「プリンセス・シシー」3部作

「プリンセス・シシー」

CSのLaLaTVにおいて以下に挙げた「プリンセス・シシー(Sissi)」3部作をようやく観る事ができました。

(1)プリンセス・シシー(Sissi)
(2)若き皇后シシー(Sissi-Die junge Kaiserin)
(3)シシー ある皇后の運命の歳月(Sissi-Schicksalsjahre)

“シシー(Sissi)”と聞いて誰の事かってピンときますか?

そう!ハプスブルク=ロートリンゲン(Habsburg-Lothringen)家の一族が皇帝として君臨していたオーストリア=ハンガリー二重帝国の皇帝フランツ・ヨーゼフ1世(フランツ・ヨーゼフ・カール・フォン・ハプスブルク=ロートリンゲン:Franz Joseph I. Karl von Habsburg-Lothringen)皇妃エリザベートの愛称ですね。

皇妃エリザベート ハンガリー王妃エリザベート

皇妃エリザベート・アマーリエ・オイゲーニエ・フォン・ヴィッテルスバッハ(Elisabeth Amalie Eugenie von Wittelsbach)はドイツのバイエルン(Bayern)地方に君臨するヴィッテルスバッハ家(Wittelsbach)、別称「バイエルン王家」の傍流「バイエルン公家」の出身で、


マクシミリアン・ヨーゼフ・イン・バイエルン(Herzog Maximilian Joseph in Bayern)公、母マリー・ルドヴィカ・ヴィルヘルミーネ・フォン・バイエルン(Marie Ludovika Wilhelmine von Bayern)の次女として生まれます。

例えば、宝塚歌劇による公演の「エリザベート」は聞いた事があるって人が多いかもしれませんね。

今回、そんなシシーを描いた映画がLaLaTVにおいて先月放送されたのです。しかも、今まで「プリンセス・シシー3部作」で日本で上映されたのは1作目の「プリンセス・シシー」のみで、2作目の「若き皇后シシー」と3作目の「シシー ある皇后の運命の歳月」は日本では未公開だったんですよね。

オーストリアやドイツでは、現在でもこの3部作がシシーの誕生日でもあるクリスマス・イブ(12月24日)に合わせた時期に放送されているそうです。

ストーリー的には―

シシーは乗馬や釣りが大好きという、自由奔放な家庭に育った“お転婆な”お姫様。

16歳の時、母・ルドヴィカや姉・ネネー(ヘレーネ・カロリーネ・テレーゼ:Helene Caroline Therese Herzogin in Bayern)と共にオーストリア皇帝フランツ・ヨーゼフ1世を訪ねた際、フランツ・ヨーゼフに見初められて婚約します。

実は、フランツ・ヨーゼフの母であるゾフィー大公妃(ゾフィー・フリーデリケ・ドロテア・ヴィルヘルミーネ・フォン・バイエルン:Sophie Friederike Dorothea Wilhelmine von Bayern)の計らいで姉のネネーを皇后候補として惹き合せようとしていたのです。

しかし、フランツ・ヨーゼフネネーではなく、シシーに心惹かれ、ゾフィー大公妃の反対を押し切って、シシーとの結婚を果たします。(→①)

しかし、そんな自由闊達な性格のシシーフランツ・ヨーゼフの母である厳格な姑、ゾフィー大公妃の考え方と相容れません。

2人の間に誕生した待望の皇女もゾフィー大公妃が養育する事になり、シシーは母親としての喜びを奪われます。

しまいには、度重なる姑・ゾフィー大公妃との意見の食い違い、窮屈な宮廷生活から飛び出し、何かと理由と口実を見つけてはウィーンから身を置きます。

しかし、フランツ・ヨーゼフを心から愛するシシーは「運命がシシーを必要としているのかも…」という父・マクシミリアン・ヨーゼフ公や母・ルドヴィカの言葉に勇気付けられ、宮廷に戻ります。

シシーにとって一番心安らぐ場所は当時オーストリア帝国の一部であったハンガリーでした。

やがて、オーストリア=ハンガリー二重帝国の成立と共に、シシーハンガリー王妃としてハンガリーの人たちの祝福を浴びます(→②)

窮屈なウィーンから遠く離れ、ハンガリー国内で好きな乗馬などを楽しむシシー。お側に仕える侍従官や侍女たちを全てハンガリー人たちで固め、第2皇女であるギーゼラ・ルイーゼ・マリー(Gisela Louise Marie von Österreich)皇女も自分の手許で育てています。

夫であるフランツ・ヨーゼフは皇帝としての政務に縛られる毎日ですが、シシーの事を忘れた事は一時とてありません。

そんなフランツ・ヨーゼフの献身的なシシーへの愛情が、シシーを再び宮廷に呼び戻す事となります。

しかし、シシーは体調を崩してしまいます。医師の診断は結核…永く生きられないというのです。

その事実を偶然にも聞いてしまったシシー。でも、愛するフランツ・ヨーゼフギーゼラと別れたくないという気持ちを持ったシシーは絶対治ってみせると心に決めて療養に努めます。

そうは言っても、1人寂しく療養に身を置くわけで、一向に快復に至りません。

母であるルドヴィカは、そんな娘の様子に居ても立っても居られず、娘の療養先を訪れ、シシーを励ますのです。

やがて、元気になったシシーフランツ・ヨーゼフと共に帝国内の領地を表敬訪問するのですが、イタリアの地に立ったシシーの前に、シシーを待ちわび、シシーの許に駆け寄ってくるギーゼラの姿がありました。

そんなシシーギーゼラの姿を見たイタリアの庶民たちはシシーフランツ・ヨーゼフ、ギ-ゼラに対し喝采の声を上げ祝福します…(→③)

って感じです。シシーにはウィーン出身の女優・ロミー・シュナイダー(Romy・Schneider)さんが演じて折られます。ロミー・シュナイダーさんはこのシシーの演技で、愛称自体が“シシー”と呼ばれていたそうです。

― ◇ ◇ ◇ ―

「プリンセス・シシー」 「プリンセス・シシー」

何と言っても、ロミー・シュナイダーさんのシシーの演技が素敵です。

色々と調べていくうちに、ロミー・シュナイダーさんが違う作品で皇妃エリザベートを演じておられる映画を見つけました。それは「ルートヴィヒ」(Ludwig)といって、バイエルン王ルートヴィヒ2世の生涯を史実に沿った形で描いた作品です。こちらもチェックしてみないと!

あと、微笑ましかったのはギーゼラちゃんですね。カワイイし…

※(参照)映画「プリンセス・シシー」3部作記念公式サイト→

※(参考)TVドラマ「エリザベート 愛と悲しみの皇妃」



参考としてピックアップするのは、シシー(エリザベート)の半生を描いた、ドイツ・イタリア・オーストリアの3か国合作のTVシリーズのミニドラマで「エリザベート 愛と悲しみの皇妃」という作品―

オーストリア皇帝フランツ・ヨーゼフ1世に見初められ結婚。16歳で皇后となったバイエルン王国公女シシー。自由闊達な環境に育った彼女は、厳格な姑・ゾフィー大公妃との確執を深め、長女のゾフィーが旅先で夭逝するという悲劇に出遭う―

長女の死から立ち直ったシシーが激動する時代に翻弄されながらも自らの意志を貫いてハンガリー女王に戴冠するまでを描いた作品となっています。


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