(トピックス)尊王攘夷掲げた土佐勤王党盟主 武市半平太の銅像完成 霊山歴史館で26日から公開

江里さん(右)が制作した武市像

江戸・幕末期に尊王(※1)攘夷を掲げた土佐勤王党の盟主、武市半平太(瑞山)のブロンズ座像がこの程完成し、霊山歴史館(京都市東山区)で報道関係者に披露されました。

※1 尊王
よく「尊王」と「尊皇」を同じ意味で使用するケースが多いのですが、この2つの用語は全く意味合い(イデオロギー的な)が異なるので注意しましょうね!「尊王」とは中国の幕末・維新期に思想から生まれた語で、「王権を尊ぶ」という意味として使われます。これに対して「尊皇」は「天皇を尊ぶ」という意味となり、昭和戦前期のファシズム的軍部のイデオロギー用語に使われました。(拙稿「高山彦九郎は『土下座』?いえいえ、これは『遥拝』!」より引載)


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ブロンズ座像(高さ55cm)は、文久元年(1861)8月、土佐藩出身で江戸留学中であった武市半平太(瑞山)らによって土佐勤王党が結成されて今年で150年目にあたるのを記念し、坂本龍馬や土方歳三など同館所蔵の銅像6体を手掛けられている彫刻家の江里敏明さんに制作を依頼。

武市半平太(瑞山)の写真は現存せず、死罪を宣告された獄中から妻に送った自画像や明治期の画家が描いた肖像画を参考に、半平太(瑞山)の若い頃の姿を想像し、羽織袴姿で正座し、真っ直ぐ前を見据え、閉じた扇子を右手に持って毅然とした表情を形造った。

江里さんは「西洋化の波が押し寄せた時代に、信念を貫いて思想を説いた芯の強さが伝われば嬉しい」と話されています。。

このブロンズ座像は、26日から始まる特別展「龍馬と土佐の衝撃」で一般公開されます。

特別展では、他に半平太(瑞山)が切腹時に使った短刀や、その時の血痕が残る襦袢じゅばん、土佐藩主・山内豊信(容堂)の陣羽織(複製)など幕末の史料など約100点が並んでいます。

霊山歴史館・特別展「龍馬と土佐の衝撃~土佐勤王党結成から百五十年~」
 第一期:10月26日(水)から11月27日(日)まで
 第二期:11月29日(火)から12月26日(月)まで

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