村秀吉さん
・早水藤左衛門満尭みつたか=乃一祐さん
・寺坂吉右衛門信行=水野純一さん

・高田郡兵衛資政=春田純一さん
・瀬尾孫左衛門=緒形幹太さん
・毛利小兵太元資=忍成修吾さん

・進藤源四郎俊式=西田健さん
・大野九郎兵衛知房=真実一路さん
・安井彦右衛門=伊吹吾郎さん
・藤井又左衛門宗茂=狭間鉄さん
・建部喜六=大橋吾郎さん
・近藤政右衛門=山田良隆さん

・艶=小倉優子さん
・艶の父、大工の平兵衛=左とん平さん

・吉良左兵衛義周=橋爪遼さん
・小林平八郎央通=田宮英晃さん
・清水一学義久=倉田てつをさん
・山吉新八郎盛侍=中根徹さん
・瑤泉院の命で吉良邸に奉公した千馬三郎兵衛光忠の娘、志乃=水橋貴己さん

・桂昌院=樋田慶子さん
・徳川綱豊(のち家宣)=磯部勉さん
・煕子(のちの天英院)=野村真美さん
・庄田下総守安利=潮哲也さん
・梶川与惣兵衛頼照=柴田善行さん
・土屋主税政直=神山繁さん
・仙石伯耆守久尚=榎木孝明さん
・林大学頭信篤(鳳岡)=栗塚旭さん
・荻生徂徠=五木ひろしさん

・夕霧太夫=久保田ゆずさん
・浮橋=辻沢杏子さん

という顔ぶれです。

― ◇ ◇ ◇ ―

瑤泉院が亡夫の敵討ちを計画!ですか…今までにないアクティブな瑤泉院が観られそう!

果たして、「南部坂 雪の別れ」はどのように描かれるのでしょうね。

このシーン、討ち入り直前に大石内蔵助が瑤泉院のもとに赴いて、仇討ち血判状を瑤泉院に献上して、今生の別れをする―というドラマや映画などでは有名なシーンですが、実際には史実ではない脚色だそうです。

大石内蔵助が赤穂浅野家改易後に瑤泉院に拝謁したのは討ち入りのほぼ1年前の元禄14年(1701)11月14日のただ1度きり―

この「南部坂 雪の別れ」は、大石内蔵助が瑤泉院の結婚時の持参金を、赤穂浅野家の家名再興や討入りの運動資金として着用しており、討入り直前にその収支決算書を瑤泉院の用人である落合勝信に提出したことがヒントになっているんですよね。

― ◇ ◇ ◇ ―

さて、ドラマのエピローグ、どのようにイメージしますか?

やはり、無難に“殿(内匠頭のこと)、内蔵助たちが吉良上野介を討ち果たしたよ!で終わるのが一般的かもしれませんね。

でも、赤穂浪士が吉良上野介を討ち取り、切腹した後のエピソードを持ち込んでくれたら嬉しいかも!(「最後の忠臣蔵」っぽい感じじゃなくて…)

実際の話、瑤泉院は一族連坐で伊豆大島へ流された赤穂浪士の遺児たち(吉田伝内・間瀬定八・中村忠三郎・村松政右衛門の4人)の赦免運動に尽力し、宝永3年(1706)8月に赦免を実現させています。

このエピソードを盛り込むだけでも、違った瑤泉院の、違った「忠臣蔵」のイメージが観ている視聴者に新しい息吹きとして種が蒔かれる、というものなんですが…

― ◇ ◇ ◇ ―

しっ、かし、「忠臣蔵」の人気は不滅ですね―

…と言っても、僕は吉良弁護派です(笑)

結局、「松の廊下」での出来事は殿中を歩いていた浅野内匠頭が急に持病である癇癪かんしゃく(突然胸が痛み出し、目の前にある物(いる人)にあたり散らす…精神病のこと。実は母方の遺伝らしい…「松の廊下」の以前に起こった殿中での刃傷事件も内匠頭の母方の親戚の血筋だったことがわかっています)が起こって、たまたま前を歩いてた吉良上野介に害が及んでしまった―というのが史実だし、吉良家にとっては、いい迷惑な話ですよね。

― ◇ ◇ ◇ ―

吹石一恵さんの役どころ・喜世(左京の方)は後の月光院ってことだから、瑤泉院との絡みで上述した「赦免嘆願書」のエピソードが観られるのかな?という期待感が持てますね!

さらに、これは僕も初めて知ったのですが、浅野大学長広って赤穂浅野家を再興してたんですね。

浅野大学長広は浅野内匠頭長矩の弟で、のち浅野内匠頭の養嗣子となります。刃傷事件後に閉門となり、さらに領地召し上げ、浅野宗家へ永預けとなる…のですが、

実は赤穂浪士たちの吉良邸討入り(元禄15年=1702)の7年後の宝永6年(1709)に徳川綱吉の死去に伴う大赦で許され、翌7年(1710)に新将軍となった徳川家宣に拝謁して改めて安房国朝夷郡・平郡に500石の所領を賜って旗本として復活しています。

内匠頭存命の時期に旗本として別家を立てていましたから、「旗本・浅野大学家」の再興とも言えるのですが、ある意味、赤穂浅野家の「御家再興」を果たしたと考えてもいいですよね。

これも、月光院の影響力が見え隠れする、エピソードかもしれません!


   


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posted by 御堂 at 13:30 | Comment(3) | TrackBack(0) | 歴史:ドラマ
この記事へのコメント
はじめまして、私は浅野家分家子孫です。
私の母親は浅野長広の曾孫であり、私は2012年1月4日に母親の浅野家分家の継承しました。
今は宇都宮で接骨院を開業して浅野長政公の祭りを守っています。
私の生まれた月日は浅野長矩が逝去(松之廊下事件)があった月日で誕生しました。
受けついた浅野宗家の家宝を守っています。
詳しくは此方に
0120978953まで
愛接骨院 院長
Posted by 浅野こと at 2013年03月03日 08:07
菜の花さん、こんばんは。おひさしぶりですね。

僕も「美しい罠」は何話か(断片的に)観ましたが、高杉瑞穂さんのいい演技でしたね。

他に高杉さんが出演されてたのでおススメは「動物のお医者さん」も好きです(笑)

時代劇的には渡辺謙さん主演だった「壬生義士伝」で渡辺さん演じる主人公・吉村貫一郎の息子・嘉一郎の役を高杉さんが演じてらっしゃいますが、ここ数年観た中では一番印象に残ってます(泣けます!)

是非、チェックしてみてください!(番組の後半の方ですよ!)
Posted by 御堂 at 2006年12月05日 00:25
御堂さん、こんにちは。すっかりご無沙汰してすんません。
このドラマ、とっても楽しみにしてます。
この間まで東海の昼ドラ『美しい罠』に出てた
高杉瑞穂さんが出演するので。
その高杉さんの影響で『竜馬がゆく』を読んでいます。
今(四)の終わりまで読めました。
歴史小説、苦手でしたが、好きな俳優さんの影響大ですw
Posted by 菜の花 at 2006年12月04日 15:58
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