しかしながら、残念な事に、過去に制作されたNHK大河ドラマの全てを目にする事は叶いません。
嘗ての放送用ビデオテープは大変高価で、かつ貴重なものであったため、放送を終えた作品のテープは、別の作品を重ね撮りして再利用されていたからです。
NHK大河ドラマにしても、初期の作品については一部の話数しか保管されていません。
ところが今回、CSの時代劇専門チャンネルにおいて、大河ドラマ・アーカイブスと題して懐かしい大河ドラマ作品の中で現存している話数を放送して頂けるのだとか―
今回お目にかかれる作品のラインナップは以下のとおり!
- 第1作目「花の生涯」(昭和38年=1963)より第1話「青柳の糸」
- 第2作目「赤穂浪士」(昭和39年=1964)より第47話「討入り」
- 第3作目「太閤記」(昭和40年=1965)より第42話「本能寺」
- 第4作目「源義経」(昭和41年=1966)より第1話「鞍馬の火祭」、第33話「壇ノ浦」、最終話「雲のゆくえ」
- 第5作目「三姉妹」(昭和42年=1967)より第19話
- 第6作目「竜馬がゆく」(昭和43年=1968)より第16話
- 第7作目「天と地と」(昭和44年=1969)より第50話「川中島の章 その四」
- 第9作目「春の坂道」(昭和46年=1971)より最終話「かくれんぼ その三」
- 第10作目「新・平家物語」(昭和47年=1972)より第46話
- 第13作目「元禄太平記」(昭和50年=1975)より第18話「刃傷松の廊下」
- 第15作目「花神」(昭和52年=1977)より第19話「「上海みやげ」
- 第17作目「草燃える」(昭和54年=1979)より第3話「「二人義経」、第6話「「密使は走る」、第10話「鎌倉へ」、第16話「人質」、第18話「亀裂」、第21話「義経凱旋」、第24話「静の舞」、第25話「頼朝上洛」、第30話「大姫錯乱」、第33話「姫君毒殺」、第39話「頼家追放」、第43話「父と子」、第48話「船霊」、第49話「実朝暗殺」
放送は1月10日より毎週土曜日の20時からオンエア中ですので要チェックですよ!(再放送:翌週土曜日の9時~、翌々週日曜日25時~)
今回の個人的な最大の注目は「花神」と「草燃える」を挙げます。歴史が好きになったきっかけを与えてくれたのがこの「花神」で、以来“長州贔屓”な人間なので、待ちに待った!!って感じですね。総集編はVHSもDVDも購入してるので、新しい発見は嬉しい限りです…
さらに、「草燃える」は、他の大河作品が稀少なのに比べれば、結構残ってる方ですよね。この作品も全部視聴していたので、、タイトルだけで、どんな内容か想い出されますし…この作品で一番印象に残っている静御前(友里千賀子さん)や大姫(斎藤こず恵さん→池上季美子さん)の放送回が観られるってのも嬉し懐かし!!な感じです。
※(参照)NHK大河ドラマ「花神」、新たに2話発掘される!
※(参照)大河ドラマの名作たちが甦る!―BSプレミアム「よみがえる大河ドラマ~デジタルリマスター版 初期10作品~」
※(参照)大河ドラマの名作たちが甦る!其の2―時代劇専門チャンネル「大河ドラマ・アーカイブス」総集編特集
※(参照)NHK大河ドラマ「草燃える」、時代劇専門チャンネルにて全話放送決定!
※(参照)NHK大河ドラマ「花神」第19話「上海みやげ」
※(参照)大河ドラマの名作たちが甦る!―時代劇専門チャンネル「大河ドラマ・アーカイブス」
※(参照)NHK大河ドラマ「花の生涯」

NHK大河ドラマ大全 50作品徹底ガイド完全保存版 (教養・文化シリーズ) - NHK出版

NHK大河ドラマ50作パーフェクトガイド―〈花の生涯〉から〈江~姫たちの戦国~〉まで (ステラMOOK) - NHKサービスセンター
この記事へのコメント
Gくん
お返事ありがとうございます。
テープ起こしをしている御堂少年の姿が、目に浮かびます(笑)。
大河って多少の脚色はあっても、そのリアル性に感動するんですよね(ボクの場合)! その点、他の娯楽系時代劇とは違う思い入れで番組を観ています。
なお、小生呼び名は「Gくん」(敬称込み)でけっこうですから。
御堂
僕もNHK大河は「花神」から観始めて32年目に突入しました。それぞれの作品で、その時の世相がわかるし、何よりも、その当時の原風景が映し出されていた点が嬉しいです。(史跡の中には観光地の見栄え良く、原型を変えてしまったものもありますので…)
僕の家の場合、初めてビデオを買ったのが「武田信玄」(昭和63年=1988)の時で、それ以前はカセットテープに録音して、後でノートにセリフなどを書き写す―ってな事をやってたんですよね、懐かしい限りです(笑)
Gくん
NHK大河は、ボクも特別な思い入れでみています。
少年のころ(たぶんうちの家族みんなだと思いますが)は、その時代に”タイムスリップ”したような「錯覚」に陥りながらみていました。
ご紹介の大河、総集編でなく単独話でみれるということは魅力ですね! 残念ながらうちにはCSもBSもありません。トホホです。