八百屋お七

切ない恋心が16歳の乙女を放火犯にしました―恋人に会いたいばっかりに、自家に火をつけ、その科によって火焙りの刑に処せられたのです。

天和2年(1682)12月に江戸市中を襲った大火でお七の家も灰になり、他に頼るところもなかったので、菩提寺の円乗寺へ避難しました。その際、お七は美しい寺小姓吉三郎と情を通じ合います。

家再建が長引き、いつまでも寺にいたいと願うお七。家に戻ってからも一途に思いつめ、家が焼ければまた吉三郎さんに会えるとばかり、自家に火を放ったが、火は広がらずボヤ程度におわります。

大火でも小火でも放火犯には違いありません。加えてお七にとって不幸だったのは「放火犯人は火刑に処す」という法令が布告されたばかり―

お七はご定法通り、八百八町を引き廻しのうえ、千住小塚原で火焙りとなります。炎々と燃えさかる火の中で、黒焦げとなって焚死した残骸は、そのままにして三日二夜見せしめのために晒されたと云います。

円乗寺には「俗名八百屋お七、妙栄禅定尼、天和三癸亥年三月二十九日」と刻まれた墓石が残っています。

この記事へのコメント

  • お七

    八百屋お七は実在します。 が…実像はわかっていません。お七の両親の名も恋の相手の名も…資料が何も無いのです
    2013年10月23日 17:57
  • indoor-mama

    眠くて字を間違えました~

    当然ですが・・・
    おただきました~→いただきました~
    です。

    おやすみなさい・・・
    2007年01月10日 04:19
  • indoor-mama

    御堂さん、こんばんは~。

    こちらからもTBさせておただきました~。

    今みたいに、好きなふたりが自由に会う事のできない時代・・・悲しいですね。
    2007年01月10日 04:16

この記事へのトラックバック

八百屋お七と丙午
Excerpt: 天和二年(1682年)12月28日、江戸の町は炎に包まれます。 愛しい男に会いた
Weblog: 今日は何の日?徒然日記
Tracked: 2007-01-10 04:07